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サッカーのこと、フットサルのこと、日常のこと、気づいたら気ままに。

おぉ!開幕ベイビー!

2005-03-05 | Daily life
今日は待ちに待ったJリーグの開幕戦!

ところが、早朝の4時にうちの奥さんに突然起こされ、
長い長い1日が始まった。

「破水した!」

はい?ハスイって何だっけ?(寝ぼけている)
その後急速にアタマの思考回路が動き出す。
我が子の予定日は3月8日。

あっ、破水か。それはまずい!
1ヶ月前に夫婦で通った両親学級で習ったぞ。
妊婦のお腹のなかの羊水が出産のずっと前や陣痛前に出ちゃうことだ。
奥さんが病院へ電話し、すぐに入院するように指示される。
車で駆けつけ、即入院。
陣痛前で破水も少量ということもあり、俺は帰宅。

再び寝かけていた6時過ぎころ、家電話が鳴る。
「陣痛がきたの!すぐ来て!」と少し泣きそうなうちの奥さん。
なんだか慌しいが、またしても病院へ。

しかし彼女は意外に元気で8時の朝食を全部平らげる。
10時ころまではだいたい10分に1度に1分位の陣痛があるようだ。
何度も病室から出ては廊下を行ったりきたりと歩く。
この運動が出産には良いらしい。

その後、6分毎、4分毎とリズムが早くなり
陣痛の痛みも徐々にひどくなり、14時頃に陣痛室に入る。
ここは分娩室の隣で、出産待機用の部屋らしい。
俺はといえば、相変わらず陣痛が来るたびに背中をさすり
がんばれ!と声をかける程度しかできない。

16時頃、彼女の陣痛の声は悲鳴になる。
看護婦さん達も慌しくなり、産まれてもおかしくない雰囲気だ。

17時頃、悲鳴は絶叫に変わる。
彼女の汗が滝のように流れる。
陣痛室から分娩室へと移動する。
分娩台に上がるのかと思いきや、フリースタイルという
昔ながらの出産体勢でマットを敷いた床で行うようだ。
立会い出産をする俺は、彼女としゃがんだ状態で首を交差し
がっぷり四つに組んだ格好である。

18時頃、絶叫というか奇声というか、今まで聞いたこともない
雄叫びが連続し、赤ちゃんの頭が見えるところまで来た。
彼女は俺と組みながら、陣痛のたびに物凄い力で俺の腕を掴む。
先生が「次のいきみで出るよ!長く強くいきんで!」と言う。
更にその後、何十回もその同じセリフを聞きながら、彼女は
失神しないのが不思議なくらいの超パワー&エネルギーを出す。

そして、いよいよ。
19時ぴったりに、元気な男の子が産声を上げた!(゜∀゜ )
やっと産まれた!本当に産まれた!
俺も彼女も自然に涙がこみ上げ、流れる。
感動!感激!そして感謝!


今日は待ちに待っていたJリーグ開幕戦。
我がアルビレックス新潟は19時キックオフでFC東京と。

この開幕キックオフに産まれたベイビーは、どうやら
新潟にもたらす筈の白星を、我が家へ大金星にしてプレゼント
してくれたようです。
みなさん、ごめんなさい。(´ロ`;)

俺の奥さん、本当にお疲れ様!よくやったね!ご苦労様!
そして、俺達の赤ちゃん、がんばって出てきてくれたね。
ずっと待っていたよ。これからもよろしくね!