聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

病院見学お待ちしています!

聖マリアンナ医科大学病院群では、いつでも医学生や研修医の皆様の病院見学を受け付けています。 聖マリアンナ医科大学病院・横浜市西部病院・川崎市立多摩病院で病院見学できます。 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターHPもしくは 臨床研修blog内の記事をお読み下さい。 お待ちしています!

後期臨床研修医募集中!

聖マリアンナ医科大学では平成26年度後期臨床研修医を募集中! 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターまでお問い合わせ下さい!

ちょっと気になる新聞記事

2008-01-31 20:57:05 | 指導医日記
いや~最近食品業界は大変ですね
冷凍食品なのに何か有機リン系殺虫剤が混入ってどうなんでしょう
またそれがよりによってお隣の国で作られたものとか
どうなんだ~オリンピックって心配してます
確かに国の行事と一緒にできないですけどね

そう言えば新聞のコラムにこんな記事

小学生の新聞の抜き出しでした

冷凍食品で薬物中毒
明日からのお弁当のおかずどうしようって
スーパーの商品棚から消えてるんだって
わたしの大好きだった冷凍ギョウザや魚や野菜まで
買い物しながらママが言いました
「あなたたち!絶対にすぐに食べちゃダメよ!いいわね!
まずパパに食べてもらいます
大丈夫だったら食べていいわよ」

小学生がこんな作文を書いてるなんて・・・・・・

世の中のパパたちよ~
病院で頑張って患者さん助けても
家で食中毒って・・・・・・・・・どうよ~

そうそう同じ新聞の読者からの手紙にはこんな記事

ある病院の職員からの投書

中規模の地方の病院
毎日毎日医師たちは働いてるんです
少ない医師数なのに一生懸命に病棟や外来で毎日毎日
当直もこなし翌日も普通に終日働いている
それでも患者さんは毎日同じようにやってくる
それも違う患者さんたち
それでも患者さんに愚痴を言うことなく働きずくめ
病院は満床でもできるだけ断らないようにって
でも毎日新聞でたらい回しって書かれてます
現実を見てください
医師は毎日必死で働いてます
断りたくなくても涙ながらに断わらざるを得ない状況もあるって知ってください
わたしたち事務職員もつらいのです

この記事はなんか代弁してくれてるって気がします

研修医がある日突然にバージョンアップするわけないのに
経験値がある一定以上にならないとレベル上がらないのに
なんだよ~研修医か~オレは実験台かよ~!って心無い言葉

一晩に救急車を何台も受けて
翌日普通に手術をこなしていくんです
そういう仕事ですボクたちのお仕事は

   

聖マリアンナ医科大学の今年の受験者数はまたも凄い数だったらしい

どんなにモチベーションが高くても医学部で学ぶうちに
その高い志が下がっていくのはボクたち先輩医師のせいなのか?

え~マジで~



食品業界も安全・安心が第一
そのための安全管理がもっとも優先され社会からも注目されている
医療もおんなじ
医学部が作り出すのは医師
医学生を
決して断ることのない社会に高度の医療を提供していく良医に育てて
世に送り出すことはこの業界の責任

社会に注目されていること

製品管理はますます厳しくならないといけない
原材料がどんなに地元の素晴らしい食材でも
加工過程で問題があれば自主回収されちゃうもんね

臨床研修も含めて常に自己管理を怠らず
高品質の医療人を世に送り出したいもんです

これもひとつの職人気質です



研修評価上の注意 ~ここに気をつけてねほんと~

2008-01-28 23:17:36 | Weblog
今夜もとても寒いですね~なの?なの?って感じです

さて毎年この時期に書き込む評価に関する注意事項です
まずは
評価できない項目を無理に評価しないで下さいネ
これは研修診療科の指導医ならび指導助手の先生にお願いです
最終的に2年間で研修目標が修得できるように
オリエンテーションでテューターと研修スケジュールを立てました
だからそれぞれの研修診療科で達成しなければいけない研修目標を中心に
評価をして下さい
それ以外に経験できたらその項目だけ評価して下さい
無理に評価をdにすることありません
どうぞ評価できない*にチェックして下さい


