聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

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後期臨床研修医募集中!

聖マリアンナ医科大学では平成26年度後期臨床研修医を募集中! 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターまでお問い合わせ下さい!

研修評価上の注意~ここに気をつけて~

2006-11-30 20:05:55 | プログラム解説
すでに平成15年からポートフォリオ評価をはじめて
だんだん内容も充実してきていますが・・・・・
ちょっと最近気がつくことがあるのでコメントします

評価できない項目を無理に評価しないで下さいネ
これは研修診療科の指導医ならび指導助手の先生にお願いです
最終的に2年間で研修目標が修得できるように
オリエンテーションでテューターと研修スケジュールを立てました
だからそれぞれの研修診療科で達成しなければいけない研修目標を中心に
評価をして下さい
それ以外に経験できたらその項目だけ評価して下さい
無理に評価をdにすることありません
どうぞ評価できない*にチェックして下さい


今年から一般目標と行動目標の評価表が違います
これは研修医の先生方と指導医ならび指導助手の先生方皆さんに再度お願いです
研修医の成長度を4段階にとらえています
つまり
R:reporterレベル   まずは患者さんのあらゆる情報を集めてこれる段階の研修医
I:interpreterレベル  続いてその情報をしっかり解釈できる段階の研修医
M:managerレベル   さらに解釈した上でしっかり行動できる研修医
E:educatorレベル   最終的に研修医同士や医学生に教えることのできる研修医
このレベルに合わせて評価できるように研修到達目標を設定しています
さらにこのレベルに合わせた研修評価表を今年から使っていただけるようにしました
だから達成レベルに合わせた評価が可能です
研修医のレベルに合わせた研修とその評価が実践できます


ということは今の研修医2年目は?・・・・・・
そうなんです・・・・・レベルに合わせた評価ではありませんゴメンナサイ
全部見直しながら評価していただいて下さい

形成的評価にムラがあるようです
これも研修医の先生方と指導医と指導助手の先生方にお願いです
まず形成的評価は最終的に総括的な評価には用いられません
これは大前提のはなし
でもですね~
形成的評価こそ大切なんです!
だって研修医は自分がどのレベルなのか常に知りたい
自分のレベルに合わせてどんどん行動してみたいもの
だからこそ毎日いいね~とかこうするといいよ~なんてコメントされたい
だから
毎回形成的評価をしたら記録して下さい
記録しておくと自信につながります

以前は毎週金曜日にお見かけしていた内科のせんせ
毎週医局会で評価のために時間を作っていただいていたはずの内科のせんせ
最近評価なくて寂しいですって研修医の先生方の声聞こえてますか?


評価内容は必ず臨床指導医に確認して下さいネ
これは指導助手の先生にとくにお願いします
だって臨床指導医の先生方はひじょ~に厳しい1泊2日の研修に参加して
医学教育のプロとして厚労省にも認められたのですから
必ず自分の評価が適切か指導助手の先生方も評価してもらって下さいネ
そしてそして
もし自分も臨床指導医になってバッチをつけたい
これからはもってないとマズイぞ

なんて思ったらぜひぜひ次回の臨床指導医養成ワークショップに参加して下さい
お待ちしてます

ほかにもまだまだありますが
まずはこの4つは注意してみて下さいネ

中間面接終わりましたか?

2006-11-29 23:54:48 | Weblog
こんばんは
研修医の皆さん中間面接はどうですか?
まずは凝縮ポートフォリオの作成状況にもよるんでしょうが・・・・・
必ず面接して下さいネ

あくまでもベンチマークの確認を
テューターとともに行いながら自分の位置を再確認して下さい

指導医・テューターの皆さん中間面接はどうですか?
まずは研修医のせんせ~に声をかけてみることからなんでしょうが・・・・・・
必ず面接して下さいネ

あくまでも彼らの研修目標到達度の確認を
研修医の研修スケジュールに合わせて再確認を促して下さい

                              

各診療科の研修プログラム責任者の先生方
平成19年度初期臨床研修プログラムにおける
各診療科のお奨め研修スケジュールを修正される研修診療科は早めに修正原稿お願いします
平成19年度後期臨床研修プログラムも修正される研修診療科は
早めに修正原稿お願いします
それとそれと・・・・・
4月には平成20年度初期ならび後期臨床研修プログラムを
公開します
そちらも今までの研修状況を振り返って原稿を修正して下さい

ではお願いします

                              

