にこにこぷん

今日はどんな一日だったかな
2009年8月、’11年8月、’13年7月、’15年10月生まれ
1男3女6人家族です。

お産の記憶 ~4~

2009-12-18 11:25:50 | 
分娩台にのりました。いよいよ・・と感じている余裕もなく。
でも分娩室の小さい窓から朝日が少し差し込んでいたのは覚えています。
病院に到着した午前5時、日の出がはじまっていたのは知っていたので。

自宅で陣痛耐えるときは、とにかく力まないこと・呼吸をゆっくりすることだけを心がけました。
つい力んでしまうけど無理やり『ふぅ~~~~~』と息を吐きます。
テニスボールやゴルフボール(いきみ逃しにいいとされる)とか結局私には意味ありませんでした。
タコ型のつぼおし器をいきみ逃しに使おうと思ってたけど、呼吸するだけで精いっぱいだからそこまで手がまわりませんでした。


さて分娩室ではいきみ感がでてきたら当直の助産師さんに「(何て呼んでいいかわからんけど)せんせいいい~(痛みの波)きましたあああ」
そしたらおけつ辺りをぐいっと押してくれます。驚くほど楽になります。
助産師さんが様子見るなり「6時までに出そうですね。よくここまで我慢できましたね」
って、あなたがまだ我慢できそうやんって言うから耐えたんやがな!!と私の心の叫び。

点滴やら陣痛の始まり時間質問やら色々やることある助産師さん。
一人で全部やってくれてたまに私に呼ばれておけつを押す。
院長先生に連絡する間もなくお産はどんどん進んでいきます。
想像していた「はい、いきんで!!」っていうのはなく、逆に「もう出そうだからいきまないで、はい深呼吸ふぅー」
私ひたすら脱力することに頑張りました。
いつの間にか割烹着みたいなの着せられた旦那さんが付き添い、飲み物を飲ませてくれます。
一生懸命深呼吸ふーふーしてると、唇ががびがびに乾燥するのです。ストロー付きの飲み物は不可欠ですな。

さていよいよ発露(赤ちゃんの頭でた状態)。骨盤の骨が動いてる感覚すごい。
そしてまたしばらくして体がでてきます。これまた骨盤動く動く。ギシギシ!
ちょっと怖いなと思っても後戻りできない。
赤ちゃんが頑張って出ようとしている波に乗るしかないのです。
私はもう身を任せるだけ・・・ハヒィ・・

こうして無事娘は生まれ出て元気な産声をウギャア!とあげたのでした。
入院から約40分。
へその緒を切って、私のお腹の上あたりにのせてくれました。
小さい。でも重い。命の重さを感じた瞬間でした。
体重自体はそんなに重くないのですが、今までお腹に入っていたのが一生懸命外に出てきたんだなぁって。
小さいけど生きようとしている強いパワーが伝わってきます。

さっと体を拭いてからまた私のところに赤ちゃんがきました。
カンガルーケアです。生後まもなくお母さんの素肌に触れること。
ちゃんと自分でおっぱいを探すんです。
上手には吸えないけど、ちょっとチューチューしてました。
泣き方もまだぎこちない。目も開いてない。でもちゃんとぬくもり感じてくれてるんだなぁ

以上お産記録。
次は入院中の思い出でもかこうかな。