はみ出し行政書士日記

破天荒(?)な行政書士が、遭遇する様々な事件に挑戦する日々の実態+α

NHK「プライスの謎」~パートナーは外国人~キャリアな女性の結婚経済学~

2006年05月16日 22時42分49秒 | ニュース
テレビを普段押し入れにしまっているので、殆ど観ることが無いのだが、久しぶりにつけてみたNHKで不思議な番組をやっていた。

なにやら、世の中の現象を経済的な視点から分析?する番組のようなのだが・・・

今回のテーマは、外国人男性(と言っても、これは明らかに欧米の白人男性がターゲット)との結婚を目指す高学歴高収入のキャリアウーマン。

外国人男性との結婚を目指す理由は幾つかあり、「キャリアを捨てられない」「結婚退職の必要が無い」「日本人男性が配偶者に専業主婦であることを望む」「日本人男性が自分より高学歴高収入との女性との結婚を望まない」などなど。

これまで仕事で国際結婚の事例を多数見てきた立場から言えば、これは一部正しく一部間違っていると思う。それは、数々の著作によっても明らかにされている(詳しくは書評カテゴリ「国際離婚」参照)

例えば、アメリカの上流階級(及び高学歴者)の家庭では専業主婦であることは当たり前。
子供の学校は自家用車での送り迎えをするので、妻若しくは夫が付き添う。
レディファーストの文化も、女性=弱者という思考から発生している。

日本人は、欧米の文化に対して盲目的かつ賛美しすぎに思う。
日本の家庭で育った人が外国人と結婚して海外に滞在することも前提に考えるとしたら、その背後にある相手の国、文化、人間関係、親戚、家族といった多くの関係との結婚でもあるのだということをよく理解し、それを受け入れられるようになってからでないと危険であることは、これまでの経験で痛感させられる。

逆に、日本の隣国中国の方が、そういった女性の希望を叶えられる環境が整っていることは間違いない。男女共に働く環境がしっかり整っているし、育児の支援体制も完備。
唯一賃金が少ないというデメリットはあるかもしれないが、それも今後の経済成長次第でどうにでもなる。なにしろ、現時点でも高収入の会社員は日本人並みの稼ぎがあるのだから。

ちなみに我家では・・・家事は分担、収入もお互いが稼ぐ割合に応じて負担、どっちが上とか下ではないような気がする。

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