睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

ニンゲン以外の生き物はみんな好き

2009-09-01 06:17:24 | 身近にいる生き物

ヘビ嫌いの方には申し訳ないですが、つづき!(笑)
自分はヘビが苦手だと思っていたら、そうでもないことに気がついた。
かといって触るのはパス、動物園などで飼われているヘビはまじまじと見る。
国の天然記念物「岩国のシロヘビ」は惚れ惚れするほど美しく、あの青大将の
突然変異とは思えないほど神々しい。

普通のヘビに限れば、にょろにょろと地を這う動き、ヌメりのある皮膚、極め付きが
チョロチョロと赤い舌を出しながら「噛み付くぞ」宣言してるような鋭い目付き。
それだけでもだいぶ損をしている、イメージ的にね。
とくにシマヘビのワルガキそうな顔つきはぞくっとくる。

それに毒蛇の存在も大きいか。
古代の神話をひもとくまでもなく、MedousaやAdam & Eveにクレオパトラの自殺など、
ヘビは様々なシチュエーションに登場してその存在感をアピールしてきた。
数ある動物の中でもことさら特異で、畏怖の対象として、良くも悪くも崇められてきた。

実家の裏山はケヤキとくぬぎの雑木林で、日当たりが悪くいつもじめっとしている。
ランダムに組んだ苔むした古い石垣もある。まさにヘビが好きそうなところ。
裏山の近くには自然にできた小さな水溜りもあるので、ヘビ・蛙・カガミッチョ(カナヘビ)・
トンボ・イモリ・ヤモリ・オタマジャクシなど、水場を好む生き物がたくさんいる。

小学生のころ、小さな集落(ダム湖水没)から山越え1時間の徒歩通学だった。
途中の山でシマヘビの子を捕まえると上履き袋に入れてランドセルにポン。
蛙は両方のポケットに。先生の驚いた顔を見るのが楽しかった。
あの頃は平気でヘビと遊べたのに、オトナになるにつれヘビは苦手になった。

無邪気な子供は悪意がないだけに残酷だ。
バッタの羽をもいだり、地蜘蛛の袋を集めたり、カエルで風船遊びをした。
ごめんな。
ニンゲン以外の生き物はみんな好き。






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