逝きし世の面影

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まだ続いている「自己責任」バッシング?

2018年11月01日 | 社会
『日本語として間違っている「自己責任」論でのバッシング』

2004年に自衛隊の初めての海外派兵(イラクのサマワ)当時に、ワンフレーズ・ポリティクスの小泉純一郎首相や安倍晋三幹事長など日本政府が主導して産経新聞など右翼マスコミによって、にわかに始まったアメリカ海兵隊によるファルージャ掃討戦に巻き込まれて現地のスンニ派武装勢力に拘束された日本人ボランティア3人に対する『自己責任』バッシングですが、14年遅れでシリアのアルカイダ系テロリスト集団に3年4ヶ月拘束されたフリージャーナリスト(安田純平)に対しても再開されたらしい。
そもそも小泉純一郎首相のワンフレーズ・ポリティクス『自己責任』の意味とは、『自国民の保護』との近代民主国家のイロハのイの大原則を自ら放棄するとの暴論中の暴論であり、その意味ではポツダム宣言受諾(無条件降伏)で国家の主権や責任などすべてが無くなった無政府状態である。
ただし、国家としての責任放棄で、なぜか(日本語の理解力に致命的な欠陥がある)お馬鹿な産経新聞とかネットウヨは『バッシング出来る』と思ったらしいが勘違いにしても酷すぎるのである。
(★注、そもそも本当に『自己責任』論が正しいと仮定するなら、安田純平を批判出来るのは、当人である安田純平しかいないことになる。日本語としてみれば、「自己責任」でのバッシングには致命的な欠陥があることが理解出来ない低能ネットウヨ。これ以上に滑稽な話も無い)

金子勝@masaru_kaneko 10月26日
安田純平さんの帰還で「自己責任論」なるものがまたぞろ出ている。人道論、「お上に迷惑かける」がバックにある自己責任論のインチキ、そして社会的責任論の欠けた自己責任論のおかしさ、という点から見てもおかしい。

金子勝 @masaru_kaneko 10月27日
【まとも】安田純平氏に関して「自己責任論」がまだ出ているが、野球のダルビッシュ有氏やサッカーの本田圭佑氏ら海外で活躍するスポーツ選手も「自己責任論」を批判している。「自己責任」で死んでもかまわないの類いの「無責任」な「自己責任論」は国際的には通用しない。

金子勝 @masaru_kaneko 10月23日
【バカか?】
行政不服審査を請求した防衛局が、国の「私人」性を強調し、沖縄県の「職権乱用」と言い出す。南スーダンの日報を隠したのも「私人」だからOKか?データ隠し、改ざんもOK?この国は「私人」が「国防」を担う?姑息な手段を使うから論理が混乱する。アホすぎる。

★注、
日本国の自衛隊が『私人である』と主張する安倍自民党政府ですが、それなら今の自衛隊とは昔の関東軍どころか満州の馬賊扱いである。あるいはISIS(イスラム国)とかアルカイダな°アメリカやイスラエルやサウジアラビアの傭兵組織のソックリさん。マックス・ヴェーバーが国家の定義に使った『正統な暴力装置』との基準を満たしていない自衛隊とは絶句、トホホの極み。

菅野完事務所‏ @officeSugano 10月31日
外務省のサイトよく読んでみ? 「行くな」なんて書いてないのよ。しかも、「行く人によって危険度は違う」とまで書いてるの。よく読むように。世の中にはあなたのような人のためにも、わかりやすい文章を用意してくれてる人がいるんですよ。

安田さんは「ほっといてくれ」というてるわけでしょうw だからこそ「自己責任だというのなら、政府に言え」といってるわけでしょう。 で、その安田さんに「準備甘い」って指摘してなんになるの?はなから「ほっといてくれ」って言ってんだからさw

『なんとも不気味』『不可解だ』としか言いようがない

(なぜか菅野完しか言わないが)2004年に拘束された時に安田純平は誰にでも分かるように『ほっといてくれ。自己責任だというのなら、政府に言え』ハッキリと主張している。
ところが今回、政府も右翼も左翼もマスコミも知識人も一人の例外も無く完璧に忘れている(あるいは、完璧に忘れたふりをしている)とは呆れるやら驚くやら。菅野完一人だけ14年年前の明らかな事実を覚えていたのである。(★注、我が日本国ですが1億総痴呆症だったとは絶句。普通なら忘れるはずが無いのです)

