聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

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後期臨床研修医募集中!

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臨床研修ブログ 編集方針の変更についてのお知らせ

2013-04-01 22:34:11 | お知らせ
 
初めまして。聖マリアンナ医科大学 消化器・肝臓内科の松本と申します。
 
本日は、(これまで、このブログになかった程)硬い文章になってしまうことをお許しください。
 
なにしろ、このブログに初めて文章を書くこととなり、少々緊張しておりますので。
 
本ブログが立ち上げられて5年以上の歳月が経ちましたが、このところやや活気を失っているのではと、先般、聖マリアンナ医科大学病院臨床研修センター運営委員会で話題になりました。
 
現在、臨床研修センター運営委員会では、研修をめぐる種々の情報を共有したり提供する仕組みを再検討しています。
 
そのなかで、「聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。」という本来の姿を思いおこして、本ブログを財産として今後も有効に活用、発展させていただきたいということとなりました。
 
今後とも、聖マリアンナ医科大学病院臨床研修センターが中心となって見守っていきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
 
まず、再開に先立ちまして、今後のブログ編集方針につきまして、ここでお示ししたいと思います。
 
基本的には以下の3点を原則として、研修医、指導医、臨床研修センターからよせられた記事を随時、掲載していくことといたします。
 
1)責任を聖マリアンナ医科大学臨床研修センターにする。
 
  文章を公にするということは考えを公にするということです。
 
  その公にする「場」が、組織の名を冠するものの場合、その考えが、個人のものであるのか、組織としての見解を示すのかは、時として大変重要な意味合いと責任を併せ持ちます。
 
 この点で、本ブログも例外ではありません。
 
 今後、本ブログは臨床研修センター公認ブログとして、その記事内容に関して、臨床研修センターが責任を持つ事とします。
 
 従いまして、公表される記事、コメントは原則として、臨床研修センター運営委員会で審議されることとなります。内容によっては、臨床研修センター運営委員会で承認を得た上で公開されます。
 
 このため、その内容、タイミングにおいて若干、即時性に欠くことが生じるかもしれません。幸いなことに本ブログの性質上、緊急性を要する内容が含まれることは稀だと考えられます。このため、ここでは「責任」を優先させたいと考えます。
 
2)一人称を明らかにする。
 
 全体の運用に責任をもつという意味の1)とは別に、誰が書いているのかを明確にするということです。一般にインターネット上の情報掲載における快適さ、気軽さは、その匿名性に由来すると考えられます。しかし、これは発現者の意見や立場を不明確にすることと表裏一体です。
 
 この「一人称で記述する」というのは、その責任をともに担っていただきたいという、臨床研修センターから各記事の投稿者へのお願いでもあります。 
 
 今後は、それぞれの記事の筆者を明確にしていきます。だれだか想像がつかないようなハンドルネームも基本的にはなしとします。記事はすべて、原則として、実名あるいはイニシャル、即ち「一人称」による署名投稿とします。
 
 なにも、隠すことはありません。私たちは、それで不都合になるような臨床研修は行っていないのですから。胸を張って一人称を明らかにしていきます。
 
 コメントについてはひとつひとつ編集委員会で検討の上、掲載を決定していきたいと考えます。(これは検閲や、添削を意味するものではありません。あくまで、内容に「明らかな問題ない」ことを確認することが目的です。)
 
3)『リアル』を共有する。
 
 本ブログの目的は、副題にあるとおり、『聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。』ということにあります。私たちは、上記1)2)とともに『リアル』を共有することを大切にします。これら1)2)3)は、相互に係って信頼を実現します。
 
 様々な臨床経験を通し、研修医たちが「今」「何を」感じているのか、綴っていただきたいと思います。
 
 指導医にも思いを語っていただきたいと思います。


 「研修医たちの日々の情報」これは多岐にわたります。
 
 この他、イロイロな企画を通して、『リアル』を共有していきたいと考えます。
 
 今後とも宜しくお願いいたします。

多摩病院臨床研修ニュース ~ポートフォリオ検討会~

2012-03-09 20:35:38 | お知らせ
ポートフォリオ評価の集大成であるポートフォリオ検討会が多摩病院で開催されました

臨床研修においては研修到達目標を意識すること
さらに研修医が到達目標を意識しながら自分のキャリアデザインに合わせて
その到達するための研修スケジュールを立てること
この二つが非常に重要です

もし研修医が単に研修修了のみを意識して
形ばかりのポートフォリオ作りを行ったとすれば
それは折角の成人学習理論や構成主義的な観点ではじまったポートフォリオ評価も
全くその成果が発揮されずに終わるでしょう

