※この小説はアニメ黒執事を基に、二次創作として執筆しております。
一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。
その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。
■黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 エピソード11
「フレイア、謡(うた)を唄(うた)うのは良いですが、もう少し周(まわ)りの事を環境を考えて唄ってくださいね。坊ちゃんがびっくりして起きて────── 」
セバスチャンは途中(とちゅう)で言いかけてフレイアの部屋から、去って行ったがフレイアは相変わらず気にせず窓(まど)を閉める。
セバスチャンの部屋と同じく閑散(かんさん)としており、フレイアの部屋にないのは紫檀(したん)の漆黒(しっこく)の闇を思わせるグランドピアノだけである
全身が見える姿見の鏡の前にフレイアは行き、燕尾服の首元の細い黒いリボンをご機嫌(きげん)良く調(ととの)えニコッと笑う。
フレイアはセバスチャンと同じ黒の燕尾服を着用したかったが、セバスチャンが─────
「ファントムハイヴ家の執事で、黒の燕尾服を着用する事が赦されるのは私だけです。」
セバスチャンが断固(だんこ)として、黒の燕尾服の着用を許可(きょか)しなかったのでフレイアは黒に薄く青い燕尾服を着用している。
何はともあれセバスチャンが言うファントムハイヴ家の執事と言う職業に就(つ)けたので、フレイアは喜々(きき)として思わず天候(てんこう)の謡(うた)を唄(うた)ってしまった。
まずはセバスチャンにお茶でも、煎れてあげようと思いフレイアは自室から出て行く。
セバスチャンはメイリンにシエルが目覚める事のない永久(とわ)の眠りに就(つ)いている事を話すとメイリンは、泣き崩れ床に倒れ込むとフレイアが駆(か)け寄って来て抱きかかえられ部屋にに運ばれメイリンは寝込んでしまった。
セバスチャンはシエルの世話をしたいがフレイアが何を仕出(しで)かすか分からないので、自室で紫檀(したん)のグランドピアノを弾いている。
セバスチャンの自室の扉(とびら)が三回ノックされ、グランドピアノのを弾くのを止め返答をする。
「どうしました?? 入(はい)りなさい。」
セバスチャンの自室に入室して来たのはフレイアで、ワゴンを押しながら紫檀(したん)のグランドピアノの前に椅子(いす)に座(すわ)って居るセバスチャンの前にやって来た。
ワゴンにはティーコジーを被(かぶ)せたティーポットにティーカップ一客がのせられていて、フレイアはティーコジーを外(はず)しティーポットの持ち手に指を入れティーポットを持ちティーカップに紅茶らしき飲み物を注(そそ)ぎ煎(い)れる。
煎(い)れ終わるとポットをワゴンに戻し、セバスチャンを見つめ無言で飲む様に促(うなが)す。フレイアは終始ニコニコと笑顔でセバスチャンが飲むまで待って居る。
セバスチャンは迷惑そうにフレイアを見るが、セバスチャンが嫌そうな表情をしても怖(お)じけづく事は一切(いっさい)ない。
したかなくセバスチャンは溜め息をつきティーカップの持ち手に指を入れ、ティーカップを持ちフレイアが煎れた紅茶らしき飲み物を飲む事にした。
ティーカップを口元に寄せて紅茶らしき飲み物を含んだ─────────
セバスチャンは紫檀(したん)のピアノの椅子(いす)から立ち上がり、窓辺に行き窓を開けて口に含んだフレイアが煎れた紅茶らしき飲み物を全て吐(は)き出すとフレイアの元へ戻る。
「フレイア!! 貴方は紅茶をまともに煎れられないのならで、執事として貴方を認められません。」
フレイアは何の事かさっぱりな分からずな表情でセバスチャンを見つめ──────
