はみ出し行政書士日記

破天荒(?)な行政書士が、遭遇する様々な事件に挑戦する日々の実態+α

ウソのようなホントの話

2006年07月14日 21時56分44秒 | 衝撃の事件
というのは、世の中たくさんあるけれど、我々法律の世界に棲む人間は、ナニワ金融道みたいな世界に遭遇することは珍しくない。
大変な事態が起きた。

普段お世話になっている外国会社の日本支店。
業績悪化で規模縮小が決定されたのだが、日本で代表をしている人が会社の代表印(つまり実印)と通帳を持って逃げてしまった。

本国から役員が来て、今後のための打合せをしていたのだが、翌日になって行方不明に。
本国を含めてアメリカやヨーロッパにも支店、子会社がある会社だけに、日本での失態が公になれば、会社の名前に傷がつくのは明らかで、早く事態を収集させなければいけない。

日本の代表者が行方不明のままなら、裁判所からの停止命令が無ければ、その後の業務に多大な影響がある。

幸い、事が大きくなる前に何とかなったのだが、そのときの損害が数千万円となり、それが響いて大赤字。
思わぬところに落とし穴があった事件だった。