民意による、経済ルネッサン４１

解答13　(名人)
歴代の政治家は、国民の持つあかりの感情を引き出し、くらやみの感情での行動を封じ込める事に苦労してきたのです。
その為に法律を作って治安力を高めてきたのです。
まず、お金が無くては生きていけない社会を作り出し、このお金のパワーを治安に活用してきたわけです。
ところが最近になって、このお金の需要と供給の関係が旨く廻らなくなってしまったのです。
ものをいくらでも作って与える能力を持った生存人間が沢山いるのに、この層にお金が十分に行き渡らなくなってしまったのです。
また、個人、大衆にも充分なお金が行き渡らなくなってしまったのです。
これでは治安が難しくなる一方となって来たのです。
原因は、お金が片寄り過ぎてしまった事にあります。この片寄りを改正して、需要と供給の関係に充分なお金が廻る仕組みにする必要があったのです。
結論的にいって、①②③を使うより他に方法が無いのです。
お金はたっぷりと持たせておいて、守るべきは守らす、いわゆる厳正な「信賞必罰」の法治国家を作っていかねばならないのです。
その為には、現在のようなお金の片寄りがあっては駄目なのです。
国家がお金を完全管理して、民間は需要と供給の関係のみを満喫できる仕組みにしておいて、軍事力、警察力を高め、治安力を高める法治国家でないと、公序良俗は維持出来ないのです。
人類はその上で、もっと今よりも時間を費やして、「感情操作能力」を高め、「プライド訓練」に専念しなければならないのです。
動物出身の人間には、猛獣使いのチエが必要なのです。
どんな猛獣使いの名人でも、飢えた猛獣は調教出来ないのと同じです。
今日の如く、需要と供給の関係に廻るお金が少なければ、訴訟問題は増え、刑務所には人が入り切らなくなってしまいます。
豊富な湧き水があっても、飲む量があればいいのです。わざわざ貯める必要もないのです。余分な水は捨ててしまっても問題はないのです。
1年間で使い切れないリピート債が国家に没収される事は、一向に構わないのです。
貨幣は全部国家に凍結されても、リピート債さえあれば充分なのです。
文明社会を作り、貨幣制度を作り、お金が無いと生きてはいけない社会を作って、人間の持つくらやみの感情を、お金のパワーを利用して抑えつけることを一応成功させている歴代の政治家の努力も評価するべきなのです。
いま少し、軌道修正を①②③でやる時が来ているのです。