「紅茶?? 私が煎(い)れたこの飲み物は私が遥(はる)か昔(むかし)に仕(つか)えていた王の、目覚めの飲み物で朝寝坊な王が起きないので、毎朝、私が口に含み口移しで飲ませてました飲み物ですよ。セバスチャン貴方に、飲ませれば貴方(あなた)が正気に戻ると思ったのに…‥残念。」
そうフレイアは言うとティーカップの持ち手に指を入れティーカップを持ち、一見(いっけん)は紅茶の様であるが悪魔であるセバスチャンが一口、口に含んだだけで吐(は)き出した飲み物を懐(なつ)かしげな瞳(ひとみ)で見つめティーカップを口につけ全て飲み干(ほ)した。
「何を言うのかっと思えば──── フレイア、私を可笑(おか)しくからかうのは、いい加減(かげん)に止(よ)しなさい。」
そんなセバスチャンにフレイアは、また突拍子(とっぴょうし)もない事を尋ねる。
「そう言えば、私は雇用と主となるセバスチャン貴方が、言う坊ちゃんのお顔を拝見しておりませんでした。どちらにいらしゃいますか??」
「坊ちゃんは───── 」
「坊ちゃんは───?? 私なら坊ちゃんを永久(とわ)の眠りから、目覚めさせられる方法(ほうほう)を知っているのですが、正気が失せた今の貴方(あなた)では坊ちゃんを目覚めさせる事は不可能(ふかのう)でしょうね。」
「今度は何を言うのかっと思えば…‥ どれだけ私を嘲(あざけ)れば気が済むのです?? フレイア貴方(あなた)を見損(みそこ)ないました。」
セバスチャンの言葉に反応せず、フレイアはワゴンを押しセバスチャンの自室を去って行き扉を出る時に後ろを振り返りこう言う。
「憐(あわ)れな悪魔は美(うつ)しい人形と化した存在(そんざい)を、永久(とわ)に愛し続けるのでしょう。私がもし、セバスチャン貴方(あなた)で在(あ)れば永久(とわ)の眠りから目覚めさせられたの─────── 」
その言葉を聞き紫檀(したん)ピアノの椅子(いす)から、セバスチャンは立ち上がると扉(とびら)は閉まった。
黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 エピソード12
一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。
その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。
■黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 エピソード11
「フレイア、謡(うた)を唄(うた)うのは良いですが、もう少し周(まわ)りの事を環境を考えて唄ってくださいね。坊ちゃんがびっくりして起きて────── 」
セバスチャンは途中(とちゅう)で言いかけてフレイアの部屋から、去って行ったがフレイアは相変わらず気にせず窓(まど)を閉める。
セバスチャンの部屋と同じく閑散(かんさん)としており、フレイアの部屋にないのは紫檀(したん)の漆黒(しっこく)の闇を思わせるグランドピアノだけである
全身が見える姿見の鏡の前にフレイアは行き、燕尾服の首元の細い黒いリボンをご機嫌(きげん)良く調(ととの)えニコッと笑う。
フレイアはセバスチャンと同じ黒の燕尾服を着用したかったが、セバスチャンが─────
「ファントムハイヴ家の執事で、黒の燕尾服を着用する事が赦されるのは私だけです。」
セバスチャンが断固(だんこ)として、黒の燕尾服の着用を許可(きょか)しなかったのでフレイアは黒に薄く青い燕尾服を着用している。
何はともあれセバスチャンが言うファントムハイヴ家の執事と言う職業に就(つ)けたので、フレイアは喜々(きき)として思わず天候(てんこう)の謡(うた)を唄(うた)ってしまった。
まずはセバスチャンにお茶でも、煎れてあげようと思いフレイアは自室から出て行く。
セバスチャンはメイリンにシエルが目覚める事のない永久(とわ)の眠りに就(つ)いている事を話すとメイリンは、泣き崩れ床に倒れ込むとフレイアが駆(か)け寄って来て抱きかかえられ部屋にに運ばれメイリンは寝込んでしまった。