行動目標の評価表は段階別になってます
これは研修医の先生方と指導医ならび指導助手の先生方皆さんに再度お願いです
研修医の成長度を4段階にとらえています
つまり
R:reporterレベル   まずは患者さんのあらゆる情報を集めてこれる段階の研修医
I:interpreterレベル  続いてその情報をしっかり解釈できる段階の研修医
M:managerレベル   さらに解釈した上でしっかり行動できる研修医
E:educatorレベル   最終的に研修医同士や医学生に教えることのできる研修医
このレベルに合わせて評価できるように研修到達目標を設定しています
さらにこのレベルに合わせた研修評価表を今年から使っていただけるようにしました
だから達成レベルに合わせた評価が可能です
研修医のレベルに合わせた研修とその評価が実践できます



形成的評価にまだまだムラがあるようです
これも研修医の先生方と指導医と指導助手の先生方にお願いです
まず形成的評価は最終的に総括的な評価には用いられませんからネ
だからこそきちんと正直に評価してもらっちゃいましょう

とにかく
形成的評価こそ大切なんです!
だって研修医は自分がどのレベルなのか常に知りたい
自分のレベルに合わせてどんどん行動してみたいもの
だからこそ毎日いいね~とかこうするといいよ~なんてコメントされたい
だから
毎回形成的評価をしたら記録して下さい
記録しておくと自信につながります

以前は毎週金曜日にお見かけしていた内科のせんせ
毎週医局会で評価のために時間を作っていただいていたはずの内科のせんせ
最近評価なくて寂しいですって研修医の先生方の声聞こえてますか?


評価内容は必ず臨床指導医に確認して下さいネ
これは指導助手の先生にとくにお願いします
だって臨床指導医の先生方はひじょ~に厳しい1泊2日の研修に参加して
医学教育のプロとして厚労省にも認められたのですから
必ず自分の評価が適切か指導助手の先生方も評価してもらって下さいネ
そしてそして
もし自分も臨床指導医になってバッチをつけたい
これからはもってないとマズイぞ

今後間違いなく義務化されます
ぜひぜひ次回の臨床指導医養成ワークショップに参加して下さい
次回は5月に予定してます
ぜひぜひ
お待ちしてます

ほかにもまだまだありますが
まずはこの4つは注意してみて下さいネ

指導医徒然日記  ~意外と厳しい上下関係~

2008-01-27 21:55:39 | 指導医日記
医学部ってところは意外と上下関係が厳しい
師弟関係が医学教育の始まりであるとすれば
それも頷けます

たまたまお笑い芸人の多く出演する番組を観ていて
この人たちは何年デビューとかって話で
「兄さん」とか「ネエサン」とか呼び合ってるのを聞きながら
似てる似てるなんて思ってました

聖マリアンナ医科大学にももちろん同窓会があります
春には毎年同窓会の総会が開催されていますが
意外と知られていない

もっと驚いたのは私立医科大学の同窓会の連絡会っていうものあって
一度お邪魔しましたが
へ~って感じでした

そう言えばもうすぐ学生時代の部活のOB会があります
毎年恒例で持ち回りで幹事を引き受けながら
温泉に一泊二日で出かけます
そりゃ~凄いことになります
開業した先輩や教授・准教授・講師に研修医・大学院生
そして特別に医学生の代表が招待されての総勢50名以上
女医さんたちは子ども連れだったり
地元にご主人と子どもを置いてきて
わいわいやってる強者です
医学生は招待ですが
これはあくまでOB会ですから主人公は僕たち

もちろん招待されてる医学生には衝撃的光景
「先輩!」なんて正座している教授や准教授の姿はあまり見ることができません

それがここ数年一番下だったはずの研修医が
なぜか優遇されてます
「まま呑んで呑んで~」
「そう言えばさ~どこに行くことにしたの~?」
なんて・・・・・・・・いか~ん!これはいか~ん!

未だにこの歳になっても下働きなのに
く~

もう卒業して10数年
あっという間でしたが
研修医のころのエピソードはそうは簡単に忘れません
今年も当時一緒にローテーションして教えてもらった1学年上の先生方には
ちゃんと年賀状を書いときました
そうやって受け継がれていく何かがあるんだと思います

