にこにこぷん

今日はどんな一日だったかな
2009年8月、’11年8月、’13年7月、’15年10月生まれ
1男3女6人家族です。

死に際

2008-01-21 23:48:55 | つれづれ
ふと母の言葉を思い出しました。
私の母は、私を出産する際に大量出血を伴ったそうです。
それなのに肝炎になるのが嫌だと輸血を拒んだそうです。
生死の境をさまよったらしいです。
どんどん手足の感覚が無くなっていき、
私の産声すら耳に入らず、看護婦が「寝たらダメ!」と
しきりに声をかけてきてコーヒーやらりんごを勧めてきたそうです。
雪山のシチュエーションみたいですね。
でもだんだん体がほわぁ~と暖かく、心地よくとっても眠かったんだとか。

おかげで血を沢山うしなったけど一命はとりとめた母。
母自身、そのとき死を覚悟したそうです。
でも心残りなのは私の産声を聞いていないということ。
「あの子の声ききたい」
その気持ちが命をつなぎとめた、とも言っています。

そんな経験をしたからか、母は「いつ死んでも悔いは無い」と言います。
「あの時(死を覚悟した瞬間)からこんなに長く生きられたし
いろいろ(経済的にとか)大変な時もすごい楽しかったから~」

つよーっ
つよーーっ

それと思い出すのは殿のおばあちゃんの亡くなり方。
大好きなカラオケを歌って、その場でぽっくり逝ってしまわれたんだとか。
しかもそのお葬式では親族が木魚に大ウケ・・・
不謹慎ながら私もこの話を聞いてげらげら笑いました。
でもそういうのもアリだなと。
「あーおもしろかった!」と思いながら逝きたいなと思いました。