菅野完事務所‏ @officeSugano <回答テンプレ> なにが違うのか、そしてその違いが、邦人の身柄の安全確保という国家としての根幹の作業にどういう違いをもたらすのか、いっぺん論理的に説明してみて? まあ、無理だと思いますが。 「安田は自己責任」とかいう奴に、安全保障とか国家の主権とか語る資格ない。単なる売国奴です。

菅野完事務所 @officeSugano 10月30日
自己責任論を貫くなら、「なんで政府は安田を見殺しにしない」「助けるな」「トルコ当局が身柄確保しても放置しとけ」「菅官房長官はなんで記者会見なんかしてるんだ」って言わないとおかしいということ。そしてそれが安田さんがかつて言ってたこと。ここまで書いたら頭不自由でもわかるでしょ?

ちなみに、シリアも立ち入り禁止ではないよ。外務省のサイト、よく読むように。

安田が「自己責任」って言及してるツイートには、「自己責任だというのなら政府に文句言え」という意味合いしかないが、それ以外になにか安田さんいうてるのか

だから、「安田さんは自己責任だ」って言い出したらなんにだって自己責任論で「邦人保護」って大原則を排斥できるぞ って話なんですが、なんでそんなに難しいですかね?

はい。つまり、「手や口を出すな」と政府に言え と、安田さんはいうてるわけ。 だから、「安田自身が自己責任と言ったんだ」に立脚するなら、安田さん自身の言葉に則り、批判は政府に向けられるべきですよ

菅野完事務所 @officeSugano 10月29日
拉致が北朝鮮の仕業であると公式に判明するまで「夜道を歩くのだから被害にあうのは当たり前」って声に、被害者家族が苦しめられてたことを思い出すべきですなぁ。

これね。いい事例だから再度とりあげとこう。この人さ、「安田は自己責任だと自分で言ってるんだから自己責任だ」って言いたいわけでしょ? だったらさ、批判の対象は、安田さんじゃないw 「なんで自己責任だって言ってるのに手を差し伸べるんだ!お前はバカか、ほっとけよ!」と政府に文句言え

いや、他人の自己でしょうよ。 自己責任だというのならなんで他人の自己に言及するのか。ほっときゃいいじゃないですか。自己責任でしょ。野垂れ死しようがなにしようが、なにが関係あるのか。自己責任でないという人が言及するなら理解するけど、自己責任だという人がなんで他人の自己に言及するん?

安田さんの自己は安田さんですw 安田さんが安田さんの自己に言及して「自己責任」っていうのは当たり前。しかし私は安田さんではありません。あなたも安田さんではありません。 ちなみに、あなたがそこまでバカなのは自己責任です。

菅野完事務所 @officeSugano 10月29日
そりゃそうだろう。安田さんは安田さんの自己なんだからw 当たり前の話じゃないか。なんで他人が他人の「自己」に言及してるんだよ

新聞テレビを問わず、日本のメジャーメディアの紛争地域の報道のほとんどが外電だよりだったりフリーだよりだったりするのって、「自分とこの正社員を出して、なんかあったら、労災めんどくさいから」でしかないからね。

NHKの時論公論で、「ジャーナリストの側も安全確保を」とかいうとるw あほかと。ほんだらNHK、お前らのプロパーの正社員をいっぺん紛争地域にだしてみろよ。お前らそれめんどくさいから、フリーに下請け出しとるんやろうが。なにを偉そうにいうとるんや

つーか、1920年代 30年代の日本語ではテロリストのことを匪賊と呼んだわけだが、これ当時の言葉でいう「支那の匪賊、邦人を拉致!」ってニュースになったら、「自己責任だ!」じゃなくて、「3個師団ぐらいおくって救出してこい!」ってことになってたわけでねw

俺は単に「拉致被害者も安田さんも自己責任やない」というてるの。というか、「人命救助に理由はない」「邦人救助に境目なんかない」とおもってるの。 「安田は自己責任だ!」「拉致被害者は自己責任でない!」という人に、問いかけとるのよ。「その理屈、無理あるよ」と。

在外の邦人が拉致されても主権の侵害ですよ????だから昔はそれが原因で戦争にもなったんでしょうが。なにをいうてるのか

菅野完事務所さんがリツイート
佐藤寛 @kikainoash 10月27日
今本屋に並んでいる岩波『科学』10月号に、菊池先生の UNSCEAR報告書の誤読例のツイートが多数挙げられていて、結果としてデマ発生源になっていると書かれているんですが。

菅野完事務所 @officeSugano 10月29日
いや、それって単に「自業自得だねw」って話だわな。「自己責任」って話じゃない。そして、「自業自得」=「ほっておいていい」って話でもない。 君は日本語が不自由なのか?それとも語彙が極端に少ないのか?

