車輪を再発見する人のブログ

反左翼系リベラルのブログ

左の人、右の人、頭のおかしい人

2009年03月15日 | 反左翼論

左翼か右翼か、保守かリベラルか、世の中には色々な思想の人がいるだろう。理想主義者もいれば現実主義者もいる。平和主義者もいるだろうし、軍備の必要性を説き核武装を主張する人もいるだろう。国家や国歌を愛する人もいれば、世界全体を中心に据えようとする人もいるだろう。右・左、それ以外にもいろいろな面において様々な主張や思想があるだろう。

しかし、私が重要だと思うのは左か右かというような理想の対立軸と共に、というかそれ以上にその理想内の健全性というのがあると思う。平和主義を主張する。確かに空想的かもしれない。しかし、それを最終的な理想として掲げるのは一つの立場だろう。しかし、平和主義者が少数民族を抑圧する中国人民軍を絶賛したら大爆笑だ。同じように、平等主義をひたすら主張する人が学歴差別や、正社員と非正社員との格差の合理性を訴えたり、人権活動家が暴力団を庇ったりすれば意味不明だろう。

しかし、それは実はよく起こっていることでもある。私は右翼ではない。というよりも、ひたすらリベラルではあるが、上のような無茶苦茶な主張に比べたら、右でも左でもどっちでも論理的である限りまともなのではないだろうかと考えている。世の中には色々な考えの人がいるし、時には妥協が必要だろう。しかし、それが理想から遠い独りよがりの特殊な主張を認めることに繋がったら、社会はごく一部の特権階級が恣意的に治める世界になってしまうのではないだろうか。それを防ぐにはまず差別を平等の下に美化したり、平和主義の下侵略を賛美することに反対していきたいと思うのである。

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