そう言えば臨床研修センターでお着替えしているせんせ
今度私服を置きっ放しにしておいたら
写真を撮ってブログに載せちゃいますから
いいですね

指導医日記 ~医学教育は難しいパート2~

2006-11-28 22:10:27 | Weblog
今日も疲れました
それにしても臨床での疲れと学生の授業をした後での疲れはなぜ違うんでしょ~
達成感の違い?満足度?
臨床では・・・・患者さんを診て診断がつくと
できるだけわかりやすく説明するもちろん時間もかかる
外来では次の患者さんの顔が浮かんでくるけど
この瞬間この時間はあなたに集中してますよって態度で診察に没頭する
すると・・・・・・
せんせ~は初めて聴診してくれたとか
せんせ~は本当によく話を聞いてくれるし説明もわかりやすい
しまいには
せんせ~また来ます!



お~きっと患者さんからフィードバックされてるんだなオレ!
まさに総括的評価でなく日々形成的な評価を受けてるわけだ
これなら確かに今度はこうしようとか次にはこの方が喜ばれるかもなんて思っちゃう!
モチベーションも上がるわけだ!

                      

学生の教育はどうだろ?
講義はさまざまな工夫を試す
授業前にはプレテスト事前の知識確認
講義中はできるだけポイント絞って重要なスライドは3つのみ
あえての3つなのだ!
教室をうろうろ歩き回り身振り手振りで
ときには語りかけるようにときには促すように
恋愛に例えたり・・・・・まさにオンステージ
彼らは観客・・・楽しませることが出来なきゃ意味がない
そして授業の終わりにはポストテスト

実はこのプレテストとポストテストは面白い
へたに出席カードをとるよりも授業に出るし集中する

すると・・・・ボクへのフィードバックは・・・・・


なんだこの虚脱感

でも授業中の医学生の興味津々の目はそれなりにガンバロって感じに見える
だから・・・ま~良しってことか
期末試験での担当範囲の成績を楽しみにってことだけになるからつまんないんだきっと

                      

BSLそうそうこの病棟実習の医学生が問題
研修医がいればまだいい教えがいがある
BSLこの病棟実習の医学生とはコミュニケーションがすべてだ
まず第一印象!これが挨拶
目線や目の輝きこれから何が始まるんだって感じのね
次に態度や反応・・・・どう?・・・・・・どうなの?・・・・
最初から勝負の目線態度のやからには
お~!勝負か?ってことになりかねない
それでも1週間で話し込むうちに
ほ~こいつはなかなかいい感じだなんて思えてくる
そしてそして彼らが実習を終え
ボクらへの評価は・・・・
おそらくマッチングで本学に残ること
我が医局に研修でまわるように選択してくれること
さらにはいずれ入局してくれるようになること
ここでフィードバックされるのかしら・・・・
         
ふ~だから達成感が乏しいのかな~

それでもやがて彼らが研修医になるわけで
今も研修医のせんせ~達が夜な夜な声をかけてくると
なんかほっとする
ありがとね・・・・・きっといい先生になりつつあるんだね
う・う・う・・・・・感謝

指導医日記 ~臨床研修病院の評価~

2006-11-27 23:41:12 | 指導医日記
皆さん新医師臨床研修評価に関する研究会ってご存知ですか?
詳しく知りたい方は検索してみて下さい

でここでは何をするかっていうと
病院機能評価のように臨床研修病院を対象に
臨床研修プログラムを第三者が評価してその質を保証しましょうってこと
さらにはよりよい内容になるようアドバイスして質改善や向上になるようにするもの
もちろん評価内容は研修医や指導医にもフィードバックされ
良い研修医の養成や
すばらしい臨床研修指導医の育成にもなればいい

まずは書面調査から始まり
訪問調査がなされて専門委員会で審査されて
それぞれの研修病院へフィードバックされるもの

評価される項目は8つの大きな項目と
27の中項目さらにさらに89の小項目に分かれてます

かなり前から意識して研修プログラムの見直しをしてきましたが・・・
あらためて見てみると・・・・・・・・・・・

もちろん研修医だけでなく医療の質も保証するような
大切なことではありますが・・・・大変です
それぞれの大項目でまったく満たされない項目は今のところないと思ってるんですけど
それでも診療科すべてで実施できているかと聞かれると
まだまだ不安な要素もいっぱい


でもいいんです!その気持ちが大切だ!

