生パスタだって作れるもん!

イタリア(ミラノ)留学中にステイ先のホストマザー(マンマ)に教えてもらった家庭料理など。。。

栗とかナッツとか

2008-01-23 16:09:30 | 留学日記(料理関連)
イタリアの家庭料理。デザートはいつもドルチェなわけではありません。
季節のフルーツとか木の実を良く食べます。


ピーナッツ、くるみ、へーゼルナッツ。みんな殻つきです。


ドングリみたいですが、これはヘーゼルナッツ。
殻を割って食べます。


焼き栗です。焼く前にナイフで切れ目を入れておきます。
破裂防止のためです。

生パスタ打ち「ニョッケッティ」と「ルマッキーニ」

2008-01-15 11:54:52 | レシピ
生パスタ打ち第2弾!

ニョッケッティ(Gnoccetti)とルマッキーニ(Lumachini)を教えてもらいました。

生地は以前作った生パスタ、「オレッキエッテ」や「フッシーリ」と同じ。
強力粉(Semola di grano duro)を塩の入ったお湯だけで練る。耳たぶ位の硬さになったらOK。

ニョッケッティは、生地を細く伸ばし(8mm径くらい)、細かく切り(8mm~10mm)、1つずつ指やナイフで押しつぶします。

手前にあるのが1つ分に切った生地、奥の方がニョッケッティ。

マンマは指で潰してました。指ではなかなか難しいけど、ナイフを使えば結構簡単。フチまで薄く、オリェケッテよりも薄く延ばす。勝手にクルッと丸まってくれる。
動画はこちらへ

ルマッキーニは巻貝のような形。語源はエスカルゴ。同じように細かく切った生地を指で潰しながらクルッと一回転。

こちらも手前のは潰す前の生地。

マンマがやると簡単そうだが‥‥私がやるとニョッケッティになっちゃうよ。。。


20回くらい失敗してコツをつかんだ。分かると簡単、これは楽しい♪ 習得~♪
動画はこちらへ


左上の方にある小さめのがルマッキーニ、残りはニョッケッティ。
多少、形が変でも、大切なのは「薄さと内側の空間」とマンマは言ってました。

この2種類は豆(レグーメ:Legume)を煮て一緒に食べるんだそうです。
いっぱい作って今回も冷凍保存。


そして翌日。。。

朝から朝からレグーメ(Legume:豆)の煮かたを教えてくれた。

一晩水につけて置いた白いインゲン豆と、
塩少々、ブロッコリーとセロリを掛け合わせたような野菜一本(ひと枝?)、香菜(パクチーの仲間か?) 少し、トマト1個分ザク切り、にんにく2かけくらい(切らず)、ローリエの葉2枚を鍋に入れる。

圧力鍋でとろ火。1時間くらいで完成。

別に茹でたルマッキーニ、ニョッケッティに混ぜて食べる。

写真? 味??

実はこの日、私は友人達と外食してしまいまして・・・
食べてませ~ん。。

コレな~んだ??

2008-01-14 12:01:32 | 留学日記(雑記)
このブログ、最近読者が増えてきたのでクイズを出してみます。

コレは一体なんでしょう? コメント入れてください。
(私がお土産にコレをあげた人は「正解」を書かないように!)

イタリアで買ってきたお土産の中で一番ウケが良かったものです。


一番オーソドックスもの。素材は「木」。軽いです。


お店にはカラフルなものもありました。(形は2種類だけ)


大きさはコレくらい


横から見るとこんな形

goo.ne.jp/user_image/5a/5a/40d7cc36ceff7ce936d082ec7e2010d4.jpg">
裏側(どっちが裏だ?)


コメントが10件入ったら正解発表しようかな


ミラノの郷土料理「ポレンタ」

2008-01-13 11:10:42 | 留学日記(料理関連)
マンマが食卓に運んできたスープ皿にはクリーム色のトロっとしたものが・・・
「あ、パタテ・プレッ!?」
横に居たお父さんがニッコリ、
「違うよ~。これはポレンタだ」と、嬉しそうに笑った。

「ポレンタ(Polenta)」は、ミラノ・北イタリアの代表的な家庭料理のひとつ。
以前レストランで昼食に食べたことがある。あの時はスペアリブの付け合せだった。一見ポテトサラダ風で、なんかベタっとした妙なもので。。。。一口食べて残したんだっけ・・・

お父さんは嬉しそうだけど、私はパタテ・プレッの方が好きかも。


ポレンタの上にキャベツやサラミソーセージやらの煮込みをよそってくれた。


うっ・・ 私、サラミソーセージ苦手なんだよね、それにブヨブヨしたコンニャクみたいな謎の物体まで乗ってるし。。。。


ん~~。
皿を前に躊躇していると、食べ方が分からないと思ったのか、マンマが
「ナイフで切って食べなさい」と。
え??  あ・・・ポレンタを“切って”食べてる!?
さっきお鍋からよそったのに、お皿の中でプルプルに固まってる!?


