生パスタだって作れるもん!

イタリア(ミラノ)留学中にステイ先のホストマザー(マンマ)に教えてもらった家庭料理など。。。

生パスタ作りは晴れた日に!

2008-04-14 13:37:43 | 留学日記(料理関連)
夕方に帰宅すると、マンマがオリェケッテ作り中。

手伝おうとしたが、もうおしまいよと言う。

まだパスタこねてるのに? 湿度が高くてうまくいかないんだそうだ。
穴があいてしまう。ふ~ん。



残りはフッシーリに‥最後の5個くらいをやらせてもらえた。


フッシーリ(日本ではフジッリ?)作り。

生地を細長くのばし、5~7cmくらいに切る。


金属の棒(1.5mm角くらい)にまき付けて。手前に引くように、クルクルっと。


出来上がった生パスタ。左がオリェケッテ、右がフッシーリ。

詳しい作り方は以前の記事に書いたので省略。

チェチ(ceci)のパスタ

2008-04-11 22:27:33 | 留学日記(料理関連)
ある晩、夕食を終えた後、マンマが「明日はチェチを食べるわよ」と。
チェチ? 何それ?
見せてくれたのはヒヨコ豆(乾物)。。「明日のために一晩水に浸けておくのよ」とのこと。

豆類を一晩水に浸けておくのは日本でもやること。でも、マンマは塩も入れてました。水じゃなくてお湯。
翌日、夕飯に出てきた時は既に完成品。



作り方は?
「一晩塩水に浸けておいた豆を圧力鍋で煮るのよ。一時間でできるわ。入れるものは、にんにく、セロリ、トマト、オリーブ油‥‥‥(忘れた)‥‥‥ 、塩ね。」

「パスタは別に茹でて食べる時にかけるのよ。これは大きなパスタだけど、細かいパスタでもいいわよ」とのこと。

「たんぱく質がたくさんあるんだよ。肉と同じようなものさ、僕らが子供の頃はカルネ デ ポーベロ(Carne di povero="貧乏人の肉") と、言ったもんだ。貧乏人は肉が買えなかったからね」と、お父さん。

珍しく、チーズが入っていない料理でした。あっさりしていて、胃にもたれないパスタ。美味しかったです。

Finocchio(フィノッキオ )

2008-04-05 11:55:18 | 留学日記(料理関連)
ある日、冷蔵庫を開けたら、こいつがズラッと並んで棚一段分を占拠していた。
ポケモンのキャラ!?

謎の野菜。あはは(^-^)。何か、かわいい。

マンマに聞くとフィノッキオという野菜。
大きめの玉ネギくらいのサイズ。
セロリの親戚かな?

切るとセロリに似た香り。生で食べた感じは、セロリよりもソフトで食べやすい。生でも煮てもokだそうです。



辞書には「ういきょう、別名フェンネル」とありました。

ラム肉とカルチョーフォの煮込み

2008-03-25 20:14:33 | 留学日記(料理関連)
アニェッロ コンニ カルチョーフィ

イタリアではパスクア(イースター、復活祭)には子羊を食べる習慣があるそうです。

今年のパスクアは3月21日(金)~24日(月)

そして、今はちょうどカルチョーフォとアスパラガスの季節。

てことで、月曜日(祝日)の昼食はラム肉とカルチョーフォの煮込みでした。

カルチョーフォ入りは初めて作ってみたとか。

作り方は‥
「玉ねぎ、ニンニク、ワイン、生ハム‥‥などなど入れて煮込んだのよ」と、マンマ。

はぁ。適当に煮込んだわけですか‥‥

美味しいっ!! 幸せになる、美味しさ。

付け合わせの丸いものは"ニョッキ アラ ロマーナ"です。
作り方は次回。

豆腐サラダ

2008-03-22 20:53:46 | 留学日記(料理関連)
今週一番美味しかったもの。

ミラノの中央駅近くの日本食屋さん「友よし」で食べた
「豆腐サラダ」


細かく切ったレタスの上に揚げ玉がたっぷり。角切りの豆腐とアボカド。真ん中は薄切りのトマト。黒オリーブが少しのってて、ゴマたっぷりのしょうゆベースの和風ドレッシング。

「揚げ玉」ってわりと忘れがちな脇役の食材と思っていましたが、
このサラダの中ではかなり自己主張してました。
こんなに美味しいものだったか??? 
揚げ玉すごいぞ!再発見。

カップチーノとラッテマッキアート

2008-02-18 17:36:22 | 留学日記(料理関連)
イタリアのコーヒーは濃くて苦~い。
外で飲む時はいつもカプチーノかラテ・マキアートを頼んでました。
ミルクたっぷりのコーヒーは大好きです。


