やりたいことは、やり残したことだ!

今日一日を出来るだけ楽しく過ごすよう努めています。
日々の他愛のない出来事を取り留めもなく書いています。

サウル・アルバレス対チャベス・ジュニア

2017-06-28 16:30:31 | 日記

5月に行われたミドル級のノンタイトル戦。

ノンタイトルながらなかなか豪華な対戦だ。

アルバレスは26歳と若いがすでに2階級制覇をしている。

対するチャベスもミドル級の王者になったことがある。

31歳となったがまだまだ老けこむ年齢ではない。

楽しみな一戦だったが、試合はほぼ一方的な内容となってしまった。

10センチも背が低いアルバレスの左ジャブ、左フックがよく届く。

一方のチャベスは手が出ない、というか消極的。

セルヒオ・マルチネスに善戦した頃の面影は全くない。

たまに攻め込む場面も見られたが、貧弱な攻撃でアルバレスを焦らすまでには及ばない。

チャベスジュニアは、スタミナとタフネスは偉大なお父さんに似て結構ある

と思うのだが、いかんせんパンチがない。

それにキャリアがあるわりに技術的な進歩も見られない。

この試合、動いてかき回す必要があったと思うが、ただ下がるだけだった。

結局3-0でアルバレスの完勝に終わる。

勝ったアルバレスは9月にゴロフキンと対戦することが決まっている。

この試合も楽しみだが、自分はゴロフキンが序盤から圧倒し、中盤から

終盤にかけてアルバレスを仕留めるのではないかとみている。


西島洋介山

2017-06-26 10:42:18 | 日記

たしかまだ西島選手がデビューするかしないかくらいの頃に、日本人初の

ヘビー級チャンピオンを目指すということで、所属するジムの会長とともに

ボクシング雑誌に出ていたのを見たことがある。

ヘビー級で戦うにしては体が小さいなというのと、会長が変わった人だな

というのが第一印象だった。

会長の考えで試合ではボクシングシューズではなく足袋を履いて戦っていた。

当時西島選手の試合はテレビで観たことなかったが、なにかの特集で西島選手の

練習しているところをテレビで観たことがあった。

やや低い姿勢でウィービングしながら左右のフックを打つ様は、想像していたより

俊敏で当時活躍していたマイク・タイソンみたいだなと思ったりした。

西島選手はクルーザー級で東洋太平洋のタイトルを獲り、マイナーだがWBFの王者

にもなっている。

残念ながらその後は所属ジムやJBCといざこざがあったようで、試合をするのが

困難になってしまったようだ。

結局西島選手は現役時はずっとクルーザー級で戦っていたようで、ヘビー級では

試合はしていないと思う。

個人的には西島選手がクルーザー級ではなく、ライトヘビー級で戦っていたらもっと

活躍出来たのではないかと思ってしまう。

ボクシングをやめた後は、総合格闘技に転向していたことは自分は知らなかった。

知っていても観る気はなかったが。


リカルド・ロペス対平野公夫

2017-06-23 10:18:44 | 日記

この試合は大橋秀行をKOしWBCミニマム級タイトルを奪った

ばかりのロペスの初防衛戦。

自分の記憶が正しければ確か平野選手は静岡県出身で、この試合も

その地元静岡で行われたと思う。

後に21度も防衛するチャンピオンのロペスのことは、一部で凄く強いと

評する人もいたが、この頃はまだそんなに評価は高くなかったと思う。

自分は平野選手のタイトル奪取も十分ありうるだろうと思っていた。

1ラウンド、大橋戦のようにロペスが遠い距離からパンチを繰り出し、

平野選手は小刻みに体を左右に振ってこれに対処する。

しかし2ラウンド以降ロペスのパンチの的中率が上がり始める。

平野選手もなんとかパンチをかいくぐり接近してパンチを当てようと

するが、大ぶりのパンチは見切られて空振りしてしまう。

たまに距離が詰まり体がくっつく場面が見られたが、接近戦が苦手な

ロペスは平野選手の背中をポンポンと叩き離れようと合図する。

これに対して、平野選手は素直に従い手を出すのをやめて離れる。