そうです
あくまで形成的な評価なんだから
いい研修環境を整えて言い指導体制を提供して
いい研修医が養成されいい指導医が育っていくことが大切なんだ

と自分に言い聞かせて明日もがんばろ

そういえば
研修医・・・臨床研修・・・ブログ・・・blogでいろいろ検索してみて
アクセスしてみたけど
うちは結構毎日書いてる方だな~と勝手に満足しているのです


徐々に定着してきたアクセス数
これからも研修医もわたしたち指導医も思いつくまま書き込み続けますので
今後ともよろしくお願いしますペコリ

基本手技

2006-11-26 23:04:39 | Weblog
こんばんは
先日将来外科に進むか悩んでいる研修医に聞かれました
外科手技はどれくらいやらないと手が鈍りますかって


そうだね~内容にもよるとは思いますが
正直研修医時代に自分でやって覚えたことって
そうそう簡単に忘れないようです
今の自分を振り返ってそう思う

一番研修医において力が身に付くのは
ひとに教えることだそうです
つまり
2年目の研修医はどんどん自分が経験したことを
1年目の研修医に教えていけばいい
1年目はBSLの医学生にってこと

さらに外科手技は何事も基本的な手技が自然にできるように
ひたすら糸結びでも小切開でも練習すべき
夜な夜な練習すべし

臨床研修センターにある実習機器はいっぱい使いましょ

本読んでるだけじゃだめなことは確かでしょ

                     

先日地方に帰って開業している後輩のところで
手術のお手伝いしてました
ちょっとした旅行でしたが
手術は無事成功患者さんも家族も大喜びでした
久しぶりに後輩と手術したけど
研修医時代からずっと俺達は少数精鋭だ!などと強がって一緒に頑張ってきた仲間
さすがに地元に帰って開業すると言われたときはちょっとさびしくて
おい!いつか手術するときになったら手伝ってやるぞ!なんて言って
はい!その時はぜひお願いします!なんて言われて
それが実現したわけで・・・・・・なんか感動したな・・・・・
やっぱり後輩のひとりと一緒に行って手術したんだけど
いつもは一人で手術してるんだって
凄いネ
やっぱり研修医時代にしっかり基本的手技を身に付けておくこと
これがもっとも大切なポイントなんじゃないかな?

そうすればいつまでも忘れないと思うよ~ん

頑張って

2006-11-25 00:16:32 | Weblog
こんばんはお久しぶりです

みんな頑張ってる様子で嬉しく思います
最近研修センターで評価表を書き込む姿を多く見かけます
頑張ってますね

これだけ研修医が頑張ってると本当に実力もついてるんだろうなって思えてきます
もちろん世間はこんな評価表で実力を見ることができるのか疑問だと言う声も聞かれますが
少なくとも今はこれだけのことをやってきたんだってものが
提示できることが重要に思います

個人的には非常に羨ましい研修生活だと思ってます

皆さん
ほんと頑張って下さい

では

頑張って書いてます

2006-11-24 23:58:43 | Weblog
今日も遅くなりましたが少しでもまとめておこうと
必死に見直して書いてます『凝縮』ポートフォリオって言いたいとこですが
ちょっと疲れたのでやめちゃおうかななんて・・・・・・

でも少しでもやっとくと楽なんでしょうネ

では頑張って書きますか・・・・・

独り言ですから

2006-11-23 22:13:24 | Weblog
あやかさんどうなっちゃうんでしょ~
それにしてもコトー先生今夜も凄そう
またまた泣く準備

あ~もうダメだ
この音楽でボクの涙腺が弛んでいくのです

実際の僻地医療は違うとご指摘を受けたこともありますが
でも多くの国民は思い込む信じ込む
メディアからの情報って大きい
日本は新聞がもっともその際たるものらしい

新聞にのってるって記事片手に外来来る患者さん多い

そう言えばこの研修についても同じことが言える
医学生はマッチングのすべてを理解しているわけじゃない
受け入れ側の病院も同じ
ようは・・・・読み手受け手がしっかりと内容を理解して
情報をしっかり把握して判断しないといけないってことかしら

でも・・・・・
コトー先生は凄いな~・・・・・・あ・・・・また入り込んでる自分が怖い

指導医日記 ~臨床研修センター運営委員会~

2006-11-23 11:35:06 | 指導医日記
今日はすご~く寒いらしいと聞いていたので
布団の中でぐだぐだ
ようやく起きてコーヒー片手に書いてます

                         

