S.T.E.P.22's BLOG

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皇室レクチャー

2007年03月02日 | Weblog
「もっと日本のことをよく知りたい!」という想いを共有する仲間で、様々な角度から日本文化を知ろうという試みを始めたのですが、その流れの中で「そもそも日本の皇室制度って、とても特異なものだよねぇ」ということから実現したのが、今日の集いでした。

長い間皇室報道に関わってきたエキスパートから、ほぼ3時間。あらゆる角度から「皇室」について話を聞き、オフレコの部分も含めてとても興味深い話題が満載でした。特に、皇室=日本文化継承というイメージが強すぎる私たちにとって、皇居の内部がほぼ洋室で、しかも靴を脱ぐという習慣がなく、アメリカ同様、靴のまま室内を歩き回っていたり、朝食はオートミールだったり、布団で寝ることはほぼなかったり、和装をすることはほぼなかったり・・・。(確かに、どの写真を見ても、天皇はいつも洋装だなぁ・・・)

一方で、ほぼ年中祭事が続き、どこの放送局でも放送されない中で、沢山の儀式をこなし、しかもそれらがすべて自腹=予算、であり、その儀式のためのお金で、ほとんどすべてが支払われ、自身のために使えるお金が予想以上に少ないと言うことに、一同唖然としてしまいました。トイレに行かないための訓練もしているとは、驚き。

経費削減、少子化・・・私たちが常日頃から直面している問題に、皇室の方々も同じように直面していることにもなんだか親近感が沸き(こうした言い方は失礼なのかもしれませんが)、もっともっと彼らの存在意義や、彼らの日常について、知りたい、学びたい、と思いました。

たまたま別の友人と皇室制度の話題になった際、興味深い指摘を受けました。国際的なプロトコールでは、会議やパーティーなどの場でどういう順番で座るかというと、その一族が反映し続けた歴史の長さによって上座が決まるとのこと。日本の天皇家はこうした事情から、常に上座で、外交上もこのポジションはそう簡単に手放すべきではない、というもの。なるほど・・・。