哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

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今週の『機動戦士ガンダム00』

2007-12-01 | アニメ
『機動戦士ガンダム00』第9話「大国の威信」
 ……うぉう、どこからつっこんでいいものやら。ソレスタルビーイングの人たち使えなさ過ぎ。前回のあっさりと警察に尋問を受けそうになり、その後助けてもらったマリア王女に自分がガンダムマイスターだとあっさりばらす刹那(まあ、テロが起きた現場近くで警察に職質されている人をかくまうマリア王女の神経もどうかと思う。よっぽど誰かに似ていたのだろうが)。
 それに、仲間として認めてはいないとはいえ、刹那相手に空気を悪くばかりするティエリア。数少ない仲間なんだから、協力しろよ。出自に問題があるのだろうけど、電波で案外軽口でシャイなアレルヤ。そして、遂にロリコンという馬脚を表したロックオンw。ロックオンの対象は誰ですか?
 そして、飲んだくれのスメラギさんにちょっと攻撃受けたくらいでびびりまくりなクリス、そしてロックオンされてしまったフェルトw。さらに、うかつ過ぎな男の人誰か。プレッシャーに弱い人多すぎ。「遊びでやってんじゃないんだよー」とカミーユの鉄拳を食らわせてやりたい。少数精鋭とかそういう問題じゃないだろう。陰性引きこもり多すぎ。そもそも、常に通信や探査を阻害する粒子を放出しているんだから、逆に通信を阻害されてしまう領域を探されるという探査法に対抗するための手段は用意すべきだと思うが。

 ところで、前回のエピソードあたりを考え直すと、ソレスタルビーイングの真の目的って、紛争を阻害することで、その紛争を裏で操っている存在をあぶりだすことじゃないかもと思い始めた。前回のエピソードを見る限り、ソレスタルビーイングにとっては三大国は必ずしも敵ではなく、むしろテロ退治などに使えるときには使ってほしいくらいのよう。だとしたら、ソレスタルビーイングにとっても三大国にとっても敵になりうる、まだ不可視の存在がいるということではないかと。『ボトムズ』のラスボスとか『ガンハザード』(マイナーw)の黒幕みたいな感じの。その不可視の存在に人生を狂わされた人ばかりが集められてソレスタルビーイングの実働部隊をやっているので、あんなメンヘル軍団になっていると。なんか書いてて、当たってるんじゃないかと怖くなってきた。僕としては、そんなユダヤ陰謀説みたいな話はやってほしくないのだけど。

 次回予告で「ヴァーチェの真の能力が」みたいなことを言っていたけど、これはあれですな。ヴァーチェの中には実はガンダムが入っていると。妙にヴァーチェだけとんだデザインになっていたけど、こういう設定なら納得ができる。中にはかつて刹那を助けたガンダムが入っていて、その第四世代ガンダムに第五世代の装備を上乗せして、第五世代ガンダムヴァーチェとか。ちょうど次回予告にワイヤーで拘束されたヴァーチェが映っていたけど、ゲッターロボやVガンダムと同じ、パーツをパージして脱出のパターン。ヴァーチェ拘束→ヴァーチェ外装パージ→真ヴァーチェ降臨(機動力がすごいけれど、エネルギー消費が激しすぎて数分間しか戦えないとかいう設定)→刹那驚嘆。

 しかし盛り上がらないな『00』。女の子のサービスカットばかり多いし。作画が崩れないだけ『SEED』シリーズよりはましか。

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