お砂糖が2つ。。全部入れてました。


カウンターの奥にはお酒のビンがたくさん。
下戸の私には関係なし。


ガラスのカップのカプチーノ。


ラッテマッキアートです。“ラッテ(Latte)”が「牛乳」、“マッキアート(macchiato)”は「シミをつける」という意味。たっぷりのホットミルクにエスプレッソを加えたもの。
「カフェマッキアート」と注文すると、小さいカップのエスプレッソにミルクをちょこっと入れて出してくれます。


ミラノ人の朝食の定番、“ブリオッシュ”とラッテマッキアート。
“ブリオッシュ(brioche)”はクロワッサンにクリームやチョコが入ったもの。ミラノ以外の地方では“コルネット(cornetto)”と呼ぶようです。



ラッテマッキアートとワッフル。チョコのソースが美味しかったな。


自販機のカプチーノ。0.5ユーロ。


一番右がカフェの自販機。エスプレッソ、カプチーノ・・・・カフェイン抜きのカフェも選べます。←一度間違えてボタンを押してしまいました。まずかった。。

カフェはデザートの後!

2008-02-17 11:26:34 | 留学日記(料理関連)
食後の甘~いデザートと苦~いエスプレッソコーヒー。
一緒に食べたらいいんじゃないか?と思ったりしますが、デザートを食べ終わらないとカフェが来ないんだなぁ。


マンマの作ったドルチェ(名前は忘れた


カフェです。小さなカップに半分。濃くて苦いんだコレが
お砂糖4杯とか入れて飲んでました。
この濃さに慣れてしまうと日本のコーヒー(ドリップ)は薄すぎて飲めません。


コーヒーメーカー。粉と水を入れて直火にかけます。
お土産に買って帰ろうかとも考えたけど。。。実家はIHなのでした。

栗とかナッツとか

2008-01-23 16:09:30 | 留学日記(料理関連)
イタリアの家庭料理。デザートはいつもドルチェなわけではありません。
季節のフルーツとか木の実を良く食べます。


ピーナッツ、くるみ、へーゼルナッツ。みんな殻つきです。


ドングリみたいですが、これはヘーゼルナッツ。
殻を割って食べます。


焼き栗です。焼く前にナイフで切れ目を入れておきます。
破裂防止のためです。

ミラノの郷土料理「ポレンタ」

2008-01-13 11:10:42 | 留学日記(料理関連)
マンマが食卓に運んできたスープ皿にはクリーム色のトロっとしたものが・・・
「あ、パタテ・プレッ!?」
横に居たお父さんがニッコリ、
「違うよ~。これはポレンタだ」と、嬉しそうに笑った。

「ポレンタ(Polenta)」は、ミラノ・北イタリアの代表的な家庭料理のひとつ。
以前レストランで昼食に食べたことがある。あの時はスペアリブの付け合せだった。一見ポテトサラダ風で、なんかベタっとした妙なもので。。。。一口食べて残したんだっけ・・・

お父さんは嬉しそうだけど、私はパタテ・プレッの方が好きかも。


ポレンタの上にキャベツやサラミソーセージやらの煮込みをよそってくれた。


うっ・・ 私、サラミソーセージ苦手なんだよね、それにブヨブヨしたコンニャクみたいな謎の物体まで乗ってるし。。。。


ん~~。
皿を前に躊躇していると、食べ方が分からないと思ったのか、マンマが
「ナイフで切って食べなさい」と。
え??  あ・・・ポレンタを“切って”食べてる!?
さっきお鍋からよそったのに、お皿の中でプルプルに固まってる!?


言われた通りナイフを入れてみる。スッと切れる。不思議~!!
やわらかく煮えたキャベツと共にフョークで口へ運ぶ。
おおっ!! 美味しい~!! 
レストランで食べたベトっとしたポレンタはニセモノだったのか??

サラミソーセージもちょこっと切って一緒に食べてみる。おおおっ! 結構いける!!
野菜と煮込んで、キツイ味が抜けて いい具合に食べやすくなってる!!!

「レストランのより美味しいよ! トウモロコシの粉だっけ?」
「そう、簡単よ、お湯で煮るだけ。日本には無いのかい?」
「・・・無い」
「スーパーに行けばセットになってるのが売ってるわよ」

謎のブヨブヨは皿に残した。

「食べなくてもいいわよ」と言われたが、何事も経験と思い直してひと口だけ食べてみる。
うげっ! やっぱりダメだコレは無理。
ゼラチン質のかたまり。内臓のどこかだよな。。。恐る恐る聞いてみる「これは、何?」
辞書で引くと・・・・豚さんの「皮」でした。

スペインでどうしても食べられなかった「牛さんの胃袋」を思い出してしまった。