昨日の夜ワールドカップ決勝戦の前にある番組を観た。
メキシコとの国境で不法移民を取り締まる米国の自警団の様子を撮った番組だった。
国から依頼され仕事としてしているわけでもないのに、彼らは銃を持ちパトロールを
しては不法移民を捕まえ警察に引き渡し、時には射殺しているという。
仕事の傍らそれをボランティアでしている人もいれば、その人達に援助する人がいる
のかそれだけをしている者もいた。
相手が不法移民だからといって勝手にそんなことしていいのかと思うのだが、
警察は自分達も助かるから黙認しているのだろう。
自警団に入る人は主に雇用に不満を抱えるブルーカラーの人達のようだった。
一方番組では不法移民達に手を差し伸べるボランティア団体のことも紹介していた。
その団体は移民が通りそうな場所に飲み水などを置く活動をしていた。
自警団は当然それを快く思っていなくて、パトロール中にその水を見つけると自分達で
飲んでいた。
こういうのを見るとアメリカも病んでいると感じる。
トランプ大統領は近々10兆円をかけて国境に壁を作ると言っている。