ぼちぼち スウェーデン

スウェーデンで見たこと、聞いたこと、考えたことを、同時代に生きるみなさまとシェアーを!

初夏の風物詩

2011-06-11 | 人々のくらし

 

 暗くてなが~い冬のあとにやってきたのが、快適な春。

 

 

  スウェーデン中、ライラックの香りに包まれていたのはつい2週間ほど前まで。

 

 いま満開の石楠花(しゃくな)。

 

 バス停のそばには、野生化した菜の花が良い香りを放つ。

 

  この4~5mの木は、スウエーデン語で「黄金の雨」。真黄色で見事。

               

 ストックホルムはこの1週間ほどは快晴につぐ快晴で、なんと今日の温度は30度近くまでに。もう暑くて頭がぼっとしている。 

寒いとぼやき、暑いとまた、ぼやく。

 

天災が訪れる度に、がまん強さを誇りにされている在日の日本人同胞とかなり違う。自分もその一員なのだが、いったいにこちらの住民は不平・不満が多い。よい面はそれをテコにして政治を動かし、生活水準を改良してきたことであろうか。

  

               

 

先日、所用で街にでかけたついでに、地下鉄2駅分を散歩した。

ちょうど、高校生が卒業を祝う騒ぎに出くわした。大型トラックやダンプをチャーターし、街中をゆっくりと流すのだ。たいてい、ガンガンとロックがかかっている。卒業生たちは上で叫んだり、踊ったり、通行人にビールなどを振りかけていたずらしたりする恒例の行事である。何しろストックホルム中の高校が街に中心地に出てくるそうで、大変な数になる。

 

かなりの交通の妨げになるのは事実。警察によると、救急車などもストップの状態になるので、病院に着く前に死亡するケースもあるそうだ。

 

 

 

 

 

 

  日光浴しながら見物。

 

 

 

  自然にダンスも始まる。

                            

                                                  

 

昔からの習慣で、高校卒業資格を得た時点で、白い帽子をかぶることが出来る。その昔、この白い帽子は一生の生活保障のシンボルであった。いわゆる《学士様ならお嫁にやろか》である。でも、それは昔の話。いまは、一握りの若者だけではなく、義務教育後、ほぼ全員が高校に進学する。白い帽子はかぶれるが、生活の安定からは程遠い。《次は職探し》とか、《卒業はしたが、金なし、職なし、進学先なし》と書かれた垂れ幕がトラックからぶらさがっていたりして、時代を表している。

 

                  

 

PS: ごく最近、社民党(ブログ3月27日参照)が人気を取り戻し、世論調査では穏健党より1~2ポイント多くなり、第一党となった。次の選挙まで2年半ばかりあるので、これからどう動くか全く分からない。その他、キリスト教民主同盟は4ポイント以下で、国会から消える可能性がある。中央党もかなり危ない。保守4党連合で、元気なのは穏健党だけだ。極右、外国人排斥のスウェーデン民主党は、元気。これからもずっと国会に代表を送りつづけるように見える。

 

 


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