近年注目されているアウトカム基盤型カリキュラムですら
きちんと理解されず「行動主義」的に解釈されています
充分に理解されないままポートフォリオを使っても
決められた項目を見た・聞いた・触れたとチェックするだけのチェックリストと同じ

このような研修医や指導医から見れば
ポートフォリオは研修到達目標の評価表を束ねるだけ
つまり紙の無駄なのでしょう

事実
本学の研修医ですらそのような傾向が一部にあります
もちろん研修医だけでなく指導医にもまだ根強く残っています

世界で注目されているポートフォリオ評価は
ポートフォリオを作る過程において
研修医の学習の姿を
指導医と研修医自身が把握すること
さらに
研修医の自己評価力(つまり内省的・省察的な力)を指導医が養っていく機会を
構造的に体系立てていくアプローチです

そのために
定期的に研修医が自分のポートフォリオの中身を整理して再構築することが重要で
そのポートフォリオについて
指導や評価に関わる関係者も含めたこのような検討会が大切となります

それ故
ポートフォリオ検討会では
なぜこのポートフォリオを作ろうとしたのか
研修医それぞれがきちんと理解しながらプレゼンできなければいけません

そういう意味で
はじめての検討会は重要な意味があったと感じます
まだまだ難しい
理解されるには時間がかかる
それが第一印象です

昨年までの発表会は単なる研修の感想を述べるものであったと言えます
だからこその今回の検討会でした

残念ながらその主旨に反する内容となり
正直満足のいくものではありませんでした

本学の研修におけるポートフォリオ評価道のりがほど遠いことを実感させられました

おそらく
本当に彼らは他の施設で学ぶよりも多くの診療手技や知識は学ぶことができたでしょう
しかし
大切な専門職としての重大な何かを充分に理解することができないまま
医師としての第一歩を踏み出すことになってしまったのではないか
指導医として非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです

一方で
それでも
質的な評価
真正の評価としてのポートフォリオ評価を行っているからこそ
指導医としてこのように反省をこめて感じることができたのだと受け止めています
これを糧に今後さらなる指導に役立てていきたいと思っています

そう気づかせてくれた研修医諸君に感謝します

もうすぐ中間面接 ポートフォリオ検討会です

2011-09-16 20:37:58 | お知らせ
さて今年も半年が経過したところで
研修医がポートフォリオを片手にテューターと面談する時期が近づいています
残り1ヶ月
そろそろポートフォリオの見直しも真剣に行っておきましょう

中間面接ってどんな雰囲気ですか?
そう質問したい研修医もいるでしょう

そこでちょっと去年の様子をご紹介します

まずは最初にポートフォリオに関してもう一度おさらい
続いてまず研修医がポートフォリオを片手にテューターと面談
その後病院長に自分たちのポートフォリオを披露して
自分の研修成果を披露してもらいました

まずは一人一人がテューターに自分のポートフォリオを披露
中には直接病院長に見てもらった研修医も

それを横目でちらちら

もちろん研修医にマンツーマンで担当テューターがいるので今年はより一層念入りにチェック


ポイントはここ
研修評価が挟み込まれているという単なるファイルではないのがポートフォリオ

そこに自分の研修の成果を振り返っていることがわかるものが示されているか
ここが重要なポイント

1頁づつテューターに説明です

もちろんテューターも1頁づつチェック
症例レポートのプライバシーチェックも怠りません

『これは?』
『え~と・・・・・自分が経験した症例をまとめて整理してみました』なんて感じ


最後に研修医一人一人が自分の半年を振り返って一言
『ここではこんな研修しました』なんて自慢もあれば
『これは弱いところなのでもっと頑張ります』って心強い宣言も

そんな研修医の姿を指導医とほかの研修医が見守ります


自分の研修を振り返ってみんなの前で宣言するなんて思ってもいなかった瞬間かな?