セバスチャンはシエルの世話をしたいがフレイアが何を仕出(しで)かすか分からないので、自室で紫檀(したん)のグランドピアノを弾いている。
セバスチャンの自室の扉(とびら)が三回ノックされ、グランドピアノのを弾くのを止め返答をする。
「どうしました?? 入(はい)りなさい。」
セバスチャンの自室に入室して来たのはフレイアで、ワゴンを押しながら紫檀(したん)のグランドピアノの前に椅子(いす)に座(すわ)って居るセバスチャンの前にやって来た。
ワゴンにはティーコジーを被(かぶ)せたティーポットにティーカップ一客がのせられていて、フレイアはティーコジーを外(はず)しティーポットの持ち手に指を入れティーポットを持ちティーカップに紅茶らしき飲み物を注(そそ)ぎ煎(い)れる。
煎(い)れ終わるとポットをワゴンに戻し、セバスチャンを見つめ無言で飲む様に促(うなが)す。フレイアは終始ニコニコと笑顔でセバスチャンが飲むまで待って居る。
セバスチャンは迷惑そうにフレイアを見るが、セバスチャンが嫌そうな表情をしても怖(お)じけづく事は一切(いっさい)ない。
したかなくセバスチャンは溜め息をつきティーカップの持ち手に指を入れ、ティーカップを持ちフレイアが煎れた紅茶らしき飲み物を飲む事にした。
ティーカップを口元に寄せて紅茶らしき飲み物を含んだ─────────
セバスチャンは紫檀(したん)のピアノの椅子(いす)から立ち上がり、窓辺に行き窓を開けて口に含んだフレイアが煎れた紅茶らしき飲み物を全て吐(は)き出すとフレイアの元へ戻る。
「フレイア!! 貴方は紅茶をまともに煎れられないのならで、執事として貴方を認められません。」
フレイアは何の事かさっぱりな分からずな表情でセバスチャンを見つめ──────
「紅茶?? 私が煎(い)れたこの飲み物は私が遥(はる)か昔(むかし)に仕(つか)えていた王の、目覚めの飲み物で朝寝坊な王が起きないので、毎朝、私が口に含み口移しで飲ませてました飲み物ですよ。セバスチャン貴方に、飲ませれば貴方(あなた)が正気に戻ると思ったのに…‥残念。」
そうフレイアは言うとティーカップの持ち手に指を入れティーカップを持ち、一見(いっけん)は紅茶の様であるが悪魔であるセバスチャンが一口、口に含んだだけで吐(は)き出した飲み物を懐(なつ)かしげな瞳(ひとみ)で見つめティーカップを口につけ全て飲み干(ほ)した。
「何を言うのかっと思えば──── フレイア、私を可笑(おか)しくからかうのは、いい加減(かげん)に止(よ)しなさい。」
そんなセバスチャンにフレイアは、また突拍子(とっぴょうし)もない事を尋ねる。
「そう言えば、私は雇用と主となるセバスチャン貴方が、言う坊ちゃんのお顔を拝見しておりませんでした。どちらにいらしゃいますか??」
「坊ちゃんは───── 」
「坊ちゃんは───?? 私なら坊ちゃんを永久(とわ)の眠りから、目覚めさせられる方法(ほうほう)を知っているのですが、正気が失せた今の貴方(あなた)では坊ちゃんを目覚めさせる事は不可能(ふかのう)でしょうね。」
「今度は何を言うのかっと思えば…‥ どれだけ私を嘲(あざけ)れば気が済むのです?? フレイア貴方(あなた)を見損(みそこ)ないました。」
セバスチャンの言葉に反応せず、フレイアはワゴンを押しセバスチャンの自室を去って行き扉を出る時に後ろを振り返りこう言う。
「憐(あわ)れな悪魔は美(うつ)しい人形と化した存在(そんざい)を、永久(とわ)に愛し続けるのでしょう。私がもし、セバスチャン貴方(あなた)で在(あ)れば永久(とわ)の眠りから目覚めさせられたの─────── 」
その言葉を聞き紫檀(したん)ピアノの椅子(いす)から、セバスチャンは立ち上がると扉(とびら)は閉まった。
黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 エピソード12