言われた通りナイフを入れてみる。スッと切れる。不思議~!!
やわらかく煮えたキャベツと共にフョークで口へ運ぶ。
おおっ!! 美味しい~!! 
レストランで食べたベトっとしたポレンタはニセモノだったのか??

サラミソーセージもちょこっと切って一緒に食べてみる。おおおっ! 結構いける!!
野菜と煮込んで、キツイ味が抜けて いい具合に食べやすくなってる!!!

「レストランのより美味しいよ! トウモロコシの粉だっけ?」
「そう、簡単よ、お湯で煮るだけ。日本には無いのかい?」
「・・・無い」
「スーパーに行けばセットになってるのが売ってるわよ」

謎のブヨブヨは皿に残した。

「食べなくてもいいわよ」と言われたが、何事も経験と思い直してひと口だけ食べてみる。
うげっ! やっぱりダメだコレは無理。
ゼラチン質のかたまり。内臓のどこかだよな。。。恐る恐る聞いてみる「これは、何?」
辞書で引くと・・・・豚さんの「皮」でした。

スペインでどうしても食べられなかった「牛さんの胃袋」を思い出してしまった。







パタテ・プレッ! 

2008-01-11 11:59:29 | レシピ
じゃがいものピューレです。Patate pure'(パタテ プレッ:プレッは尻上がりに発音)

これはマンマは好きで沢山食べるけどお父さんはあんまり好きじゃないという料理。


材料:3~5人分
じゃがいも     5~8個
バター       100~150g
パルメザンチーズ  20~30g
牛乳        100~150cc
塩         適宜

作り方:
茹でて皮を除いたジャガ芋を潰す。
鍋に入れ、バター、塩、粉にしたパルメザンチーズ、牛乳を加え、木べらでかき混ぜながら弱火で加熱。




ポコポコと泡が弾けたら出来上がり。

召し上がれ~!


マッシュポテトとポタージュスープの中間? 一見胃に優しい流動食ですが、かなりバターがきいているのでお腹にどっしりきます。。。マンマみたいに沢山は食べられません。


↓コレはジャガイモつぶし器

分かりにくい写真ですが・・下の白い部分にジャガイモをはさんで上のグレーの部分を手前に倒すと挟まれたジャガイモが潰れ、向こう側にたくさん開いている小さい穴からニョロニョロ出てくる・・・トコロテンとか、ひき肉、スパゲッティを作る道具を想像すると分かるかな??

このジャガイモつぶし器がなかったら、のし棒か、ワインの瓶を横にして じゃがいもの上をゴロゴロ転がすように潰すといいそうです。ワインの瓶を縦にして底で潰すのはどう? と聞いてみたら、ダメ! との返事。少量ならフォークの背で少しづつ潰すのも可だとか。

パスタのソース(トマト味)を作る!

2008-01-09 16:54:32 | レシピ
手打ちして冷凍保存しておいた生パスタ、オレッキエッテとフッシーリの調理です。

生パスタの冷凍作業をしていたお父さんに
「これはどうやって食べるの?」と訊いたら
「これは“ちーまでらーぱ”と食べると美味しいんだ」と。
「何それ??」
「野菜の“ちーまでらーぱ”だよ。知らないのか?」
・・・・謎の野菜「ちーまでらーぱ」は結局、食卓には出てこなかった。

帰国後、思い出して検索してみると
“Cima di Rapa”(チーマ ディ ラーパ:直訳はカブのてっぺん→カブの花?)という菜の花に似た野菜。最近は日本でも手に入るような話。


結局、私が食べたオレッキエッテ&フッシーリはトマトソースでした。
ということで、今回は「パスタ用トマトソース(Sugo di Pnmodoro:スーゴ ディ ポモドーロ)」の作り方~♪

