花*彩々

花と自然を楽しむひととき♪
レンズ越しに届けたい。。。

旧東海道*宇津ノ谷集落と明治のトンネル

2014年03月26日 21時34分55秒 | 歴史
宇津ノ谷は旧東海道の岡部宿と丸子宿の間にある
山間の集落(間宿)で、
今も江戸末期から明治にかけての街道の面影を残しています。






こちらは”お羽織屋”
豊臣秀吉が小田原攻めの際立ち寄った茶屋で、
ここの主人に親切を受けたお礼に秀吉が与えたと言う『羽織』が
今も大切に保管、展示されています。









家々の石垣が昔ながらの趣きがありますね。

そして、ここ宇津ノ谷の峠近くに『明治のトンネル』があります。
日本初の有料トンネルで、2010年に国の史跡に登録されました。





明治9年に造られたトンネルは、内部を木枠で支えたた造りであったため
その後、内部のカンデラによる火災で消失し、
明治37年に再建、現在の赤レンガ造りとなりました。





ちょっと怖かったけど、トンネルを通り抜けてみました。^^
反対側(静岡市側)から見たトンネルの入口です。



余談ですが、このトンネル、明治時代の古い造りとあって
心霊スポットにもなっているようです。
あまり人が通るということは無いようですが、私が通り抜けた時は
昼間でもありましたから何も感じませんでしたけどね。。。(^_^;)

これで、ワクワクドキドキの旧東海道歩き
(宇津ノ谷峠)はおしまいです。。。
お付き合いありがとうございました☆.。.:*・

















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旧東海道*宇津ノ谷峠

2014年03月21日 20時11分28秒 | 歴史
『蔦の細道』の北側にもう一つの街道、
後の東海道となった道があります。
1590年、豊臣秀吉が北条氏の小田原攻めのため大群を下らせましたが、
ここ宇津ノ谷の細い険しい蔦の細道だけでは足りず、
北の峠道を整備しました。
やがてこの道が江戸時代からの『東海道』となっていきました。

旧東海道、宇津ノ谷峠を歩きました♪
(スタートは岡部側から~)


細く勾配のある蔦の細道とは違って、
こちらは道幅も広く歩きやすいです。。。



少し歩くと、”髭題目の碑”が現れます。
石碑の『南無妙法蓮華経』の文字は髭題目と呼ばれる書体で
日蓮宗の盛んな県東部によく見られるそうです。。。
建立は天保6年(1835年)


こちらは”峠の地蔵堂”跡。。。




この石垣は地蔵堂を構える際、峠の傾斜地に
平らな土地を確保するために積まれたものだそうです。
時代は江戸時代の中頃と言いますから
現代まで当時の姿を残しているのは驚きです。。。



東海道図屏風。。。
赤い○のところが地蔵堂があったところです。
当時の様子がわかりますね。^^


宇津ノ谷峠から宇津ノ谷の集落が見渡せます。








静岡市側に到着。。。
旧東海道宇津ノ谷峠越え、ほんの30分ほどの道のりでしたが
時代をタイムスリップして
当時の旅人に思いを馳せて歩いたひとときでした☆.。.:*・

旧東海道歩きはまだ続く!
次回は宇津ノ谷の集落の家並みと
レンガ造りの『明治のトンネル』を紹介します♪
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『蔦の細道』を歩く*

2014年03月17日 21時22分47秒 | 歴史
静岡市と藤枝市(岡部)の境に宇津ノ谷と言うところがあります。
『蔦の細道』はこの宇津ノ谷の峠(標高210m)を通る最も古い古道で
奈良時代からとも思われているそうです。

有名になったのは平安後期から鎌倉・室町時代の多くの歌や物語に登場したことからで、
中でも『伊勢物語』により広く知られるようになりました。

こんな有名な道が近くにあったのにもかかわらず、
一度も歩いたことがなく
ぜひ一度歩いてみたいと前々から思っていました。
で!ついに昨日、『蔦の細道』を歩いて来ました~!!(≧∇≦)/

登り口は東口(静岡市側)と西口(岡部側)があり
私は東口(道の駅”宇津ノ谷”)からスタートしました。。。





杉木立の中を登っていきます。
今でこそ、歩きやすくなっていますが、
昔は蔦楓が生い茂って細くて険しい道だったようです。。。(-_-;)




30分程で峠に到着。

峠からの景色(岡部方面)





峠から岡部口の方へ下って行きます。


少し行くと”猫石”という苔むした大きな石が現れます。
この石は古代信仰の石で、峠神の磐座になるそうです。。。



石畳のような道が続きます。






二人のおじさんハイカーに先を越されました。。。^^






椿がいっぱい♪







岡部側の登り口に到着。。。


『伊勢物語』の一節に・・・

~~駿河なるうつの山辺のうつつにも
   夢にも人にもあはぬなりけり~~

・・・夢でさえ人に会わない~なんて相当人気のない
   寂しい道だったんですね。。。(>ω<)




登って下って1時間足らずの道のりでしたが
ワクワクドキドキの『蔦の細道』でした。。。

さて、次はここから豊臣秀吉が整備させた
(小田原征伐の際)という東海道を歩きます。。。続く!!(^O^)









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花沢の里*

2014年03月08日 22時03分46秒 | 歴史
満観峰へ登るには登山口(コースによって)が何箇所かあって
私は花沢の里を通って行くコースを歩きました。
今日はこの『花沢の里』を紹介しますね♪



ここ花沢の里には、
奈良時代の東海道と言われる”やきつべの小径”があります。
この道沿いに長屋門造りの家並みが続き、昔の風情を残しています。。。












石垣に生け花が。。。”粋”ですね☆.。.:*・






花沢の里の一番奥に法華寺と言うお寺があります。
境内には早春に咲く緋寒桜が咲いていました♪






小径を歩いていくと、”CAFE"の文字が。。。
山歩きの後、庭カフェでほっと一息♪゜・*:.。. .。.:*・♪





ホットコーヒーとクリームブリュレをオーダー♪


思い立って出かけた今回の満観峰への山歩きと
花沢の里の散策。。。
一度で二度美味しいってとこかな?^^
山歩きと言ってますが、ここはハイキングコースにもなっていますので、
比較的気軽に歩けると思います。
もちろん、花沢の里の散策だけでも十分に楽しめます。
次回は季節を変えて訪れてみたいと思いました(o^^o)♪



今回もたくさんのフォト、
最後までご覧いただきありがとうございました☆.。.:*・











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