お腹のおへその部分にも顔があるのでへそ地蔵とも呼ばれる、慈恩寺玄奘塔敷地内にある ともちゃん地蔵 です。
玄奘祭のこの日は、ともちゃん地蔵にもたくさんのお供え物がありました。
まだ肌寒かった3月には、厚着をしていましたが、5月5日のこどもの日にはちゃんと衣替えしています。
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ともちゃんは 終戦後に満州の難民収容所でわずか3才で亡くなった男の子の名前。
収容所は、極めて乏しい食料事情、劣悪な衛生状態で
ともちゃんのお母さんも栄養失調に病気が重なり、苦しみながら死を迎えようとしていた時
「ともちゃん、寂しくてお母さんに会いたくなったら自分のおへそを見なさい。
ともちゃんはお母さんのお腹にいるときはずっとおへそからおっぱいを吸っていたの。
だから、ともちゃん、さびしい時はおへそを見なさい。きっとお母さんの顔が見えるからね」
そう言い残してともちゃんのお母さんは死んでいきました。
そして、やがてともちゃんも極寒の満州の収容所で
「ともちゃんのおへそはお母さんの顔!」といいながら死んだともちゃん
死んでいく孤児たちは、みな身体をくの字に曲げて
おへそを見ながら死んでいったそうです。
(原作・増田昭一 「満州の星くずと散った子供たちの遺書」1章
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小さな子どもたちをも犠牲にしてしまう戦争を二度と起こないよう
中国からの引揚者である岩槻在住の村上米子さんが、玄奘塔にともちゃん地蔵を建てたそうです。
玄奘祭のこの日は、ともちゃん地蔵にもたくさんのお供え物がありました。
まだ肌寒かった3月には、厚着をしていましたが、5月5日のこどもの日にはちゃんと衣替えしています。
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ともちゃんは 終戦後に満州の難民収容所でわずか3才で亡くなった男の子の名前。
収容所は、極めて乏しい食料事情、劣悪な衛生状態で
ともちゃんのお母さんも栄養失調に病気が重なり、苦しみながら死を迎えようとしていた時
「ともちゃん、寂しくてお母さんに会いたくなったら自分のおへそを見なさい。
ともちゃんはお母さんのお腹にいるときはずっとおへそからおっぱいを吸っていたの。
だから、ともちゃん、さびしい時はおへそを見なさい。きっとお母さんの顔が見えるからね」
そう言い残してともちゃんのお母さんは死んでいきました。
そして、やがてともちゃんも極寒の満州の収容所で
「ともちゃんのおへそはお母さんの顔!」といいながら死んだともちゃん
死んでいく孤児たちは、みな身体をくの字に曲げて
おへそを見ながら死んでいったそうです。
(原作・増田昭一 「満州の星くずと散った子供たちの遺書」1章
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小さな子どもたちをも犠牲にしてしまう戦争を二度と起こないよう
中国からの引揚者である岩槻在住の村上米子さんが、玄奘塔にともちゃん地蔵を建てたそうです。