逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

両論併記のSARS2集団免疫戦略

2020年04月18日 | 存在脅威管理理論

加藤陽子の近代史の扉

コロナ禍めぐる対立 説得で最適解へ導け  4月18日 毎日新聞

昭和史を語らせたら右に出る者のない保阪正康氏。その練達のコラムをうけ、この連載が始まる。緊張しないはずがない。まして今がコロナ禍のただ中であれば。

 今を見つめることで過去を再考し、さらに再び現在に視線を戻した時、自らの目に映る「景色」が全く違って見えた経験はないだろうか。私もコロナ禍を機に、100年前のスペイン風邪を振り返ってがくぜんとした。1918年から3度の流行で40万人もの死者を出しながら日本の社会に記憶の痕跡がないのだ。それはなぜなのか。

 歴史家の磯田道史氏の見解が興味深い。感染症は山河・市街の風景を変えないので記憶に刻まれなかったのではないかと。これに私が加えたい観点は「時間」だ。4月11日現在、新型コロナによる米国人の死者は2万人を超えたが、最初に死者が確認されたのは2月29日だった。たった四十余日で地獄を招来したウイルスの素早さに、人間の時間感覚が追いつけないのではないか。たとえれば、人間の記憶媒体にウイルス事案は書き込み不能ではないか。これが私が加えたい観点は「時間」だ。(抜粋)

社告

今週のおすすめ紙面 「近代史の扉」スタート/ごみ削減「ゼロ・ウェイスト」とは/リスク情報にどう向き合うか

「近代史の扉」スタート 18日・土曜日 オピニオン面

毎月第3土曜朝刊掲載の新連載です。加藤陽子東京大教授が、日本近代史上の出来事から今の政治や社会を読み解くヒントを探ります。初回は、新型コロナウイルス対策でのPCR検査(遺伝子検査)についての議論を、戦前、世界恐慌時の対中国外交と比較します。どちらも正しそうな正反対の主張があるとき、理性的な判断のためにどんな思考が必要かを考えます。

安倍アンダーコントロールで極限まで劣化したマスコミ(毎日新聞)

保阪正康昭和史で評価されている原因は、腰抜けの東大教授加藤陽子のように「どちらも正しそうな正反対の主張」などと絶対に言わなかったからですよ。
たしかに「日本軍は悪くなかった」との百田尚樹とか小林よしのりの言い分にも一理は有るが「日本のプロパガンダ」として情け容赦なくバッサリと切り捨て保坂正康自身(あるいは連合国軍UN側の)構築した「正しい歴史」をぶれることなく一貫して語ったことに尽きるのである。
科学的な真理は一つしかなく、今回加藤陽子が行った「両論併記」など怠慢以外の何物でもない。

事実はひとつ。意見はひとそれぞれ (早川由紀夫)

今回SARS2のPCR検査で、日本政府側の言い分と、WHOなど日本以外の言い分が正反対なので、必ずどちらか一方だけが正しい。(科学的な真理は常に一つしかない)
確かに「それでも地球は回っている」のガリレオ・ガリレイのように日本の言い分だけが唯一正しくて、逆に「世界が全部間違っている」
可能性も有るにはあるがモリ加計や強姦事件もみ消し桜を見る会の顛末を少しでも思い出せば自ずから答えは明らか。可能性はほぼゼロ。

重症死亡率100%の脚気や結核が日本で蔓延していた「100年前の世界」

40万人が死んだスペイン風邪を記憶していない原因とは、歴史を知らない爆笑歴史家の加藤陽子や磯田道史の見解とは関係なく、そもそも歴史とは「そのように出来ている」のである。(★注、明治生まれの私の父親の口癖が「もうすぐ死ぬ」だったが、何しろ日本の代表的「死に病」である原因不明の脚気を患い、しかももっと悪いことに社会主義者だったので命がいくらあっても足りない)
歴史的事実を丸々無視する愚かな歴史学者は何が言いたいのだろう、実に不思議だ。(★注、些末な問題を忘れる歴史の記憶と同じで、脳が感じる痛みは最も強い痛みだけ。極端な場合には「差し迫った死の恐怖」でも痛みは吹き飛ぶ)
100年前のスペイン風邪どころか日本人では2009年の新型インフルエンザさえ誰も覚えていない。もちろん私も覚えていない。2009年は記憶に残るもっと大事な歴史的大事件が連続して起きていたのである。(★注、当時の名称は豚インフルエンザだったのでエジプトではキリスト教(コブト教)徒が飼育していた豚全部を殺処分する騒ぎに発展、政治や宗教対立が深刻化したことから以後WHOは土地名や動物などの名前の使用を禁じる)

ごみ削減「ゼロ・ウェイスト」とは』4月17日くらしナビ記事がゴミ

2月5日夜NHKEテレ、唐突に気候変動に代わってが大問題になった海洋マイクロプラスチック問題でプラスチックは生体にとってはまったく無害。たくさん食べたからといって海洋生物にとって何かの影響があるかどうかは不明なので今大宣伝しているウミガメが死ぬ話はデマだった。
もっと驚いたのは、なんとマイクロプラスチックが海洋で99%が不明。どこからも検出されない。
多分、何かに吸収されるか沈殿するかそれとも自然分解するか。いずれにしろ今のマスコミの騒動は不思議。そもそもごく最近に騒ぎ出したプラスチックがこれほど大量に使用されている一番の原因とは無害だから。毒性があれば昔から騒いる。唐突に始まった海洋マイクロプラスチックは今まで誰も本気で研究していなかったので2月5日Eテレが本格的なものとして初めての試み。なんと、分解すると数が増えるはずが、99%見つかっていない。特にミクロン単位はゼロ。この問題に対して、ヘウレーカの九州大学 教授磯辺篤彦は星真一のショートショート「おーい。でてこーい」で説明?する。
穴に向かって「おーい で てこーい」と叫ぶも何の反応もなし。 人々はこれ幸いと その穴に色々な物を投げ込んだ。 大量発生したゴミや機密書類などを廃棄する。果ては危険な核物質まで廃棄する・・という怖い話。
マイクロプラスチックが海洋で99%が不明。どこからも検出されない事実に対して、星新一の「おーい でてこーい」の穴が地球の海ではないかと海洋物理学者の磯辺篤彦が説明していますが、これではコントにはなるが説明にはなっていない。
 

リスク情報にどう向き合うか 17日オピニオン面「論点」 は加藤陽子以上にヘタレ

広瀬弘忠は「人々は分からないからストレスを感じパニックを起こす」「日本のPCR検査は他国に比べ少なく感染数は氷山の一角なので、実態以上のリスクを感じ、過剰なストレスや不安を感じる」「政府のリスク管理は問題だ」
「政府は当初、一度しかない『瀬戸際』という言葉を何度も用いて、(故意に)市民の危機意識を高めた」と批判して「正確な情報公開の必要性」をと強調ているのに、結論は「新型ウイルスとの共存」(英ジョンソン首相の集団免疫)
この「新型ウイルスとの共存」は末期癌ステージⅣの「がんとの共存」とほぼ同じ意味なので恐ろしい。
集団免疫
もしも自分が会社の定期健診が終わった後で唐突に医者から意味不明の「がんとの共存」を言われたと想像してほしい。患者がパニックを起こさないように、婉曲に死亡宣告を行っているのである。


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1 コメント

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Unknown (ローレライ)
2020-04-18 17:16:12
日本政府の用意したガラパゴス結論を否定で着ない日本マスコミの限界。
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