isaからまじめな話が出たので閑話休題。
最近BSL(Bed side learning であり、BLS :Basic life support でもなければBest life supportでもない)や一年目研修医
が回りにあふれており、いまだフレッシュな感じがとっても仕事にハリと笑いを与えてくれる。
先んじて、今年一年で起こしそうなミス?についてアドバイスさせていただきます。
外科を回るBSL,研修医にとって、病棟は緊張の連続である。
いわんやオペ室をや、である。
オペ。緊張。手洗いを終え、上級医
に習い細心の注意を払ってオペ室へ。
ふと外回りの看護師から
看護師(眼力がすごい)「先生、いくつ?」
ときかれたら、間違っても
研修医:「今年で25です!」
なんて答えてはいけない。
すでに看護師からの信頼度はマイナス方面へ大きくシフトしていること間違いない。
オペ開始前から「不潔扱い」決定。
麻酔科をローテートし始めて一週間は緊張で常にカチカチ。
バッキングさせようもんならメスなみに鋭い視線と深い深いため息が外科医から放たれる。
そんな緊張の中で「ベッド上げて!もうちょっと下げて!」とか「出血いくつ!尿は!」なんていわれると「200mlであります!」なんて上官に対する二等兵みたいな感じになってしまいます。(麻酔科の上級医がフォローしてくれるので心配しないように
)
オペも佳境。一番大事な吻合の場面になり、外科医からこんな一言が!
外科医:「先生!呼吸止めて」
研修医:「はい!すぅ~・・・」
違います。もはやパブロフの犬と化した初期臨床研修医の頭には自分の呼吸以外に止めるものが見当たらないのです。
病棟当直も研修医にとっては上級医が多くいる昼間よりも判断を求められる機会が多い。
1ヶ月たって、ようやく治療の基本みたいなものがわかってきても急に聞かれるとあわててしまう。
看護師「先生、ラシックス何アン使う?」(はよ決めろや~)
研修医「え~・・・
」
(ちょっとまって~、昼間2アンつかってるよな。今日はout over目標だからな~・・・よし!)
「2アンペア使います
」
その理論でいくと1Vはボルトになってしまう。
何が間違っているかわからないBSLはKないしは研修医までどうぞ。
ちなみに上記のうち、私、ひとつやってます。
もうひとつは未遂。
もうひとつは同級生がやってます。
よいこのみんなは気をつけようね!
去年のこの時期はあまりに自分の仕事のできなさにショックを受けていたけど、一年たってみて、半分そのとおりで、半分はそうでもないなって思ってます。
医師として致命的に勉強不足なのか、ただ単に、知らなかっただけなのか。
現場のマイナールールや習慣を知らなかったことがイコール仕事ができないというわけじゃなくて、その場にいれば誰だってわかることの方が多い。
むしろ、そこにいれば誰にでもわかるようなことができるようになったことで、「お、俺仕事できるようになったじゃん」的な満足をしないこと。<去年の俺
「そんなこともしらねぇのかよ!」的な顔をされても凹むな!<俺あんどみんな
カラヤヘッシブなんて、初めて聞いたときには作曲家か昆虫の名前にしか思えないから。
ではでは明日からもがんばりましょう
ながくてすんません。