そして最後に病院長よりコメント


『自分の研修医時代よりもはるかに君たちはすばらしい研修をしている!』
『このような機会を無駄にすることなく充実した2年間を過ごして欲しい』
『とても大切な2年間だと思う』
『より一層充実したものにしていこう!』って自分の思いも込めて挨拶されていました

このあとみんなでちょっとお出かけとなります

こんな雰囲気で開催されます

とにかく今はしっかり見直す事です

多摩病院臨床研修ニュース 臨床研修指導・評価担当者を育成する

2011-09-13 22:20:47 | お知らせ
臨床研修において研修医の指導を行うのは
何も先輩医師達だけではない
病院内であらゆる場面で研修医はさまざまなことを学び吸収する
ときにつまづき
ときに悩む

今までの経験と異なる場面に常にドキドキしている

そんな場面に常に先輩医師がいるとは限らない

ところが
そこには必ず誰かしら臨床経験のある人たちがいる
看護師さんでけではなく
薬剤師や理学療法士・作業療法士さらには言語療法士
医療事務の担当者だっているし
画像診断部の技師さんや臨床検査技師だっている

というわけで
診療に携わるあらゆる人が
研修医の指導に当たってもらえるように
臨床研修制度のこと
研修到達目標のこと
本学の厳しい修了判定基準のこと
だからこそ社会への説明責任がはたせること
その中で
研修医につまづきや気づきを促すような発問の仕方を学んでもらおうと考えた

何よりも大切なことは
未来の医療者を育成するために
きちんとしたエビデンスに基づく教育的な手法を学んでもらい
研修医だけでなく医学生のみならず
看護学生や様々な将来の医療従事者を育成することができるようになること

これが
一番大切なことではないかと最近思い始めています

それぞれの部署ごとに育てるのではなく
病院全体で成長する

なんかよくないですか?

もうすぐ中間面接です

2011-09-11 00:14:38 | お知らせ
研修医の皆さん
もうすぐ半年が経過します

早くも研修診療科を3つ以上はローテーションしているわけですから
ポートフォリオもかなり挟み込まれていることと思います

中間面接はいろいろな形で開催されます

必ず全員が事前に読み込みを行い
そのうえでテューターと面談しましょう

多摩病院臨床研修ニュース 第2回院内説明会開催しました

2011-08-30 22:25:55 | お知らせ
今日は「臨床研修制度」についての第2回説明会でした
臨床研修が必修化されて久しいのですが
やはり毎年新しい職員が入職し研修医や指導医とともに診療に関わっています
その方々もすべてが「臨床研修制度」をすでに知っているというのは
ちょっと無理があると思っていました

そこで
「臨床研修制度」についてあらためて院内で説明させていただこうと考えた次第です

医師法や医療法がなぜ見直されたのか
そもそも必修化とはどういう内容なのか
臨床研修病院とは何か
臨床指導医とはどういう人たちか

ま~相変わらずの早口で聞き取りにくかったかなと感じつつ
第1回目よりは解説したいことが言えたかな?と感じています

研修医が人事異動で配属されたのではなかったとあらためて知って頂いたり
これで全人的な医療の実践に期待感が出ましたとか
多摩病院が人気あるのが嬉しいなど
わりと後押しをして頂ける内容のコメントをたくさん頂きました

感謝です

でも一方では
未だに病棟で挨拶もないとか
態度が不適切な研修医はどう指導するのか
など厳しいご意見も頂きました

そうですね
これからの課題です

とにかく
一歩ずつ歩むしかありません

それには病院全体で研修医を育成していくことが大切だと思っています
また市民の皆様の御理解と御協力は不可欠です

ぜひぜひ
今後も暖かい目で見守って頂ければと思っています
よろしくご指導のほどお願いいたします

臨床研修説明会 多摩病院臨床研修ニュース

2011-08-05 21:50:39 | お知らせ
今日は病院全体ではじめての臨床研修の説明会
これまで一部のスタッフを対象に行ってきた説明会を
はじめて病院内全体で開催してみました

どれだけ集まって頂けるのか不安になり
めずらしく『(もうやりたくない・・・・・)』って気分に落ち込みました

時間になっても空席が目立ち
(やっぱりダメかな~)なんて思っていたのも最初だけ

病院長の挨拶のあと
自分としてはかなりのスローペースで解説を始めました

あまりのペースに事務担当の方達も(これじゃ~時間通りに終わらない)ってビクビクしていたそうです

でも今日はとにかくわかりやすくとモットーに省けるところは簡潔にして
ポイントだけを説明することに徹しました

つまり
研修医は国家予算によりそれぞれの臨床研修病院で責任持って育てるべし
研修医も指導者もちゃんとそれを認識すべし
そして
何よりもどういう医師になるのかきちんと説明責任を果たすのが臨床研修病院で
きちんと目標どおりに育成できたのか評価して公表する責任があること
などを重点的に話しました

研修医のプログラムによっては
研修医の技量と関係なく経験していない分野もあり
臨床現場でつい診療のチャンスがあっても尻込みする可能性があること
研修医によっては自分のできないことも断らない場合があるので
現場できちんと見極める事が大切です
って話をさせていただきました