研修到達目標の修得とか研修評価って話ばかりしてるって思われがちですが
先輩後輩はとてもとっても大切だってことは一番理解しているつもりです
はい

それはそうと
6年生の皆さん

卒業おめでとうございます

学年担当の指導医の先生方お疲れさまでした

BSLの皆さん

もうすぐ君たちの番ですね~

春休み見学お待ちしてま~す

指導医徒然日記  ~研修医に隠れて~

2008-01-26 13:24:26 | 指導医日記
先日ちょっと恥ずかしい思いをしましたヨ
ある研修医に質問されて平然と応えたわけですが、自分ではずーとそれが正しいと思っていたわけで
ところが、後日、違う指導医と研修医の会話が全くおんなじ内容
「せんせ~、この間症例の件ですが・・・・」
「先生はどう思ったのかな?」
「(いろいろ調べて文献片手に自慢気に)こう思うんですけど・・・・」
「お!すげ~な~。その通りだよ。よく間違って覚えてる指導医いるから注意セ~よ。ネ、せんせ!」
おりょ?この間教えたとこだけど、ちょっとばかり違う・・・・・・
ん?どういうことだ~ってよくよく聞くとどうもボクの解説そのものが間違って覚えていたらしく
その研修医は自分で調べていたわけです
思わずこっそり自分で調べてすぐに間違いに気付いた
あちゃ~間違って教えてるじゃんオレ

なんてことが最近ときどきあるんです
研修医はランチョンレクチャーとかでほんとよく知ってるヤツは勉強して修得してる
やばいです
差が縮まるんじゃなくてもしかすると開いてるのか・・・・・
なんて最近猛省して陰でワシントンマニュアルとか読んでる指導医反省日記でした

締切り注意しましょう!

2008-01-25 22:46:02 | お知らせ
いや~寒い日が続いてます
冬にも台風ってどうなの~って感じです

さ~て
2年目の研修医の先生方はいよいよポートフォリオ作成の総仕上げ期間ですヨ~
にしっかり今までの研修で培ったものをちゃんと来ましたか?
これから思い出して書くなんてことないですよね~

これからの予定です

2年目研修医のポートフォリオ提出期限
平成20年2月18日(月曜日)です

お間違いないよに忘れずに提出してください

そして指導医・テューターの先生方による読込み期間が始まります

ポートフォリオ読込み期間
平成20年2月18日(月曜日)~22日(金曜日)です

こちらも大変な作業です

そして22日には研修センター運営委員会で最終的なチェックに入ります

研修管理委員会による最終判断は3月に入ってから
そして
お待ちかね修了書授与は
平成20年3月18日です



とにかく
しっかり整理整頓しときましょ!


寒いですね~

2008-01-22 23:53:04 | Weblog
明日の朝は雨か雪か・・・・・
どっちにしても寒いです
みんな明日はちょっと早めに起きて備えましょう

そうは言っても研修医宿舎からはどんな天気でもあまり関係ないか

そう言えば来月23日には研修医1年目との中間面接
みんなちゃんと準備しておきましょう

研修医の先生たちは言われなくても夜な夜なポートフォリオを作っているご様子
ほんと徐々に浸透してきたって感じ
これが自分たちのものって感じてきた証拠ですかね

ところで
今日学生さんたちが授業内容の質問に来てました
いつもなら毎年この時期は試験に出る範囲とか
ヤマを聞きに来るのが普通

だから授業中には試験のことは聞きに来ないこと!って注意するんだけど
今日は違った
いろいろ関連付けて覚えようって姿がよかったですよ~

みんな早く卒業して聖マリアンナ医科大学で研修してくれ~って思っちゃいました


さ~みんな早く寝て
明日に備えましょう

指導医徒然日記  ~医学生にもプロ意識を~

2008-01-20 22:31:11 | 指導医日記
聖マリアンナ医科大学には父兄会があります
ブログの読者はすでにご存知でしょうが
大学の高等教育でありながらなぜPTAのようなものがあるのか
その議論はおいといて
そのご父兄を目の前に臨床研修についてお話をしたことがあります

医学教育における成人学習理論をもとに
臨床研修の仕組みやその目的・研修内容・評価などについて話したわけです
もちろんマッチングの話も
皆さんそれはそれはかなり真剣でした

だって医を生業としていない家庭の子どももいるわけで
まったく知らない世界に飛び出そうとしている我が子を案じることは普通です

さ~て今宵の問題は高い志をもって入学してきたはずの期待の新人たちの話

おそらくこのブログなどあまり見てもいない読んでもいない
臨床研修などはるかまだ遠い世界の話題としかとらえていない若者の話

臨床指導医の多くは入学試験の面接官であったり試験監督であったりしています
だって医学教育について臨床研修を通じて学んだ優秀な指導医ですから
人を見る目は日頃から外来で鍛えられています
いろんな角度から患者さんを見るように
入学試験その日には鋭い目で彼らを見つめていたわけです