材料:3~5人分。
仔牛肉          700gくらい
オリーブオイル       適宜
タマネギ          1/3個
塩             少々
瓶詰めトマト(自家製)   500ml 
生バジル         2枝(葉10枚くらい)



火にかけた鍋にオリーブオイルをひき、ぶつ切りにした仔牛肉を入れます。タマネギを薄く切り入れ、塩を少々振ります。

まな板使わないんだよね。。。


木べらで返し、弱火にして10分ほど加熱。


トマトソースとバジルを投入。
好みで赤唐辛子(タカの爪?)を入れてもいいらしい(今回は使ってません)。
弱火で1時間以上煮込みます。ときどき木べらで混ぜて様子を見ます。


2時間後。完成したトマトソース。


では、ここからパスタの調理です。

材料:3人分
パスタソース                 適宜
オレッキエッテ&フッシーリ(冷凍)    食べたいだけ
塩                     少々
パルメザンチーズ(すりおろしたもの)    30g

パスタを茹でましょう。

塩を入れ良く沸騰させたお湯に、冷凍庫から出したパスタを投入。
「どのくらい食べる? これくらいか?」
お父さんがお皿に持って1人分ずつ量っていました。


塩を入れ忘れ、あとから入れるマンマ。

10分弱で茹ります。
湯で加減は・・・1つつまんで食べてみる。。お父さんが「OK」と言えば完了。
ザルで湯を切り鍋に戻し、出来立てのパスタソースを少しとパルメザンチーズ(大さじ3程度)をからめます。
動画はこちらへ

お皿に盛り、さらにパルメザンチーズとパスタソースをかけます。






完成です♪



召し上がれ♪
食卓にはレタスの入ったボール。コレは手づかみでバリバリ食べてました。


こちらはパスタソースに入っていた仔牛肉。
付け合せはナスの酢漬け(自家製)。この酢漬けとの相性が絶妙でした。別々に食べると見た目通りの味しかしないのが、一緒に口に入れると、あら不思議!! ってくらい美味しさがアップ!! 
美味しかったです~♪ ご馳走さま。


そうなんです、このご家庭で使っているトマトの瓶詰めやナスの酢漬け、自家製なのです!!
夏の間に沢山作って保存しておくんだとか。。


「今度は夏においで、ジャムも作るんだよ」。食料庫(押入れ)の棚には桃やさくらんぼの自家製ジャムも。。「買うよりコストが掛かるけど、美味しいから作るのだ」と。素晴らしい!!

生パスタの手打ちです♪(オレッキエッテ&フッシーリ)編

2008-01-08 18:45:38 | レシピ
手打ちパスタ。強力粉を塩の入ったお湯だけで練る・・・
コレが、たぶん一番基本的・一般的な“生パスタ”だと思います。

私がマンマに教えてもらったのは、
オレッキエッテ、フッシーリ、ルマッキーニ、ニョッケッティの4種類。

今回は最初に教えてもらったフッシーリ(Fusilli)とオレッキエッテ(Orecchiette)の作り方です。(2種類ですが、いつも一緒に作って一緒に食べていました)。


材料:
強力粉(セモリナ粉)            500g
お湯1リットルに塩を小さじ1/2入れたもの  適宜


作り方(打ち方):

強力粉(Semola di grano duro)を少々のお湯(塩入り)でまとめ、よく練って生地にする。硬さは「耳たぶくらい」。
(この生地からルマッキーニ、ニョッケッティも作れます)


手のひらの手首に近い部分を使って力を入れて良くこねます。



ではまず、フッシーリ(Fusilli):
細く伸ばして、パスタ1つ分に切り分ける。
太さは7~8mm。長さは5~8cm。
動画はこちらへ

小さく切ったパスタ生地を金属の棒(太さは1.5mm角くらい)に巻きつけ、ねじりん棒状に成形。


文字での説明は難しいので「動画」を見てください。
動画はこちらへ

この、金属の棒さえあれば簡単です。バーベキューの串とかで代用できるのかなぁ・・??
>動画はこちらへ

市販されてる乾燥パスタのフッシーリ(カタカナ表記は「フジッリ」ですか?)はもっとクルンクルンしてるけど。生パスタはこんなもんです。





こちらはオレッキエッテ:
まずフッシーリの時と同じくヒモ状にします(太さ7~10mm)。


このヒモを端から1つ分ずつ(1cmくらい)ナイフで切りながら、丸く引き伸ばし、
指を使って小さなドーム形に成形します。


動画はこちらへ

ナイフで手前に引くと、生地がクルッと丸まります。
それを破らないよう指で裏返します。
左の親指に帽子をかぶせる感じ。。。分かるかなあ?





