永遠の生命、安心

永遠の生命と永遠の安心を得る方法を紹介します。

新年 (きらく仙女さんの日記の転載)

2024年01月01日 | 日記
新年
辰の新年おめでとうございます!
皆様、清々しい元日をお迎えの事と存じます。
未だ農暦の元日は先ですが、辰に因んで少し話させて頂きます。

辰は龍を連想させます。東洋では龍はカッコ良いイメージが主のようで、
中国では皇帝を五爪の龍になぞらえ、特別の能力を有するとしてきました。
例えば、神農さんと尊敬される炎帝は龍族の血筋であったとも謂われます。

道院の北極真経は十二支の順に12集説かれ、その辰集は「声色空輪」です。
龍が天空に登ったり降りたりするイメージと関連するかもしれません。私も、
知り合いの龍が異常気象の日に天空の気を整えている様子を見た事があります。

また、周易の乾卦は龍の譬えで説明され、最下部の龍は「潜龍用うる勿れ」です。
十分にエネルギー補給し、かつ最適な時期が来るまで潜むべしという意味ですね。
それに対して最上位は「亢龍悔有り」で昇り詰めた時の注意が説かれています。

小さい山でも昇り詰めると更に登る道が見当たりませんね。風当りはきついし。
その場合の注意点は、エラーをして落ちるというよりも、慢心して侮る事です。
道院の経典中には「実は『亢龍侮有り』である」との由のお言葉があります。

いずれにしましても、文王の用心深さと周公旦の賢明さが伝わってきますね。
けれど、そのリスク回避は簡単です。山の頂上から新たな地平線が続くような、
地山謙の意識を持つ事です。そうしますと「謙遜にして光る」状態になります。

そして、輝かしい光明の世界へ向かって続く修養の道が目前に開けてきますと、
迷わず楽な気持ちでその道を進んで行けば宜しいわけです。そのような機会は、
人にも他の動物や植物にも閉ざされておりません。それが大道の偉大さです。

ですから実際に、龍たちにも修養の道に入る可能性が開かれている道理ですが、
あくまで各々個別です。そして、龍の種類もあります。代表的な水系の龍でも、
基とする場所が湖、海、河川、沼、滝壺など色々で、単独や組織など多様です。

また、自然霊の龍と龍神界の縁者とは別の存在です。自然龍達は真面目で率直、
龍神界系の人達は仏教的分類では他化自在天に当たると謂われるだけあって
プライドが高く、自他の能力や美を好む傾向が強いという特徴があります。

他化自在天は仏界や菩薩界にも接点があり、龍女成仏の事例も起こり得ます。
自然霊の龍が仏界に縁じた例は、私は知りませんけれど、ある河川系自然龍が
大道の真理に目覚めて真霊修養の道を進み始めた実例を視る機会がありました。

「亢龍有悔」ではなく、「昇龍有喜」の実例を示す事ができた個体は今、悠々と
修養生活をされている様です。以前のような、人の世界で謂う地位や名誉などは
ありませんが、ストレスも無く、前以上に自由自在な活躍も可能になりました。

ただ、私の龍の知り合いは数か所に複数いますのに、修養の道に入った個体は
今の所その一体だけです。狭き門かもしれません。けれど、一例でも出たなら、
それに続く者が通れる細い道が出来ているのと同様でしょう。希望が繋がります。

基本的に、自然龍も龍神界系も大道の真理には謙虚で、それに触れる機会があれば、
瞬時に理解して軌道修正する実行力も高いです。現在この世界で人身を持つ方が、
資料の入手や形坐等は有利ですね。自身の有利な条件を活かす事は賢明でしょう。

さて、声色空輪のお話の結論を申しますと、真声真色真空を自然に感知するには、
真息状態になる修養が必要であるという道理に尽きます。声も色も本来皆空という
般若心経の空観とは又別で、真息に由って物理的に真感覚が得られる意味です。

この世界の色も声も幻であり空であるという教えは間違いではありません。又、
その捉え方をして物事への執着から逃れられれば、人生にとって有益でしょう。
ただ、それだけが真実で正しい見方であると執着する事は適正ではありません。

経典では「真原は有形にして無形。一炁の化する所、実虚色空と謂う所無きを
本とすれば、その静するや之を蘊し、その動するや之を化す。」と曰われます。
全ての元である一炁が物事を化してゆく原始は炁と気が息息状態であるとの事。

その状態の感覚では色も声も全て微妙に融合して区別がありません。息々灝々、
惚々恍々と、合する若く化する若く、生尅合化は能く其の真を得て、やがては
大道の息胞に帰し、至善かつ完全安心な真霊状態になる由が説かれています。

その状態に近づくよう真息を練習するのが修養の目標であるとも言えましょう。
辰の年頭に、そのような真息を目指して修養してゆきましょう、という提案が
為されているように連想して受け止めると、未来が明るいではありませんか。

これから愈々、新しい一年。今年は特に変化の一年になりそうです。
常に、心は静かに恬淡に、身は温かく柔らかく、
一歩一歩丁寧に進んでまいりましょう!
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年もあとわずか (きらく仙... | トップ | 備えるという事 (きらく仙女... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事