いや、そうなんですよ。一番身近な自己責任論って、「いじめは、いじめられる方に問題がある」です。

「役所が注意を呼びかける場所での被害なんだから」って理屈もよくわからない。首都高のあちこちに「死亡事故多発地帯!注意!」って看板たってるが、そこで死亡事故起こしたら放置されるんか? 「痴漢注意!」って警察の看板立ってるとこで痴漢にあったら放置なんか? ちがうだろう。

拉致事件がおおっぴらに国会で議論される前から、「不審船に注意」「夜の海岸は危ない」という地元警察の立て看板が、新潟や福井の海岸に乱立してましたよ?

菅野完事務所‏ @officeSugano 10月28日
「安田さんは準備が悪かった。危ないのわかってるのだからもっと慎重になるべきだった」論って、「拉致被害者は脇が甘い。日本海側での拉致は既に70年代から地元では噂だったんだから夜に海岸に近づくとか不注意すぎる」っていうものすごく不謹慎な議論と、2mmほどしか距離ないよ?

アメリカ人、結構、あちこちのテロリストに誘拐されとるけど、あからさまに身代金交渉やった形跡あって解放されたとしても「自己責任だ」とか「テロリストを利した」とかいうアホがメディアで大きく取り上げられることないなぁまあ、だから軍隊強いんだろうな。自己責任とか貧乏くさいこといわんから

菅野完事務所 @officeSugano 10月28日
で、びっくりしたけど、橋下徹の本より俺の本の方が売れてるw なんやねんこの「橋下徹人気」のアーティフィシャル感は。

久しぶりに橋下徹のTwitterアカウントみたけど、RTとかもう往時の勢い一切ないやん。 そこらへんのアルファツイッタラーよりしょぼいやん

菅野完事務所さんがリツイート
ポンピィ @pom_pom_pee 10月28日
橋下の見え透いた炎上マーケティングに協力すんなよ。こいつは自己責任論なんてホントはどうでもいいんだよ。炎上で注目を集めたいだけ。それは本人が何度も自著で言ってる。

菅野完事務所 @officeSugano 10月28日
遊興がすぎてサラ金に手を出し借金が会社にも家族にもバレてにっちもさっちもいかない人間が「もう死ぬしかない」と自殺しようとする…ここまでは「自己責任」であり「自業自得」だろう。しかしその人がビルから飛び降りようとしてたら消防隊も出るし救急車も出る。「自己責任だ。死ね。」とはならん。

菅野完事務所 @officeSugano 10月27日
自己責任って言葉は日本語として座りが悪い。三四郎なら美禰子のセリフにしかならない。

菅野完事務所 @officeSugano 10月27日
「きっと、自己責任か。」 老婆の話がおわると、下人は嘲ような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手をにきびから離して、老婆の襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。「では、己が引剥をしようと恨むまいな」 …おお。これはなんとなく自己責任っぽい

菅野完事務所 @officeSugano 10月27日
「自己責任」女は三四郎を見たままでこの一言ひとことを繰り返した。三四郎は答えなかった。「自己責任の英訳を知っていらしって」三四郎は知るとも、知らぬとも言いえぬほどに、この問を予期していなかった。「教えてあげましょうか」「ええ」「ストレイ・シープ――わかって?」 とかかw

菅野完事務所 @officeSugano 10月26日
しかしやっぱりどう考えても「自己責任」って日本語が日本語としておかしいと思う。「自己責任」って名詞なの?動詞なの?形容詞なの?

菅野完事務所さんがリツイート
ポンピィ @pom_pom_pee 10月26日
人命救助にジャーナリストか無職かやくざか、良い事してたのか悪ふざけしてたのかとか関係ないだろ。人命尊重、ただそれだけの話。

で、自分の責任に置いて行動した結果、人質になってしまった。殺されるかもしれない。そこで国なり世論なりが「自己責任」だほっとけでいいのかって話。自損事故だから救急車呼ばなくていいよとか、失火だから消防車いかなくて良いよでいいのかってこと。

だから、安田氏が自らリスクを負って危険地帯に入った、そこで人質として自由を奪われ酷い目に有っている。そこで自分の行為の責任を自ら負う意味での「自己責任」はとってる。「自己責任」が無い訳でなく、もうすでに「責任」を取ってるってことな。

