本日、東海道中膝栗毛初編を読了しました。1月に読み合わせを開始してよりまるまる半年が経過しました。初めの頃は3ページ~4ページしか進まなかったものが、いまでは6ページを楽にこなせるまでになっています。このことは皆様の熱意と努力の賜であり同時に、変体カナ習得もいよいよ卒業期に近づいていることを示しています。
弥次郎兵衛・喜多八とともに伊勢参宮を果たすころには変体カナも皆様の身に付いていること間違いありません。
平井さんのヤフーオークション購入品 今回は良寛和尚の書でした。
良寛和尚の書は贋作が多いそうですが、これは間違いなく本物である、と平井さんは言われました。
この書は良寛が編み出した独特の書体で書いてあります。お家流の書体とは全然違っていて私などには読むことが出来ません。奥付に楷書の釋文がありましたのでそれを掲載しておきます。
釋 文
生涯懶立身 騰々任天真 嚢中三升米 爐邊一束薪
(生涯身ヲ立ツルニ懶し 騰々トシテ天真ニ任ス 嚢中三升ノ米 爐邊一束ノ薪 )
誰問迷悟跡 何知名利塵 夜雨草庵裏 雙脚等間伸
(誰カ問ハン迷悟ノ跡 何ソ知ラン名利ノ塵 夜雨草庵ノ裏 雙脚等間ニ伸ブ) ※五言絶句
安散都久比 無閑比能遠可耳 左遠志可當天里 閑美奈鬥幾
(あさつくひ むかひのをかに さをしかたてり かみなつき)
之久礼能安女爾 奴礼都々堂天理
(しくれのあめに ぬれつつたてり) ※万葉仮名による和歌
沙門良寛書
良寛の書に見入る皆様
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