皆さんになんとなくでも伝わればいいな~って思っています

このブログも紹介させて頂きましたので
hこっとしばらくアクセス数に注目したいと思っています

ぜひぜひこれからもご協力のほどお願いします

平成23年度医師臨床研修マッチングスケジュール

2011-08-01 12:36:59 | お知らせ
平成23年度医師臨床研修マッチングスケジュール
もう一度確認しておきましょう
自分のキャリアデザインに合わせて
自分あった臨床研修病院を選んでいきましょう

マッチングに参加登録したら
マッチングに参加登録している臨床研修病院内から選ばなければいけません
そして一度マッチしたら簡単に変更できません
よくよく考えてリストアップしていきましょう

参加登録開始 6月23日(木)
参加者である医学生の皆さんは
出身大学から参加登録用のIDとパスワードをもらって
オンライン手続きをしてください
これを忘れるとマッチング自体できません
(そういう医学生もいたような・・・・)

参加登録締切 8月11日(木)
  
  
希望順位登録受付開始  9月15日(木)
選考を受けた病院の中から
自分で考えて研修をしても良いと思う研修プログラムを
3つ以上は登録するようにした方がいいで

希望順位登録中間公表前締切 9月29日(木)
まず中間公表前登録するしないは自由ですが
できればきちんとしていただきたい
だって本番までに登録忘れる連中がいるから
お互いに声かけして忘れないように

 
中間公表 9月30日(金)
中間公表では
前日締切時点での各プログラム毎の当該プログラム第1希望者数のみがオンライン公表されます
ここで希望順位登録を変更することもあり得ます
医学生同士で互いの顔を見て考え直すこともあるんでしょうが
正直行きたい所をリストアップするのだから
あまり意味ないような気がします
うん

希望順位登録最終締切 10月13日(木)
14時以前にログインして14時以降も登録操作をしている場合には
締切を過ぎてからの登録内容は反映されません!
注意が必要です!
必ず14時迄に登録操作を完了してください。  


組み合わせ結果発表 10月27日(木)
オンラインでマッチ結果を確認できます
ほんといつもドキドキです

では皆さんお忘れないように

多摩病院臨床研修ニュース ~訂正です!~

2011-07-04 00:15:51 | お知らせ
お知らせします
本日の研修プログラム川崎多摩の説明において
採用試験では多摩病院は小論文があると説明しましたが
正しくは
『本院も西部も多摩病院も採用試験申込み時点で小論文を書いて提出』です

あたかも
面接試験後に別途小論文試験があるような表現をしてしまいました
本当にごめんなさい

さらに
小論文テーマについて
『昨年と同じ』という説明は間違いありませんが
『10年後の私』というテーマではなく
『わたしの自伝』という本院や西部病院と同じテーマになりますので注意してください

小論文は1,200字で臨床研修センターHP添付の原稿用紙に書いていただくことになります

訂正させていただきます
当日説明をお聞きになって不安を与えて済みません

謹んでお詫び申し上げます

多摩病院臨床研修ニュース ~病院説明会を行いました~

2011-07-03 16:37:14 | お知らせ
今年はちょっと少ないな~と思っていたら
なんと病院の公式HPでのアナウンスがなかったことに気づいてちょっと愕然
責任問題です
猛省します

残念ながら気づかないうちに説明会が終わってるとお嘆きの皆さん
いつでも個別に対応させて頂きますので
どうぞメールにてご連絡下さい
お待ちしております
アドレス:tama-rinsho-kenshu@marianna-u.ac.jpです


さて
まずは副院長先生の挨拶から始まり
続いて研修プログラム川崎多摩の解説を行いました
今年は冒頭から『正直にわかりやすく説明します!』との宣言通り
かなり過激?で熱~い!説明をさせていただきました

本院や西部とのプログラムの違いはしっかり行ったつもりですが
理解していただけたでしょうか?

少なくとも
災害医療センターにおける外来初期診療はポイントです
もちろん聖マリといえば
研修スケジュールの自由度の高さ
さらに
ポートフォリオによるパフォーマンス評価
これはどこにも真似できないものと思っています

こんな熱いトークのあとも
それぞれの診療科からさらに熱い話が続きました

そうでなくても今年は節電なのに
さすがに学生からも『長い!』って言われちゃいました

そして
食堂で指導医や研修医とともに食事をしながらお話をしてもらいました

最後にちょっとだけマッチングのポイントを解説させてもらって終了しました
全部で3時間ほどでしたが
いかがでしたでしょうか?

ぜひぜひ研修プログラム川崎多摩をよろしくお願いします