聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

病院見学お待ちしています!

聖マリアンナ医科大学病院群では、いつでも医学生や研修医の皆様の病院見学を受け付けています。 聖マリアンナ医科大学病院・横浜市西部病院・川崎市立多摩病院で病院見学できます。 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターHPもしくは 臨床研修blog内の記事をお読み下さい。 お待ちしています!

後期臨床研修医募集中!

聖マリアンナ医科大学では平成26年度後期臨床研修医を募集中! 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターまでお問い合わせ下さい!

FDって何?

2010-04-27 16:38:53 | 指導医日記
今度聖マリの学術集会では「頑張れ!オールマリアンナ!元気の出るFD」というテーマでシンポジウムが開催予定
ほほ~おもしろいこと考えたな~って感心

仲間内で話ししてたらとある指導医がぼそっと一言
「エフディって何ですか?」

ありゃ~そうか~そう来ましたか

では早速解説しておきましょう
フリー百科事典Wikipediaの登場
FDとはファカルティ・ディベロプメント (Faculty Development)の略
ファカルティ=Facultyとは大学の教員組織
ディベロプメント=developmentとは能力開発のこと
つまり
『大学教員の教育能力を高めるための実践的方法』のことで
大学の授業改革のための組織的な取り組み方法を指すとあります

そもそも大学における教育的手法とは大教室における講義が主体
そしてその中身は教授の専門領域が一方的に話されるのみって一方通行の手法であった
それが少子高齢化にともなって大学が学生のニーズに応える教育をする必要に迫られたため
さまざまな『教育支援ツール』が考えられてくるようになってきた
この『教育支援ツール』を覚えることがFDではなく
あくまでこの『教育支援ツール』を使いこなせるように教員を導く組織的な取り組みがFDです

話を続けます
歴史的に
大学の管理サイドからは教育評価のひとつとしての「授業評価システム」を導入し
大学教員の教育的手法の改善に「気づき」を促すというアプローチをとった経緯がありますが
どうも多くの大学で抵抗にあったようです
教育に関して興味の薄い教員は相変わらずの大講堂での授業を続け
熱心な先生はさまざまな取り組みを行うのでさらに忙しいということみたい
でも教育的効果をあげるには
教員サイドの意識改革を行い気づきを促し教育能力を高めることが寛容なのです

医学部ではまだまだ教え方を含めて満足行く内容ではないけど
でもそんな中で
本学ではこんな風に頑張っているぞって意気込みを伝えたい!ってことです

ぜひぜひ学術集会当日多くの方が参加してくれるとうれしいと思っています