逃げるなよ！

年が明けて、年度末が近づいてきます。
年度末が近づいてくるということは、
私たち契約社員の更新の時期が、
近づいてくるということなんですね。

そして、この頃になると、
契約社員は、仕事も増えるし、
更新のこともあって、
気持ちがざわざわして、いろいろと、
ゴタゴタしてくるんです。

ある女性の契約社員さんと、
仲良くなりました。

彼女は私より３つくらい年下。
今彼女は、一緒に仕事をしている、
正職員さんにキツめの口調で
指示や注意をされるのが、
ちょっとストレスになってきてる。
それも、その正職員さんの、
怒るツボがいまだに推し量れないために、
心の準備ができてない時に
いきなりキレられるのが、
けっこう辛いらしい。

彼女はすっかり弱気になっていて、
自ら更新を拒否するかもしれない
とまで言い出しています。

私は、これがいまだに理解できません。

「これ」とは何かというと、
人が嫌、仕事が嫌、会社が嫌、
ここまでは良いですよ。
でも、そういう気持ちが、
「会社を辞める」という気持ちと
直結することが、理解できないんです。

仕事が嫌だということがきっかけで、
他にやりたいことができたとか、
他に行きたい所が見つかったとか、
だから辞める、なら大賛成ですけどね。

いろいろなことが嫌で、
その、嫌なことのために、
自分が犠牲になって辞める、なんて、
そんな安易なことは、許せません。
彼女にパワハラをする職員と同じくらいね。

で、彼女に聞かれました。
「すずりんさんなら、
私の立場だったらどうします？」

即答しましたよ。

「ぶっ飛ばすよ」（もちろん相手を、ね）

「え～！ぶっ飛ばすって？」

「絶対に辞めさせてやるんだって～！」
（もちろん、相手を、ね）

「だって相手は正職員だよ。
こっちはしょせん、契約社員だし。」

「だから何？
仕事もできないで
弱い者イジメするヤツの
仕事を奪ってやれば
良いんだよ～！」

そしたら、彼女は、一言、

「強いね」

と言って、帰って行きました。

待遇上の改善は、ちゃんと
話のわかってくれる職員さんに
なんとかしてもらうとして、
私は何の権限も無いので、
せめて精神論で、彼女が
仕事を失わないように、
彼女を鍛えていきたいと思います