国家なり会社なり組織なりが責任放棄のために「自己責任」を押し付けるのは批判すべきだが、どうなろうが誰のせいにもしないから自分のやりたいようにやらせろって意味での「自己責任」はあっていいよ。まあギャンブルだな。

フリーの戦場ジャーナリストって、作家とかミュージシャンと同じだよな。なんの保証も無く自分で危険を冒して取材して、写真撮ったりビデオ回したりモノを書いて、それこそ「自己責任」でやっていく世界。

そのような状態がいいのかってことだろな。ヤバい仕事を外注してるってことだから。

だからこれ難しいよな。新聞社やテレビ局が危険地帯に行けと命令する事は出来ないだろ。仮に本人が希望しても何か有った場合は会社が責任をとらなきゃならない。だからフリーの記者が自分の意志で危険な場所に行く。何が有ってもだれのせいでもないそれこそ「自己責任」で。

菅野完事務所さんがリツイート
鮫島浩
@SamejimaH 10月26日
邦人人質事件で自己責任論が台頭した後、大手メディアはほぼ横並びで危険地取材から撤収した。自衛隊が派遣されたイラクに日本メディアがとどまっていたら、日報隠し問題は起きただろうか。安田純平さんの解放を機にフリー任せになっている危険地取材の意義を再確認したい

菅野完事務所‏ @officeSugano 10月26日
いや暴論でもなんでもないんだなぁ自己責任論の萌芽ってのは、古今東西、「規制緩和」なんすよ。 参考図書デヴィッド・グレーバー 『官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』

でも、自己責任論の蔓延を生んだのって、「公務員の給料さげろ」「行政の無駄を省け」って言うてる人らですからね。

メジャーリーガー「ダルビッシュ有」のTwitter

国家と個人の関係において自己責任論を蔓延させて、最も苦しむのは当の自己責任論を流布している人間。政府はその世論に便乗して、徴税機能だけはしっかりと残しつつ、市民を守ってきた規制を取っ払い、行政サービスをアウトソーシングして、自らの責任を軽減させていく。自己責任論は害悪でしかない。
@toriiyoshiki 10月25日
ダルビッシュ君が凄くきちんとしたこと言うてはるわ。しょうもないレスにも精一杯きちんと対応しているのには頭が下がる。敢えて火中の栗を拾わんかてよさそうなもんやけど、えらいお人やねえ…。



『安田純平が見たシリア内戦』 2012-08-11 高世仁

私がプロデュースしたTBS「内戦のシリアに潜入した日本人ジャーナリスト」は、フリージャーナリスト安田純平さんが5週間にわたって反政府「自由シリア軍」を取材したがすごい!シリア内戦に関してこれまで最も秀逸なドキュメントで今後これを越える内容の取材はむずかしいだろう。
私自身、シリア内戦をどう捉えてよいか、迷っていた。
国際的には、実に多様な情報が流され、その中には意図的な情報操作も入っているので、シリア内戦の「実態」は謎だった。
8年前、安田純平さんは、イラクで武装勢力に捕まって「危ないところに勝手に行って、みんなに迷惑かけるとはけしからん」とバッシングされた。
その後軍事施設のコックをしながらイラクに滞在し『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』を書いた、いわば異色のジャーナリスト。もとは信濃毎日新聞の敏腕記者であり、ほんとうはイロモノではなく、正統派=オーソドックスの取材ができる実力派でファンも多い。
放送の反響は非常に大きくツイッターでも大反響。
アフガンで誘拐されて名を挙げた常岡浩介《すげえ。tweetも忘れて見てしまった。安田純平の報道特集シリア。》
《テレビ越しの安田さんはやっぱりイケメンだった。戦場でも男前、汚いソファーに寝てても男前。人質仲間なのになんで違うのかなぁ…。欠点を言うなら、スタジオでのペンが安っぽかったね。》
他のツイート
《TBSが安田さんが命懸けで持ち帰った反政府側の「普通の人々」を取り上げる意味は大きい》
《安田純平さんのシリアの取材は凄かった。自国の民間人を空爆する政府軍…政府ってなんのためにあるんだ?》
《安田純平氏の映像がすごかった。自由シリア軍兵士たちの素顔、上空から空爆するヘリ、爆撃された家屋から運び出される住人と地下病院の様子。本当に命がけの取材に敬服。》
《政府軍と戦う自由シリア軍の内情がよくわかる。各地域で立ち上がった反政府勢力の自治組織がゆるやかに連携しながら戦っている。
《 安田さんのレポートを見れてよかった。自由シリア軍からみたシリア。戦いの合間の兵士達が実に素朴で、普通過ぎる顔が印象的》
《安田純平のシリア報道が素晴らしい。自由シリア軍が解放している街ラスタンで、自治が始まっていて、政府軍の空爆を避けるために夜中に稼働しているパン工場とか生活していた人が空爆され、死んでいく事実を捕らえていた。》
(抜粋)



