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東京サンフィッシュ

落語ときものとマンガとマンボウを愛するコピーライター(こやま淳子)のブログ。

ゴーカート・ゴー・ゴー

2011年02月20日 20時26分16秒 | マンボウ日記
きのう、元いた会社H堂の人たちや制作会社のプロデューサーたちと、

北千住のカート場でゴーカートをした。

いままでデパートの屋上とかディズニーランドでなら

乗ったことがあったものの、そんな本格的なカートは初めてだった。

しかも私はなにをかくそう、無免許なのである。

失効したとかそういうのではなく、1度も教習場に通ったことすらないのである。

とにかく最後まで転ばないように、なるべく人に迷惑をかけないようにと、

最初はそればかり考えて緊張したが、

始めてみると、かなりこれがおもしろかった。

風を切って走るうちに、だんだん無心になってくる。

走行を重ねるごとに、スピードに慣れてくる。

1ラウンド目で1分を切れなかった私のタイムは、4ラウンド目には46秒まで縮まった。

もちろん10人中ビリケツだったが…ううむ。

しかし広告業界の人たちと、昼間に会って遊んで、ランチして、夕方には帰る。

なんてことも、なかなかめずらしいことなので、ちょっと楽しかった。

次回は抜かされないようにしたいなあ。それは無理か。

あけましておめでとうございます。

2011年01月03日 15時32分40秒 | マンボウ日記
今年の年賀状は、2011の11が、こやま淳子のカギカッコロゴになっているという企画。

デザインは、パウダールームの不破朋美さんにお願いしました。


しかしこの年賀状、「年末に届いちゃった事件」というのがあったのですが、

不思議なことに、おなじタイミングで出した方でも、

年内に届いた方と、ちゃんと元旦に届いた方がいるんですよね。

どういうことなんだろう?