出来上がったオレッキエッテ(Orecchiette)語源は「耳」です。
フチの部分に厚みを残すのがポイント。

実際、手を取って教えてもらいましたが、難しいですよ。
コツをつかむまでは何度も失敗。
失敗したら、丸めて、こねて、生地にまとめてもう一度。
暇さえあれば楽しい作業ですよ。
これも「動画」でどうぞ。
動画はこちらへ

マンマが1つ1つ作っているパスタをお盆に並べているのはお父さんです。これをお盆ごと冷凍庫へ。。。

私がキョトンとして見ていると。
「今日は食べないんだよ」と・・・・

かなり期待していたのでショックでした。

1~2時間してカチカチに凍ったら保存用のビニール袋(ジップロックみたいなの)にまとめていました。
一度に大量に作って冷凍保存。食べたい時に食べたいだけ茹でて食べるのだそうです。

オレッキエッテとフッシーリの割合は・・・7:3くらいかな?
一種類だと単調なので違う形が混じってると見た目にも楽しいです。


コレは私が作ったオレッキエッテ。写真が暗いですが。。
いろんなパスタを教えてもらって、最後に復習(?)した時の写真です。
かなりソレっぽく、上手になってるでしょ??
(これでも、形がキレイにできたのを選んで写真撮ってます)

次回はこのパスタの調理。

生ハムに合うフルーツはメロンなのか??

2008-01-07 14:44:23 | 留学日記(料理関連)
明けましておめでとうございます。
久しぶりの更新です。

お正月は実家で過ごしました。イタリア帰りってことで、イタリア風の料理を作ってくれ~! と、家族にリクエストされてしまったりするわけでよ。
しかも、ありあわせの材料で、手早く、簡単に・・・

・・・・結局、作ったのは「チーズとハムの盛り合わせ」。
切って綺麗に並べるだけさっ♪ コレだって立派な一皿!!
(チーズがあれば「イタリア“風”」だもんね、へへっ)

で、彩りを考えて生ハムをアレンジ。キウイを生ハムで巻いてみたら、なかなか好評でした♪ 義姉の「生ハム柿」(生ハムメロンの柿版)には勝った気がする!(←料理対決??)

話を数ヶ月前のイタリアに戻しましょう。
イタリアで生ハムと合わせるフルーツといえば、やっぱり「メロン」です。
「生ハムメロン」は“前菜”とか“おつまみ”にちょこっと食べるものだとばかり思っていたのですが。。。
ある日、郊外の定食レストランでの昼食、コレがメイン料理のリストにあったのです! 一度お腹いっぱい食べてみたかったんだよね~。迷わず注文

この店の定食は、一皿目(スープやパスタ、リゾット)、二皿目(肉や魚+付け合わせ)、が日替わりでそれぞれ3~4種類あって好きなものを選んで組合せます。パンとミネラルウォーターがついて9ユーロ。

一皿目は「シリアルのスープ」にしました。

大粒の小豆みたいな豆(?)が煮崩れていて、ザラッとしたお汁粉みたいな食感、穀物(麦など)が数種類入って薄い塩味。好みで粉チーズをかけます。

二皿目、出た~~ 生ハムメロン~♪ メロン・コン・プレシュート!

コレをメイン料理で食べたのは初めてです。
(イタリア語で生ハムは“プロシュート”と言います)
イタリアの生ハムは塩味がキツイ。。。生ハムだけを一度に沢山食べると、しつこくて気分が悪くなりそう。。。
メロンがあるから何とか食べられるのかも!? 頑張って全部食べました。付け合わせはサラダ。オリーブオイルと酢、塩を好みでかけて食べます。

食後に「ラッテマッキアート」(たっぷりのホットミルク+エスプレッソ)。

(飲みかけ写真・・)

イタリアで「カフェマッキアート」と注文すると、小さいカップに エスプレッソ+ホットミルク少し が入ったものが出てきます。
日本で言う「カフェオレ」とか「カフェラテ」のようなものが飲みたい時は「ラッテマッキアート」と言って注文します。2ユーロ。

お会計にはコペルトと呼ぶ席料(イタリアの習慣)が1ユーロ加算され、合計12ユーロ。
見た目の量の割にはお腹がキツかったです。ごちそうさま~。