朝食を食べている母の姿を見て、
記憶にある祖母の姿に似てきたなぁと思った日曜の朝。
平穏な日曜かと思いきや、
午前中、父と私が大喧嘩。
耳が遠くなった父は、怒ると声がすごーくでかい。
昔だったら、びびって逃げていたけど、
今の私は、決して負けない。
口うるさい私が悪いのか?
もう好きにさせてくれ!という父の言い分も良くわかる。
でもね、何か起きた時に対処しなければならない身としては、
危険因子があるのならば、それを止めなくてはならない。
ここ数年の病で体重が40kgちょっとしかなくなってしまった父。
体力が落ちても、気力はまだ年齢以上のものがある。
だからこそ、1日も長く穏やかに過ごしてもらいたい。
娘は、心を鬼にして、父と戦うのだ。
どんなに怒鳴り合っても、
午後には、いつもの状態に戻るのよね、
実の親子だからだねぇ~と母は言う。
耳が遠くなってしまって、
補聴器をつけてと説得するも、
こんなもの使いものにならん!と
1週間で返品してしまった父。
俺は不便なことはない!と言い切って終わってしまった(涙)
瀬戸内寂聴さんも、
『私は不便じゃないけれど、周りが不便というから、
補聴器をつけたのよ~』とTVで言っていたじゃないの!
周りの人のためでもあるんだよーと言っても、
聞く耳を持たず。
(どちらにしても聞いてくれない)
おかげで我が家では、
百均で買ったホワイトボードが大活躍している。
入院時も必須アイテムだ。
老いていく両親をまじかで見ながら、
自分の老い方を考える毎日。
おひとりさまの老後はこれ如何に。
3月はお別れが多い月ですが、
母のところに、
訪問リハビリで来ていた作業療法士さんが、
転職されるとのこと。
訪問時は、母と彼の笑い声が階下から聞こえてきて、
楽しそうにリハビリをしているなと思っていたので、
お別れは、とても残念。
ミニ色紙を描いて最後の日に渡したら、
とても喜んでくれた。
この春、次はどんな出会いがあるかな。