生パスタだって作れるもん!

イタリア(ミラノ)留学中にステイ先のホストマザー(マンマ)に教えてもらった家庭料理など。。。

ダシをとった後の肉も美味しくいただきます♪

2007-12-31 14:22:12 | レシピ
1月9日追記:
調理中の写真が出てきたのでつけたし&少し書き直しました。。
トマトは瓶詰めじゃなくて、生使ってたし、ケーパーはトマトと一緒のタイミングで入れてました。その辺を書き直しました。



“Carne con pizzaiola”(カルネ・コン・ピッツアイオーラ)。直訳すると「肉のピザソース和え」??
食べた感じからすると、「肉のトマトソース煮」ですね。
長時間コトコト煮込んだ(煮出した)骨つきの仔牛肉ですから、やわらか~~くなってます。それをトマトベースのソースで味付け。美味しいですよ♪

作り方:
ブロード作りでダシをとった後の骨付き仔牛肉  ?g
タマネギ      1/3くらい
ニンニク      2片
ケーパーの酢漬け  適宜
トマト       2~3個分
オレガノ      少々
塩         少々
オリーブオイル   適宜


薄切りにしたタマネギとニンニク(切らない)をオリーブオイルで軽く炒める。トマト、オレガノ、ケーパーを加える。




骨をはずした肉を投入。弱火で煮込む。塩で味を調える。



動画はこちらへ
完成♪

ケーパー(ケッパーですか?)の酸味が程よくきいて、美味しかったです。
私のお皿にはコロッとした白い塊が!?「コレ何?」「ニンニクよ、食べなくていいわよ」
でも、食べてしまいました(←ニンニク好き)

パスタ用のブイヨンスープを作る!

2007-12-30 15:18:47 | レシピ
“クアドゥルッチ(Quadrucci)”はブイヨンスープで食べます。
イタリア語ではブイヨンのことを“ブロード(Brodo)”と言います。

で、“クアドゥルッチ イン ブロード(Quadrucci in Brodo)”と言えばブロードにクアドゥルッチの入った料理。

ブロードは鶏がらでもOKですが、今回教えてもらったのは骨付きの仔牛肉でダシをとったもの。

では、まず「ブロード」の作り方。

材料:3~6人分
骨付き仔牛肉  400~500g
タマネギ  1個
ニンジン  1本
セロリ   適量 
ローリエの葉   2~3枚
塩  少々

作り方:
仔牛肉はぶつ切り、野菜も適当に切り鍋に入れる。水1.5~2リットルとローリエも入れ弱火で小一時間じっくり煮込む。

肉、野菜を引き上げ、皿にとっておく(捨てません、別に調理して食べます)。ザルでこし、塩で味を調える。
動画はこちらへ

「仔牛肉のブロード」出来上がり♪


そして「クアドゥルッチ イン ブロード」の作り方。

材料:
ブロード      適量
生クアドゥルッチ  1人 100gくらい?
パルメザンチーズ  1人 10~30g

ブロードを再沸騰させ、クアドゥルッチを投入。3分ほど煮る。
動画はこちらへ

皿に盛り付け、たっぷりのパルメザンチーズをかける。
(お父さんはダシをとった後の野菜もパスタの下に入れて食べてました)


熱いうちに召し上がれ♪
動画はこちらへ

次回は、ダシをとった後の仔牛肉をトマトソースで味付けした料理、
“Carne con pizzaiola”の作り方。

生パスタ打ち(Quadrucci:クアドゥルッチ)

2007-12-29 16:43:38 | レシピ
“クアドゥルッチ”(Quadrucci)、単数形(辞書に載ってる形)は“クアドゥルッチョ”(Quadruccio)、語源は「四角い」。薄力粉をたまごを使ってこねて作るタイプのパスタです。

パスタは1個(一粒)で食べることは無いので基本的に複数形です。
スパゲッティ(Spaghetti)の単数形はスパゲット(Spaghetto)、マッケローニ(Maccheroni=「マカロニ」)の単数形はマッケローネ(Maccherone)です。


材料:3人分
薄力粉(Farina 00 di grano tenero) 300g
(パスタは一般的に強力粉で作りますが、これは薄力粉なのです!)
たまご  3個

「薄力粉100gにたまご1個」×人数分です。珍しく分かりやすいです。

作り方(打ち方)

薄力粉にたまごを割り入れ、まとめます。

 
動画はこちらへ


両手を使って良くこねます。手のひらの手首に近い部分を使い、力を込めてしっかり練ります。


動画はこちらへ

良く練った生地をマッタレーロ(Mattarello:麺棒)を使って薄く伸ばしていきます。




動画はこちらへ

1mmほどの厚さに伸ばしたらナイフで切ります(1cm角くらい)。




切ったあと、くっつかないようにフキンの上に広げています。


動画はこちらへ
この画像では切る前に2つにたたんでいますが、貼りついてしまい、一枚一枚はがすのが大変でした。

はい、パスタ打ち終了♪
簡単でしょ? 