天網恢恢 疎にして漏らさず 『シリアの反政府軍はアルカイダだった』オバマが握り潰したDIA報告書

トランプ政権で最初の国家安全保障担当のフリン主席補佐官はリベラルメディアのいわゆるロシアゲート(ロシア系メディアに出演して大金を受け取ったとして)で一番早く失脚したことで有名だが、アメリカ軍情報部(DIA)トップとして、2012年8月にバラク・オバマ政権へ提出した報告書の中でシリア反政府軍がアルカイダである事実を指摘した。このDIAの警告はオバマ(クリントン)やリベラルメディアに握り潰されている。
しかし、その後内部告発サイト・ウィキリークス (WikiLeaks) がオバマ政権のケリー国務長官談話(2016年)をすっぱ抜き、結果的に2012年のフリンDIA長官の報告書の正しさを証明している。
イランのPars Today『アメリカ国務長官、「ISISの結成目的はシリア政権の打倒」』2017年1月8日によると、2016年9月22日オバマ政権のケリー国務長官は、シリアにおけるアメリカの主要な目的がアサド政権の打倒であるとし、「アメリカ政府は、この目的を果たすためにISISの結成を許可した」。また、「アメリカは、ISISの結成やこの組織の権力増大により、シリアのアサド大統領にアメリカの望む外交的な解決手段を見出させ、退陣に追い込むことを希望していた」とし、「アメリカは、この2つの目的達成のために、ISISの一部のメンバーを武装化した」。
さらに、「アメリカ政府は、ISISがいつでもより強大化することを視野に入れていた」とし、「アメリカは、シリア政府がロシアに軍事支援を依頼するとは予想していなかった」と語った音声ファイルを公開。ケリー長官談話の音声ファイルは、これ以前にCNNやニューヨーク・タイムズに公開されていましたが、肝心のアメリカのISIS支援に関する35分間の部分はリベラルメディアにより検閲、削除されていた。

★注、
いくら生活のためとはいえ6年前にアメリカ軍の傭兵組織である自由シリア軍の従軍記者として恥ずかしいヨイショ記事(プロパガンダ)を作った安田純平。その3年後にはトルコ側からシリアに入って取材相手から拘束される。シリアの反政府組織とはアルカイダだとのアメリカ軍情報部(DIA)トップのマイケル・フリン(Michael T. Flynn)長官の報告書の存在を知らなかったのだろうか。(1回目のシリア入りは両方とも2012年8月なので知らなかったとしても、2回目のシリア入りは3年後なのでアメリカ軍情報部(DIA)報告書は十分に知っていた)
(この米軍傭兵部隊の自由シリア軍にシンパシーを感じる安田純平とは対照的に、同じ時期に毎日新聞に掲載されていたアメリカやNATO軍が支援するリビアの反政府組織に従軍取材した記事では明確に『反政府軍はアルカイダだ』と書いている)





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2 コメント

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安田情報を敬遠する日本 (ローレライ)
2018-11-01 12:36:29
命懸けの安田情報を敬遠する日本は、自己責任騒動にスピンして誤魔化すという話。ヌスラ軍の話は日本政府に都合が悪いみたいだ。
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Unknown (チャイロ)
2018-11-01 16:08:30
 安田氏の今回の顛末が「命がけ」とは恐れ入る。

どこが命がけなのか。
元気に帰ってきた。
何しに行ったのかの想像も言われている。
そんな証拠はないと言うなら、ご本人の元気いっぱいの姿を証拠としてあげたい。
 過去(今後も)三年も拘束されて「地獄だった」というような生活をしてきたひとが...あんなに健康な姿で戻るかよ。誰が見ても変。

 何を信じるのも自由だがオカシイことは変しい。
少なくともこの人を、私はまったく信用しない。
何かに利用された以外にこの顛末は、考えようがない。

そうでしょう。



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