もしかしたら出した郵便局は正しく処理したのに、その先に送られた場所の郵便局によって、

処理の仕方が違っていたということなのか。ううむ。


そんな疑問も抱えつつ、今年は年賀状の返事にそんなにあくせくしなくてもいい正月です。

先手を打つって気持ちのいいことなのね。


というわけで、今年もよろしくお願いいたします。


年賀状。

2010年12月26日 12時45分56秒 | マンボウ日記
わたしの出した2011年の年賀状が、昨日ついてしまうという事件が勃発してます。

ううむ。今年は独立の挨拶状も出していないし、年賀状くらいちゃんと出そう。と、

パウダールームの不破さんにお願いして早めにデザインをつくっていただき、

22日頃には第一弾の束をごっそりと郵便局に出したのですが…

料金別納で出したものの、ちゃんと「年賀で」と言ったはずなんですが…うう。

そんなわけで、ちょっと早めに私からの年賀状を見てしまった方、すみません…。

来年もこんな私をよろしくお願いいたします。

スワロ・マンボウ

2010年10月05日 21時02分52秒 | マンボウ日記
母とおそろいでマンボウのブローチを買った。

スワロフスキーのもので、写真じゃよくわからないけど、

カッティングがとても美しくキラキラしている。

「こういうタイプがいちばんスワロフスキーらしい作品なんですよ」

銀座スワロの店員さんが丁寧に説明してくれる。

「マンボウに、なにかゆかりがあるんですか?」

ふと聞かれて、私は素直な気持ちでこう答えた。

「いえ別に。特に理由はなく、ただマンボウが好きなんです」

いままで同じことを聞かれると、

「癒されるから」とか「のんびりしてる様子に憧れる」とか、

あるいは20歳のときに訪れたサンシャイン水族館で、

まるで動かないマンボウのやる気のなさに衝撃を受けたとか、

いろんな理由を述べてきたけれど、結局わたし本当は、

特に理由はなく、ただマンボウが好きなのかもしれない。

それって本当の愛ってことだろうか。

どうでもいいけど。

はじめての文楽。

2010年09月21日 20時32分47秒 | マンボウ日記
昨日、生まれてはじめて文楽を観た。

国立劇場の夜席で、演目は以下の通り。

勢州阿漕浦
 阿漕浦の段
 平治住家の段

桂川連理柵
 石部宿屋の段
 六角堂の段
 帯屋の段
 道行朧の桂川

前半は、「あこぎな奴」の語源になった演目で、

密猟をした上司をかばって死罪になる部下の話(「サラリーマン物語」と、つれていってくれたSさんは言う)。


後半は、40近い既婚者の男が、はずみで寝てしまった14歳の娘と、

なんだかんだあって最後は心中に追い込まれてしまうという、ちょっと怖い不倫のお話。

見る前は、眠くなったらどうしようなどと心配していたが、

けっこうそういうドロドロで、笑いどころもあったりしたので、

最初から最後まで入り込んで見てしまった。

「文楽ってワイドショーみたいなもんだからさ」

とSさん。

伝統芸能とは言っても、もとは大衆芸能だったわけで、

やっぱり人間の興味って、古今東西変わらず下世話なものなのね。

1つの人形に何人も黒子(人形使い)の方がついていて、

よくあれで合うなーなどと思って見ていたけれど、

不思議なことに、だんだん人形しか見えなくなってくる。

人形と、大夫の声と、三味線の音が、ぴったりと合って、

舞台に命を吹き込んでいた。


ここが三条愛宕道、露の命の置き所

定まり事とあきらめて、一緒に死んでくださんせ


情念の音とことばをたっぷり浴びて劇場を出たら、

すっかり涼しくなった夜空に、満月には少し足りない月が浮かんでいた。

秋だなあ。

こんどは着物で来たいと思った。

夏の出会い。

2010年09月01日 12時03分14秒 | マンボウ日記
9月になってしまいました。

今年は、なんだかいろんな方にお会いできた夏でした。

湘南発WEBマガジン「BRISA」のパーティでいろんなアーティストの方にお会いしたり、

黒須美彦さんや谷山雅計さんの誕生会で、広告業界のひさしぶりの面々や、

初対面の方々にお会いしたり、

(TCC同期である中村聖子さんと、10年ぶりに再会できたのはうれしかったです)

