鯛のかぶと煮 ～アンチエイジングにも役立ち～

鯛のお刺身・塩焼きなどは、養殖の鯛を大量出荷できるようになり、随分安定した価格になってきた。この日本が誇る養殖産業は、ブリ・ヒラメ・フグなどにも、それぞれの養殖技術の発展で行く先が明るいものとなっている。いま直面している問題は、ロシアの侵略によっての養殖飼料の高騰化が唯一の不安材料だろう。



真鯛のかぶと煮は、背骨も頭も皮も奇麗に食べ尽くす一つの手段で、それぞれの単価をお安くあげるのが上手な食べ方のポイントだろう。鯛の尾頭付きでは、本体の上身よりも、えてして頭付ちかくの白身・頬っぺの白身・胸ビレの裏っかわの白身などが、最高の珍味となる場合が多い。 酒・醤油・砂糖を同量に、味醂少々足して煮詰めていくと鯛のかぶと煮が完成する。





盛り付けるときの技術として、胸ビレは格好良く立てられるように煮ると、イメージが良くできあがる。余裕があるなら配慮して煮あげるのがポイントだろう。一緒に煮込む野菜に、ゴボウを付け合わせると、更に鯛との相性を楽しむことが出来るし、言うまでもなく目の裏のコラーゲンは、アンチエイジングにも役立ちそうだ。

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