さてさて昨日は月に一度定期的に開催される臨床研修センターの運営委員会
研修医も毎回参加でテューターを兼ねた臨床指導医や事務も含めたメンバー
昨日の議題は・・・・・
まずは本学の初期・後期臨床研修における5/6年生と研修医に向けたアンケート
回収率は47%くらいなのでなんとも微妙~ですが
いずれにしても医学生も研修医も一度は外で研修してみたいという気持ちがあるみたい
これはこれで非常にいいんじゃないかな?
個人的にはふむふむなんて思います
ちょっと気になるのが研修における処遇が他がいいからという理由
給与?処遇?・・・・・・研修宿舎?
そうそう実は親御さんも研修生活における処遇を気にしているらしい
とくに給与は厳しいなら宿舎をって・・・・
6年生の希望はすでに24名これに他学の学生さんも入ると・・・・・
これは早く新しい宿舎の建設に着手して欲しい
ね~ね~建てちゃって~

次に気になるのが他の研修プログラムの方がいいから・・・・
・・・・・これはこれで受け入れなきゃと思うんですが・・・・・
確かに具体的じゃない後期臨床研修プログラムもちらほら
でもネ・・・・・いろんな研修プログラム読ませていただいてますが・・・・・どうでしょう
目標があって方略どのように研修させるかが書いてあってさらにこう評価していきます
って書いてあるプログラム
本当にそうやって読んでますか?~
なんて意地悪言いたくなります
ま・・・・本学は直球ストレートで勝負勝負
ってみんなで反省したり納得したり話し合い

続く議題は研修診療科の変更について審議
今回は19名が変更希望を出してました・・・・多い?いえいえ多くないですよ
19名全員がすでに経験すべき研修目標の60%以上を修得しており
さらに一般目標も行動目標も達成済み
それを一覧表でみんなで確認了承しましたが・・・・課題も露見!
診療科によっては研修目標をすべて記載してない!
研修医もそれで黙って提出しちゃだめでしょ~!!
ってことで差し戻しで修正に新しく書き直してね~
あと全部の診療科の評価表を出さずに希望が出ていたらこれはダメ
なかにはほぼ全部修得できててさらに自分のキャリアデザインに近づきたい想いがすごく伝わるものも
ご褒美かもそんな気持ちもありますが・・・・・
でもやっぱり研修目標を達成して世に出て欲しい
この信念は曲げませんから

この他にも
今後の本学における臨床研修のあり方を学内全体で話し合っていくために
学長をはじめ多くのせんせ~方との話し合いがあるとか
もっと特殊なケースに特化した研修プログラムを作ろうとか
研修医からは夜間急患センターでの研修で素晴らしい意見が出てました
それは
2年目の研修医のせんせ~と同じ時期に少しでも1年目の研修が重なるように
つまりある期間は1年目の指導を2年目ができるようにってこと
それそれそれを待っていたのよ~ん
嬉しいですね~そんな意見
もちろんすぐ採用検討させていただきます

こうやって毎月いろんな議論を重ねて日々振り返りながら
いかに研修環境を整えていくか真剣に努力しています

だからときどき臨床研修センターに覗きに来て下さい

5年生BSL(病棟実習している学生さん)へのマッチングの説明会では
次年度の研修プログラムの解説も行うつもりです
もちろん来春4月にはホームページ上でも初期・後期研修プログラムを更新して公表しますし
説明会も行いますからぜひおいで下さい
もちろん春休みとはいわずいつでも見学実習できますのでお問い合わせ下さいませ
お問い合わせはこちらまでどうぞ

                         

そう言えば巨人軍に入局・・・・・あっ入籍・・・・・えっ入団・・・・そうそう
入団した日本ハムの小笠原・・・コメント知ってます?
お金ではありません4年間という契約期間
今33歳の小笠原にとって4年間アナタガスキデ~スじゃなく働いて欲しい
このコメントにぐっと来た自分を必要としてくれているという気持ちを感じた
さらに奥様の手紙・・・・・
主人小笠原は北海道のファンの涙と歓声を十字架に背負って巨人にお世話になります
だって・・・

ボクも他の研修病院で研修する医学生や研修医のために手紙書くか・・・・
この学生(研修医)は本学の宝です
彼(彼女)は本学を卒業した本学で研修した誇りと自信を胸にお世話になります
大事に成長を見守って下さい
なんてネ