その期待の新人たる医学生諸君はこう面接官である我々に語ったわけです
聖マリアンナ医科大学で医師になりたいんです!とね


それが今はどうでしょう
1年が経ち2年が経ち大学にも慣れてくるとその姿は入学式のころのそれとは・・・・・・

以前このブログでも尋ねたことがあります

あなた方はオトナですか?コドモですか?って

先日3年生の講義でも堂々と宣言してきました

あなた方が修得すべき知識量は膨大であり限りがある
一方でこの授業でボクが教える知識には限りがある
ある程度基礎知識がなければ今後ますますその修得は困難を極めるだろう
だから
ボクは授業の最初と最後に小テストをする
もちろん成績には関係ない!
この成績とは進級判定のためのものだけでありボクはそこにゴールを設定していない
自分の行った授業でどれだけの学生が理解をして覚えたのかそれが知りたい
そしてその次の授業では速やかに修正して必ず必要最低限の知識を修得させたい
授業に出たくないものは出なくて良い
せめて授業を受けている学生の邪魔をするな!
そして試験で基準点が取れないものは素直に留年して勉強し直しなさい
君たちのなりたい医師になるためには留年することが大切なんです

覚えてますか?

何度解説しても答えられない問題ってあるもんです
よ~くわかりましたヨ
でも
授業のあとに何人もの学生が車座にしゃがみ込んで一緒に錐体路の走行を覚えようと必死になってた
廊下ではどんな教科書がいいのかって真顔で聞いてきた

すげ~嬉しかったゾ~

決して怒ったり呆れたりしてはいけません
今ごろ何言ってんの?ではないんです
ここは大学で自分たちで自分にあったものを購入し自己復習するのです
それが成人学習だって1年のときから繰り返し繰り返し伝えていくべきだった
最近はそう反省もしている

確かに
医学生と呑みながら話すと個人個人は素晴らしい素質がある
例え茶髪で今どきの格好であっても医師なりたいその志は消えてはいないことがわかる
臨床指導医たちはいつも彼らに素質があると思っている
なぜなら自分たちが選んだから
でも一方で5年生で病棟実習が始まり6年生として国家試験を目の前にすると
自己学習法を身に付けていないために陥る不幸を彼ら医学生の自己責任にする傾向がある
これはとんでもない間違い

臨床研修ではその点を重視して
初期臨床研修ではより一層自己問題解決能力を修得し
医を生業とするプロに育てるためのツールや環境を整えた
これは評価されていると思ってます

今は成績を見て互いに落第点を笑っている医学生もいるかも知れない
でも医師を養成していく責務を担っているボクたちはこんなにも真剣だと知って欲しい
必要があれば研修を延長させてでも臨床研修を修了させようって大学だぜここは

わかってるのかな?そこんとこ

今年も非常にたくさんの受験生が受験するみたい
嬉しいことです
誇らしいことです
だからこそますます真剣に医学生にもプロ意識をって思うのですヨ

研修医の先生たちにもお願い
自分たちの部活の後輩たちとまず語りましょう
そして自分たちがどれだけ何も知らずに苦労したか
どうすればよかったかを自分の言葉で語ってください

ボクも授業は試行錯誤です
でも面白いことに小テストをやったら
出席も増えたし授業中の私語なんてないです

だから今こそ医学生にもプロ意識を!です
な!
          

指導医徒然日記  ~日々の研修 診療科ごとの試み~

2008-01-17 22:35:09 | 指導医日記
いや~今日は寒かったですね~関東平野の初雪?
どうせなら積もって~っていいながら
寒さで持病の腰痛で温湿布貼って炬燵に入り込んでます

研修医の先生方も夜中遅くまで電子カルテの画面に向かって一生懸命
先日も休日なのにしっかり患者さんを診に来てカルテ書いてましたよ


そう言えば麻酔科にはきちんとした明確な指導目標があって
研修医はまずきちんとした医療行為ができることってことに徹してて
同じ手技だけを徹底してやらせてます
あれもこれもではなく
この手技だけは修得しなさいってはっきりさせてます
感心しました

全国的には研修医には一切麻酔をかけさせないってところもあるようです

多摩病院の総合診療内科もかなりはっきりとした研修スタイル

でもちょっと気付いたことは
臨床研修の現場では研修医も指導医もしっかりポートフォリオは根付いてる
症例のサマリーをまとめてコピー・印刷して
自分のポートフォリオにまとめることが普通の様子
この間も休日の研修医室を覗くと自分のポートフォリオを整理してました