私がマンマに教えてもらった生パスタの中で一番簡単だったのがコレでした。
初めてなのに、ナイフで切る作業は途中から任されてしまい、半分以上は私が切りました。
生地を畳んで切ると、生地同士が貼りついてしまい、一枚一枚はがすのがたいへんでした。たたまずに切った方が楽です。

私にナイフを渡して、マンマは・・・
その間に、ブイヨンスープの用意。このパスタはブイヨンスープ(Brodo:ブロード)で煮て食べるのです。

次回は、ブロードの作り方から、完成まで。
"クアドゥルッチ イン ブロード"(Quadrucchi in Brodo)の調理法です。



チーズをおろすのはお父さんの仕事!

2007-12-29 11:27:00 | 留学日記(料理関連)
イタリア人はチーズが大好き。
料理に使う粉チーズは使う直前にチーズおろしでゴリゴリ粉にします。
パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano-reggiano:パルメザンチーズ)です。
この家庭ではお父さんの仕事。



パスタやリゾットを食べる時にはこれをドカッとかけます。一度に大さじ2~3杯分くらいかけてるんでは?? 

スーパーマーケットでも普通にチーズを塊(切り身?)で売ってます。
もちろん、粉になったものも売ってます。

動画はこちらへ
(↑↑↑ゴリゴリやってる画像です)

ポルトガルやスペインのお菓子

2007-12-26 19:06:30 | レシピ
ポルトガル人の方にポルトガルでクリスマスに食べるというお菓子「ラバナーダ(Rabanada)」をご馳走になった。

少し日がたって硬くなったパンを砂糖を溶かした牛乳に浸し、タマゴをからめて揚げる。ポートワインの入ったソースをかけて食べる。。

ん? これ、スペインにもあるぞ!! 
クリスマスじゃなくてパスクア(Pascua:復活祭、イースター)に食べるお菓子だってスペイン人に教わった。かけるのはポートワインのソースじゃなくて砂糖とシナモン粉だったけど。

レシピが見つかったので載せておきます。

スペインのお菓子「トリハス(Trrijas)」の作り方~♪

材料:5~10人分?(^ー^;)
数日たって硬くなったパン一本(フランスパン系)
牛乳 1リットル
卵 2個
シナモン 棒を一本と粉 適宜
白砂糖 大さじ3
サトウキビの砂糖(←翻訳するとこうなる。グラニュー糖でいいと思います)適宜
レモンの皮 半個分

作り方:
牛乳にレモンの皮、シナモン棒を入れる。大さじ3の砂糖を加え、中火で沸騰させる。
沸騰したら火から下し、常温まで冷ます。
冷ましている間にパンを切っておく。(1~1.5mm厚)
切ったパンを冷ました牛乳に浸す。
その間にたまご2個に牛乳を少し加え溶いておく。
パンが牛乳を吸ってやわらか~くなったら、溶きたまごにくぐらせて、良く熱したオリーブオイルで揚げる。
黄金色(キツネ色)になったら油をきり、皿に盛り、サトウキビの砂糖とシナモン粉を振りかける。


このレシピを教えてもらった時、早速作ってスペイン人の方に試食してもらいました。
一度目は「違~う! 揚げすぎ! ミルクと砂糖が足りない!」とダメ出し。

で、二度目の挑戦。ミルクへの浸水時間を長くしてみました。

スペイン人は「まだ、ミルクが足りない。表面はカリッと、中はトロッと」と。

何が違うんだ??
そして3度目、さらに浸水時間を延ばしました。ミルクを全部吸い込んでしまうまで。そして、さいばしでつかめないほどプヨプヨになったものをスプーンですくって油の中へ・・・

これを食べてもらうと「これはトリハスだ!」とOKが出ました。

そう! 問題は「さいばし」だったのです!!
揚げ物はさいばしを使うと便利。。。こんな便利なもの使わない手は無い!と思っていた私ですが、考えが変わりました。

道具が変わると味も変わる! 洋食作りにはさいばし使っちゃいけません!