友人に誘われていった飲み会で、

いままで会ったことのない異世界職業の方にお会いしたり。

もちろん、いつもの落語友達やきもの友達ともさんざん会っていましたが。

フリーになって、いままでにまして、こういう出会いが楽しいと思える今日この頃。

しかしこうして書いてみると、どんだけ遊んでるんだっていう感じもしますが…

仕事も忙しくなってきたので、ちょっと寝不足な日々であります。

神宮花火とTRF。

2010年08月21日 11時51分01秒 | マンボウ日記
一昨日、友人に誘われ、神宮花火を見に行った。

神宮で神宮花火を見るのは初めてだったが、どこで見るよりも花火が近くて大きくて、

それもデザインされた最新の花火が多かったので、期待以上に楽しかった。

花火大会といってもたいていは飲みやおしゃべりが中心となるもので、

あんなふうにじっくり花火を見ることって、意外とないかもしれない。

同じ方向ばかり見てたので、少し首が痛くなったけど。


花火がはじまる前のステージで、マイリトルラバーが歌っていた。

なつかしい曲のオンパレードだったが、その歌声はライブ向きではないのだろうか、

すごく頼りなくてよろよろしていて、たまにスクリーンに大写しされるボーカルakkoも

なんだか少し老けた気がして哀しかった。

で、そのあと出てきたのである。TRFが。

なつかしー。と、マイラバのときと似たような感慨を持って迎えた私だったが、

すぐにそのステージに釘付けになった。すごいのである。いまだに。

ダンスも、歌も、ボーカルYUKIの美しさも、昔のままなのである。

いや、もしかしたらパワーアップしてたかもしれない。と思うほど、

そのパフォーマンスに観客は魅了され、もりあがり、ともに歌い踊っていた。

神宮球場の広い広い観客席が、一体となっていた。

大切なことはスターダムにのしあがることではなく、そのあとの人生をどう生きるか。

なのだと思った。

歌が好きで、ダンスが好きで、目の前の観客を湧かせることに集中して、ずっとやってきたんだろう。

迷いのない意思の強さが、そのステージにはあった。

小室ファミリーなんて、昔はそんなに好きじゃなかったんだけどなあ。

でも間違いなく時代を築いた音楽のパワーをみせつけられた夜だった。

岡崎裕子さんのこと。

2010年07月16日 14時12分40秒 | マンボウ日記


スズキアルトのCMでお世話になった、陶芸家の岡崎裕子さんから、注文していたパスタ皿が届いた。

白を基調としたトンボモチーフの焼き物が、岡崎さんの代表的な作風で、

女性誌などにも取り上げられ、人気を呼んでいるという。

私も一目みて魅了されてしまった。

きちんとひとつひとつ手作りされた焼き物なんだけど、どこか今風であり、

どこか西洋的であり、それでいて高品質な和の空間にもしっくりと似合う。

そこが岡崎さんの焼き物の魅力だと思う。

アルトの仕事は、去年からずっと企画を重ねてきて、やっとオンエアされたのであるが、

その間、何度か取材させていただいたりして、岡崎さんの仕事スタイルにも心打たれた。

見た目はモデルさんかと思うくらい美しい方なのだが、

その実きちんとご自分なりのスタイルを持ち、真摯に陶芸に打ち込む生粋のアーティストなのである。

今年の春、私が独立することを告げると、まっすぐとみつめられて、

「あの…がんばりましょうね!」

と、言ってくださった。

がんばってくださいね、じゃなくて、がんばりましょうね、というのが、

なんだかとてもうれしい言葉だと思った。

その岡崎さんの個展が、渋谷西武で開かれるという。

岡崎裕子展
7月21日(水)~25日(日)
西武渋谷店 B館8階 オルタナティブスペース

私もこの暮らしを楽しくしてくれる白い器を、すこしずつ集めていきたいと思っている。

旧友。

2010年07月14日 12時40分08秒 | マンボウ日記
先週のことだが、九州でクリエイティブディレクターをやっている國武さんとランチをした。

じつは國武さんは、宣伝会議コピーライター養成講座時代からの知り合いで、

偶然にもTCC新人賞を同じ年に取ったりもしている、13年来の戦友なのである。

一時期、東京の外資系代理店で働いていらしたこともあるのだが、

やはり水が合うらしく、いまはまた九州の代理店で活躍されている。

ときどき広告雑誌などでお名前を見ることはあったが、お会いするのは数年ぶり。

ふと最近、急に私のことを思い出し、調べたら独立してたので連絡してみた、とのことだった。

ひさしぶりに会う國武さんは変わっていなかった。

相変わらず若くて、ポジティブで、まっすぐで、そしてクリエイティブが好きだった。

九州の仕事がいかにおもしろいか、ということを、熱く語っていた。

そして独立祝いといって、オシャレなTIMELINEというペンをくださり、

さらにその上、ごちそうにまでなってしまった。

じゃあ一緒に仕事できるかもしれないね。

ということで、握手して分かれた。

フリーになってよかったと思うのは、こういう日。

PK戦。

2010年06月30日 11時07分39秒 | マンボウ日記
「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った選手だけだ」ロベルト・バッジョ。

1994年アメリカ大会決勝で、PKを外し、優勝をブラジルに譲ったバッジョは、

そのあと、家に放火されたりして大変だったんだったっけ。


昨日、ワールドカップの日本ーパラグアイ戦で、延長戦に入った瞬間、

「PKになったら、いやだな、いやだな…」

と思っていた私。

見ているだけでもう、あの緊張感は、耐えられないものがある。

ふつうに生きていて、あそこまでの重圧を背負うことがあるだろうか。いやあ、ない。あってたまるか。

もしあったら、きっと私は、信じられない失敗をするだろう。

ボールを蹴る前にコケッとなるとか、蹴ったボールがネットに届かないとか。

そもそもプレッシャーに弱いのだ。人数多い打ち合わせで、後からコピー出すのも嫌いだし。

だから、あんな若い選手たちが、あんな場所でボールを蹴ったというだけで、

もう泣きたくなるくらい(いや実際泣いたけど)胸がいっぱいになる。

何を言われたって、堂々としていればいい。

前の試合で負けていれば、あの試合をPKまで持ちこたえられなければ、

あそこに立つことはできなかったんだから。


試合の後、中田英寿も言っていた。

「いやあ、じつはボクもオリンピックでPK外したことがあるので…」

そんな風に言える経験そのものが、ものすごい勲章なのだと思う。