こうなるといよいよいくつかの研修プランから選択して
自分で研修を充実させていくこともありなんでしょうね

指導医バッチをつけた先生たちがそれぞれの診療科で工夫をしていく
まさに理想のかたちが少しづつ現場に定着してきたのは本当に嬉しいです

もうすぐ春休み
ぜひぜひ病院見学お待ちしてますね


お疲れさまです

2008-01-17 00:49:27 | 指導医日記
皆さんお疲れさまです。
ちょっと間があいてしまったと猛省しての書込みです。
研修医の先生方は皆さんは日々臨床と勉強?の狭間で大変でしょうね。ご苦労様です。
といながら、私たち指導医もこの時期大変なんです。授業や試験問題の作成に追われ、さらに来年度のカリキュラムの作成をしなければいけません。ただ、これにはちょっと言いたいことがあるんですけど、またべつの機会に。
臨床は大学病院ですから、専門医として診療にあたる一方で、夜間急や当直ではありふれた疾患といいながらも、ちゃんと診療していくのが、本学聖マリアンナ医科大学の特徴。これは西部病院でも多摩病院でも同じこと。こちらはもっとその傾向が強いンでしょうね。
研究も、締切りを過ぎた原稿に、依頼されて督促を受けている研究報告。は~って感じです。でも、長年欲しかった研究機器を購入できたので、毎日、小さな幸せを噛みしめてます。むふ。
培養細胞がすくすく?と成長する様を取り込んではニヤニヤ。
大学病院で勤務する医師のちょっとした喜びなんでしょうか。
そう言えば先生の研究テーマに興味がありますなんて医学生に言われて、かなり嬉しかったです。はい。

でもこの3つのどれもが自分のペースでできないときには、すべてがかなりのストレスになるのは間違いないんです。

緊急手術で、授業の準備ができず、そのために研究の時間を割くはめになり、おかげで体調を崩す。

最悪だ~!

研修医の諸君!今は臨床と勉強だけだけど、そのうち研究やら教育(といっても後輩の指導だけじゃないんだよ~)までもこなしていくようにならなきゃね。
というわけで、皆さんお疲れさまです。



選択できる研修っていいですね

2008-01-14 23:21:31 | Weblog
こんにちは
世間ではストーカー犯罪とか少年犯罪とか何かと問題ですね
政治も何かと混迷
自民党があたふたしてるから民主党がチャンスなのかと思えば
民主党まで足並み揃えてドタバタしてる
さっき歯切れの悪い民主党議員の話でなおさらこりゃだめだな~って感じ

昨日のブログにあった選択できるプログラム
これはいいですね    

勤務医がやる気をなくすのは
とにかく先が見えないこと
研究にしろ臨床にしろ自分のやりたいことができなかったりすれば
それはやる気なくなります
昔は医局制度もしっかりしてて
何年目にはこれができるようになってるはずって思えた
だって先輩たちがそうだから

その先輩たちが次々辞めたらこりゃ地図が行きなり無くなったのと一緒
いくら個人のモチベーションって言ったって先人の存在は大きい

辞めちゃった先輩たちだって自分の人生設計通りに辞めたかなんてわかんない
そういうのが医師の世界だって言うのだったら
最初から言っといて欲しかったな~
同期の何人が残れるとかこのレベルなら残すとか・・・・ね

ところが今は研修医が自分で決められる
こりゃ~いいですよね
絶対に!

でも~
選択権は研修医にあるってことは~
大変だな~って思うんですよね
だって今や医局は残って欲しいからあの手この手
でも折角初期臨床研修で興味深い研修内容で実力つけさせても
医局が主体となる後期臨床研修がいい加減だと
やっぱりいなくなっちゃうんじゃないか?ってやや不安を抱えてます

だって医局に残らないってことは教育を担当する医師が減るってことなのに

現状では研究とか臨床のマンパワーのことに目が行ってるけど
医師になる連中を医師が教えないで誰が教えるんでしょうね

教育学部の卒業生が医学を教えるとでも?
臨床における手技や知識そして態度を教えるのに
開業医や勤務医だって必要になってくる
でもカリキュラムは?
大学の建学の精神をしっかりと持って後輩たちに継承して行くのは
卒業生としてのボクらの勤めだと感じてるんですよね

選択できる研修がいいって言ったのは
早く不安要素をなくしてゆっくりとちゃんと自分の将来を考えてみる
そんな時間のゆとりも生まれるんじゃないかって思うから

そんな見方は捻くれてますか?
ねね