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1億3000万分の、独言(ヒトリゴト)

日常の一コマをマイペースに切り取ります

休日に幸あれ

2012年10月13日 | 競技
東京方面は秋晴れの爽やかな一日になりましたね!

爽やかな陽気に誘われて、フラフラお散歩して歩きたい・・・
ところですが、残念ながら今日も試合。
学生リーグも終盤ですが、ウチはまさに佳境に入ってきたところです。

こういうお天気で、
道行く人がウキウキと行楽っぽい格好をして電車に乗るのを見ると、
あーあ、みんないいなあ、何やってんだろ、アタシ・・・と恨めしく
思わないでもない。
こちとらこれから一仕事。
勿論、勝ったり負けたりしても、戦争じゃないから死ぬわけじゃないし、
(今、宮城谷昌光著の『風は山河より』を読んでます)
プロチームのコーチじゃないから職を失うわけでもないけど、
試合ってかなり心臓に悪いし(笑)、
何より負ければ、もー死んじゃいたいって思うくらい悔しい。
現役の時は、試合に負けた時は自分が悔しければ済んだけど、
コーチとなった今は、自分が悔しいだけじゃ済まなくて、
自分の戦術の立て方や練習の進め方なんかを総ざらいしなくてはならないし、
連戦の場合はすぐに翌日に修正できることをしなくてはならないし、
負けた時の、30人近くいる選手に対する申し訳なさ加減は、
まーはっきり言って現役でやってた時の比じゃないよなーって感じてます。

変な意味、日の丸背負って戦って負けた時よりも、
今、学生リーグでヘッドコーチやってて負けた時の方が、
ダメージが大きいです。(ご、ごめんなさい・・・)
コーチってそんなものなのかしら、やっぱり。


ということなので、勢い、試合に行く道すがらの脚は重いです。
もうほとんど叱咤激励して右足前へ!左足前へ!と歩を進めているレベル(笑)
会場の駅に着いたらチョコレート買っていいよ、とか
電車に乗ってる間は好きな音楽聴こうよ、とか
自分をなだめなだめしつつ、「現場」に向かいます。

だからつい、楽しそうにリラックスしている人たちを見ると
羨ましくなっちゃうのだけど・・・


それは選手も一緒で、
特に大学生なんつったら、こんなお天気の爽やかな週末は、わざわざ
苦しい思いなんかしに行かないで、カレシとイチャイチャしたり、
友達とワイワイ遊んだりしたいんじゃないのかな。
だけど、やっぱり自分で選んでこの場にいるわけで、
もちろん逃げるわけには行かない。
でもその分、カレシとイチャこくだけでは得られないような
仲間との一体感だとか、自己達成感だとか、
信じられないような嬉しさだとか喜びだとか悔しさだとか、
そういった振り幅の大きい感情や出来事を経験できるわけです。
それはやっぱりスゴイ事なんじゃないのかなあと思います。

選手がそうやって会場まで足を運んできて、試合の準備をしているわけだから
私も負けるわけにはいかないのです。
「右足前へ!左足前へ!・・・」と進んでいくしかないのでありました。

試合会場に着いた時、普通にアップをしているウチの選手たちを見て
時々、すげえなって思う。
私なんか、自分にムチ打って(笑)やっとの思いで試合会場まで来たのに
この子らったらもういつも通りに試合の準備をしているじゃんかって。


大きいものを得ようと思ったら、やっぱりそれだけの振り幅で
たくさんの苦労や面倒くさいことをする必要があるのだと思うし、
日常にドラマを求めず淡々と丁寧に過ごしていくのもまた良し、だし。

というわけで、
今日は高尾方面に行ってきたのですが、嫌になるくらいいいお天気で、
高尾山の登山客で賑わっていました。


どの人の、どんなスタイルのお休みの過ごし方にも、幸あれ。



















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