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ある数学愛好者のひとり言

数学好きな私がひとり言をつぶやきます。

微分方程式についての思い ~放送大学印刷教材『微分方程式'23』を購入する

2023-09-22 00:00:16 | 放送大学等の学び

2023年9月22日(金)

 

 9月20日のFacebookに、amazonに注文してあった本が到着した感想を書いた。若干見やすくして

それをここにそのまま転写したい。

 

・・・・・・・・・2023年9月20日のFacebook投稿より・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 amazonに注文してあった放送大学の印刷教材の新品、

    石崎克也著『微分方程式'23』(一般財団法人 放送大学教育振興会、2023.0320 初版)

が到着しました。昨日の午後に注文して、もう今日に郵送されてきました。

 私が印刷教材を入手する方法は、ふつうメルカリで中古本を安く購入することです。新品の場合は学

習センター経由で注文すると1割引になりますので、そのように入手する場合もあります。今回の『微

分方程式'23』は受講者が少なく、今年度からの開講科目であることもあって、めったにメルカリに中古

本が出品されることはありません。また、学習センター経由では申し込みと受け取りにセンターまで出

かけなければなりません。自分が受講しない印刷教材を新品で購入したのは、マーサ21の丸善での

『樋口一葉の世界'23』に続いて今年度2冊目です。

 微分方程式は、岐阜聖徳学園大学教育学部等で授業を受講したことがあります。私自身は得意な方です。

何冊か関連本を持っています。ただ、所持している本が理論面での論究が中心で、実際に解法する演習中

心の本は1冊しかありません。今回の放送大学の印刷教材の『微分方程式'23』は、良く整理されている教

材のように思えました。今年の開講科目ですので、数年間わからないところはインターネット配信から聴

講できます。じっくり読んでいこうと思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 微分方程式は、遙か昔の私の高校時代に数学Ⅲの教材にあった。そのとき習ったのは、

(1)例えば

       yy'=x²

 のような、すぐ積分によって解が求まるような場合(注1)

(2)例えば

       2x(dy/dx)-y²+1=0

のような、変数分離形によって解が求まるような場合(注2)

に限られていた。ともに、それほど難しくない内容であった。ただ、当時は変数分離形で微分方程式を解く

途中で出てくる

       f(x)dx      g(y)dy

との表現の意味がわからなかった。形式な扱いという説明であった。

 現代の高校数学では、微分方程式は教材になっていない。微分方程式が高校数学から外れてから久しくな

る。ただ、数研出版の数学Ⅲの教科書では「発展問題」のひとつとして、微分方程式について触れている。少

し長くなるが、引用しておこう。

 

数研出版教科書『数学Ⅲ』より引用

 

 次に、参照までに購入した石崎克也著『微分方程式'23』の第15講までの各講のタイトルを挙げておこう。

これを見れば、この本がどのような内容で微分方程式を扱っているのか、また放送大学でのこの授業の講義が

どのように進められるのか、推察できるであろう。

 

  第 1講 微分方程式               第 9講 連立微分方程式

  第 2講 変数分離形               第10講 級数解法

  第 3講 1階線形微分方程式           第11講 ラプラス変換

  第 4講 完全微分方程式             第12講 フーエエ級数

  第 5講 数理モデル               第13講 線形偏微分方程式 

  第 6講 高階線形微分方程式           第14講 積分変換の応用

  第 7講 2階線形微分方程式           第15講 解の存在定理

  第 8講 定数係数線形微分方程式

 

(注1)

  (y²)'=2yy'  であるから、2yy'=2x²とする。

    2yy'=2x²  ⇒ ∫ 2yy'dx=∫ 2x²dx    ⇒ y²=(2/3) x³+C

(注2)

   2x(dy/dx)-y²+1=0 ⇒ (dy/dx)=(y²-1)/2x ⇒ 2/(y²-1)・dy=1/x・dx 

  ⇒  2/(y²-1)・dy=∫ 1/x・dx 

   ここで、

    左辺=∫ 2/(y²-1)・dy=∫ {1/(y - 1)-1/(y + 1)}dy=log| y - 1|-log| y + 1|=log | y - 1|/| y + 1|

    右辺= 1/x・dx=log |x|

      である。   したがって、次が成立する。

     log | y - 1|/| y + 1|=log x+C_1 ⇒ (y - 1)/(y + 1)=(±e^ C_1)x  ⇒ (y - 1)/(y + 1)=Cx

         ここに、±e^ C_1=Cとおく。

           y=(1+Cx)/(1-Cx)  C≠0

   ※ 赤字の部分の変形が、変数分離形の基本である。

     ここに載せた問題・解法は、石崎克也著『微分方程式'23』の本文にあった記述から引用したもので

    ある。

 

 

 

 

ちょっと休息  9月21日のFacebook投稿より

 オミクロン株XBB.1.5対応ワクチンの接種案内が、海津市から郵送されてきました。そこで、WEB上から10月

4日13時40分に海津医師会病院で接種する予約をしました。

 ファイザー社製のワクチンになります。前回の6回目の接種が6月13日でしたので、約4ヶ月ぶりになります。
 
インフルエンザの予防接種と同時でもいいということですので、こちらも考えたいと思います。
 
 基礎疾患がありますので、早いほうがいいとの判断です。
 
 

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