トリハスは、スプーンですくって油に投入、フォークで引き上げて初めて本物の味になるのでした。


それから、硬くなったパンを切るより、切って2~3日放置すると楽かも。

ちなみに、このお菓子、イタリアでは未確認です。


(いい写真が見つからなかったのでレシピについてた白黒写真です)

クロスタータ(Crostata)の作り方

2007-12-26 17:53:50 | レシピ
クロスタータ=「Crostata」の訳は「タルト」でいいんでしょうか?
食べた感じはクッキーに生地にジャムをはさんで焼いたようなもの。

材料:10~12人分?(^ー^;)
砂糖180g
バター150g
卵黄3つ分
レモンの皮 適量
薄力粉300g
バニラ(粉でした・・いわゆるバニラエッセンス?)少々
イースト  適量
("Lievito"を辞書で引くと「酵母、イースト菌」とあるのですが、この場合は「ベーキングパウダー」ですかね。
ちなみにピザを作る時の"Lievito"は固形ブイヨンの素みたいな形でした。
:12月28日追記)

牛乳 少々
ジャム 一瓶



作り方:
180gの砂糖に150gの溶かしバター、卵黄3個、すりおろしたレモンの皮を加えて混ぜ合わせる。バニラも加える。

(「型」でバターを溶かしてました。洗わずに一石二鳥!)


(↑↑↑これが「バニラ」)



動画はこちらへ

小麦粉300gとイースト少々、牛乳を少し加え、まとめると生地が出来る。

(↑↑↑"Lievito"=“イースト”です。コレは“ベーキングパウダー”?)



動画はこちらへ

生地の2/3ほどを7~8mm程度の厚さにのし、クッキングシートを敷きバターを塗った型に敷き詰める。




その上にジャムを一瓶敷き詰める(今回は桃ジャム)。


動画はこちらへ

残り1/3の生地を5mm程度にのして型抜きし、上に飾る。




動画はこちらへ

オーブンの下段で180℃、30分焼く。



上段に移し2~5分焼いて焼き色をつける。



30分ほど冷まして出来上がり。


一週間くらいは大丈夫。
食べきるまで毎食、デザートに出てきたりするわけです・・・・(^ー^;)

***青字(赤かな?)の「動画はこちらへ」をクリックすると動画も見られます。ケータイで撮りました。画像荒いです。。。



トマトのピザ(Pizza di pomodoro)作り方

2007-12-24 11:26:43 | レシピ
トマトのピザのレシピ。

材料:4人分くらいかな?
薄力粉 500g
お湯に塩少々入れたもの 適量
イースト 適量
モッツアレーラチーズ 200~300g(お好みで加減)
トマト(瓶詰め) 200~300g(お好みで加減)
  (生でもOK・・・適量)
オリーブオイル 適量
塩  少々


・・・・レシピを聞いても分量は「好きなだけ」「食べたいだけ」なんですよ~。
だから、ここに書いているのは、横で見てての目分量です(^ー^)。


作り方。
調理台の上に薄力粉を広げ、塩入りのお湯(1リットルに小さじ1くらいかな?)を少しずつ合わせ、イーストを加え、生地にまとめる。

2時間暖かいところで寝かせる。

(↑↑↑ピザ生地お昼寝中♪)

オイルをたっぷり塗った天板に生地を伸ばして敷き、ザク切りにしたモッツアレーラチーズをたっぷりのせる。トマトも好きなだけのせる。
塩(岩塩かな?)をパラパラとふる。

180℃のオーブンで20~25分焼く。


ピザはハサミで切るのがイタリア流・・・らしい。
(このハサミ、カナメが固定されていなくて簡単に2つ分かれます、水洗いも簡単♪)



ピザと一緒に飲むものは。ビールが一般的(お子様はコーラ)だそうです。
この家庭では・・・お母さんはワイン片手に、お父さんは水と一緒に食べていました。私? 私は イタリア名物(?)桃紅茶と一緒に食べてましたよ~。

熱いうちに召し上がれ~!

のんびり食べてると冷えてマズくなるので、食べるのが遅い私はしょっちゅう怒られてました。。「もっと早く食べなさい!」って。。。(^ー^;)



トマトのピザ(Pizza di pomodoro)

2007-12-23 18:07:45 | 留学日記(料理関連)
ピッツア ディ ポモドーロです。「Pomodoro」はイタリア語でトマト。

のっているのは、たっぷりのチーズ(モッッツアレーラ)とトマト(自家製瓶詰め)だけ。
シンプルだけど、美味しいですよ~♪
(日本の宅配ピザみたいないろんなものがのってる奴は「アメリカン」。ミラノでは見たこと無いです)

マンマは「これさえあれば何もいらない、毎日これを食べてもいいくらい好き」
だそうです。近所に住んでいる娘さんが遊びに来る日は必ずこのピザ。
ある時は、土曜の夜に来る予定だった娘さんが急に都合がつかなくなり日曜に訪問。
土曜日は娘さんの食べなかった分まで私に。。

そして日曜日・・・また改めて作ってました。。

美味しいです、美味しいけど・・・
二日続けては。。。キツイんですけど~。(T_T;)



焼きたての自家製ピザ♪