ザ・サスペンダー

日本を斬る社会派ブログ

鬼ごっこ

2008-02-24 07:41:47 | モームス


賛成です。
ぜひ夏焼さんに、本物の鬼とはどういうものかご覧に入れたいと思います。
一生忘れられない思い出になること間違いなしです。

寝る子はキュート

2008-02-24 06:55:53 | モームス


これまで、つらいことは先送りにして生きてきました。
そういうわけで、いまごろになって初めて「ゲキハロ第二回公演 寝る子はキュート」DVDを観てる自分がいるわけです。

私の評価はといいますと、当然のことながらイマイチだったわけですが、その理由は以下です。
いまさらこれを観ようって人もいないと思うんで、ネタバレを気にせずざくざく書きますが。

まず演技のほうは大過なく、うまくこなしています。応援企画の学芸会からずいぶん成長しました。
脇役による随所の小ネタはどれもおもしろく、印象に残るものになっています。

ただ、マズいのが脚本です。
この劇のテーマは「成長」だと思うんですね。矢島の。
観客の多くが、わりと早い段階で、異常に肩肘張った矢島をみて、「ああこの子が旅行を通じて人間性が丸くなるというストーリーなんだな」とピンとくると思います。
実際そういうはこびになるんですが、ほんらい矢島の変化の原因は、この物語の最大の事件「幽霊騒動」であるべきなのに、それに矢島はまったく関係していません。
このため矢島の変化の原因が、「幽霊騒動に続くボヤ騒ぎの際友人の安否を気遣わなかったことを鈴木に叱られて反省した」ことになってしまっています。
このプロット上の欠陥によって、感動的なクライマックスの矢島改心シーンでは感動できず、キーワード「寝る子はキュート」の意味不明さもあいまって、単に「ドタバタ騒ぎがありました」という、どうしようもない結末に収束する結果になっています。

役柄について言えば、矢島は変化してどうなったかがほとんど表現されていないため、主人公でありながら魅力のない人物像となってしまいました。
他のメンバーは特徴を見つけるのが難しいほど薄味の個性設定で、いてもいなくても大差ありません。
せめてアルバイト役の2人に何らかのサイドストーリーがあって、鈴木が説教することに必然性を持たせることができればよかったと思うんですが。

で、これらを総合すると、イマイチという評価になります。
「江戸から着信」よりは好きですけど。稲葉が出てないぶん。