だいぶ更新に間が空いてしまった。いろいろあるのだ。
Bukamuraで『国立トレチェコフ美術館展 忘れえぬロシア』を見てきた。と言っても、ロシア出身の画家なんて、どれだけ思い浮かぶだろうか。私はカンディンスキーしか思い浮かばない。というわけで、名前を知らない画家の作品ばかりの美術展だったが、ここしばらくの美術展の中では抜群におもしろかった。久しぶりに、美術っていいなあと心から思わせられるくらいに。画風としては、写実的な絵画から印象派的な絵画へという流れのままだが、この流れが凄い。少し離れてみれば、精密絵画のような精緻なタッチの絵に見えるのだが、近寄って見ると印象派のわざとタッチを残す、大胆なタッチの絵でもあるのだ。近くから見たときと離れて見たときの印象のギャップが大きく、何度見ても不思議で、どんなロシアンマジックかと思うような絵がいくつかあった。他にも、肖像画もなかなか良いものがちらほらと。名前だけ見れば大したことのない美術展だが、騙されたと思ってぜひ観てほしい。目から鱗が落ちるとはまさにこのことである。
Bukamuraで『国立トレチェコフ美術館展 忘れえぬロシア』を見てきた。と言っても、ロシア出身の画家なんて、どれだけ思い浮かぶだろうか。私はカンディンスキーしか思い浮かばない。というわけで、名前を知らない画家の作品ばかりの美術展だったが、ここしばらくの美術展の中では抜群におもしろかった。久しぶりに、美術っていいなあと心から思わせられるくらいに。画風としては、写実的な絵画から印象派的な絵画へという流れのままだが、この流れが凄い。少し離れてみれば、精密絵画のような精緻なタッチの絵に見えるのだが、近寄って見ると印象派のわざとタッチを残す、大胆なタッチの絵でもあるのだ。近くから見たときと離れて見たときの印象のギャップが大きく、何度見ても不思議で、どんなロシアンマジックかと思うような絵がいくつかあった。他にも、肖像画もなかなか良いものがちらほらと。名前だけ見れば大したことのない美術展だが、騙されたと思ってぜひ観てほしい。目から鱗が落ちるとはまさにこのことである。