しかしレフェリーが離れろと言っている訳ではないので、レフェリーが

割って入ってくるまで平野選手はパンチをを出せばいいいのにと思った。

ラウンドが進むにつれロペスのパンチはますます強烈に当たり始める。

今動画で観ると平野選手のダッキングやスウェーする場所を予想して

そこにめがけて打っている感じがする。

左フック、左アッパーはサウスポーの死角になり当たるのはわかるが、

真正面から来る右ストレートなどは避けられそうだと思ってしまうが、

これもロペスの上手いタイミングなのだろう。

8回、王者の左アッパーで顔を突き上げられると、最後は左フックから

右ストレートを打ち込まれると平野選手はロープまで吹っ飛ばされてダウン。

レフェリーはすぐに試合を止めた。

今思えば正攻法で勝てる相手ではなかったから、もっと遮二無二向かって

行ったらどうなっていただろうと思う。

しかしロペスと戦った挑戦者の中では、平野選手はかなり善戦したほうだと思う。

カオサイ・ギャラクシー対松村謙二

2017-06-21 16:03:39 | 日記

1989年10月のWBAジュニアバンタム級タイトルマッチ。

両者は同年に2戦しているが自分がテレビで観たのは2戦目の方。

4月に行われた試合で判定までいく善戦を見せた松村選手の再挑戦だ。

1戦目からわずか6カ月しか経っていないが、チャンピオンのカオサイは

なんと!この間に防衛戦を1回している。

自分が後に19度も防衛するカオサイを見たのはこの時が初めて。

金壺眼の風貌と軽量級とは思えない筋骨隆々とした上半身が印象的だった。

タイのボクサーだからボクシングをする前にムエタイをやっていたと思うが、

パンチだけで戦っていたのではないかと思うような体つきをしている。

試合はチャンピオンが有利に試合を進めていたと思うが、松村選手も時折

いいパンチを当てて王者をたじろがせる。

8回は2度目のダウンを奪った王者がKOを狙うが挑戦者は必死に耐えた。

最終回、判定でいいと思ったのか足を使い始めた王者に挑戦者が逆転を

狙って最後の攻めを見せる。

残り30秒も切った時、前に出た松村選手の顔面に王者の左ストレートと

から右フックがカウンターで当たると挑戦者は大きくグラつく。

カオサイは今度はチャンスを逃さずラッシュして試合を終わらせた。

王者は外見通りのハードパンチャーだが、アウトボクシングも出来てパンチ

を当てるのが上手い。

カオサイ攻略には松村選手は研究が必要だったはずだが、あとで動画で

1戦目を観たら2戦目と変わらない戦いぶりだった。

頑張りが松村選手の最大の特徴なのだろうが、もう少し工夫が必要だった。

松村選手はこの後も世界タイトルを目指して文成吉、鬼塚勝也に挑むが

いずれも失敗に終わっている。




ウィルフレッド・バスケス対六車卓也

2017-06-19 13:29:07 | 日記

1988年に行われたWBAバンタム級タイトルマッチ。

自分は高校生の時にこの試合を観た。

まだボクシングに興味を持ち始めて間もなかった頃だったが

この試合の凄さは、そんな自分にも感じとることができた。

顔を腫らしながら王者にインファイトを仕掛ける六車選手の

勇敢な戦いぶりに夢中になってテレビを観ていた。

王者のバスケスはこれが初来日で、後に3度来日し横田広明選手、

葛西裕一選手、渡辺雄二選手と対戦していずれも勝利をおさめている。

この試合は結果は引き分けで六車選手のタイトル獲得はならなかったが、

後に3階級制覇もする強打者バスケスを本当に苦しめたと思う。

今思えばバスケスはハードパンチャーだが距離をとりたがるタイプで、

足を使って逃げるタイプよりも、逆に六車選手のように頭を低くして

接近して来るタイプを苦手にしていたように思う。

バスケスはこの試合終始ロープを背にして苦しい展開だった。

ただ引き分けの判定に関しては、六車選手が攻勢をとっていたように思うけど

パンチの正確さでは少しバスケスが勝っていたように思うのでそういう見方も

出来ると思う。

試合後の六車選手の腫れあがった顔が印象的だった。