人間は類人猿と比べて多くの子供を産む。
人間は毎年にでも子供を産めるが、ゴリラやチンパンジーなどの類人猿は最低4年は間隔を空けないと
次の子を産むことができない。どうして違うのだろう。
人間が誕生したのは今から500万年前から700万年前と言われている。
今のチンパンジー、ボノボとの共通祖先から枝分かれしたとされている。
なぜ人間は類人猿に比べて多産になったのか?
ゴリラの研究で著名な京都大学総長の山極壽一さんによると、人間は森林から草原で
生活することになり、草原に多くいる肉食獣に襲われる危険が多くなった。
なかでも弱い子供が一番狙われる可能性が高い。
なので子供をたくさん産むことにより生存率を高める必要性がでてきたからだという。
そして人間は類人猿と比べて授乳期間が短い。類人猿と比べて成長が遅いのに。
それはお乳をあげていると発情しないかららしい。
なので人間は授乳期間を短くし多くの子供を産むようになったという。
しかし成長が遅いので、お母さんがまだ小さい子供の面倒をみないとなると誰がみるのか?
現代でもおばあさんやおじいさんが子供の面倒をみるが、共同育児は初期人類から
行っていたのではないかと自分は思う。