平成25年11月14日(木)、教育棟において研修医の指導に当たられる先生を対象に、Mini-CEX(Mini-Clinical Evaluation Exercise)講習会を開催し、23名(内、臨床研修指導医講習会修了者:青バッチ:17名、アドバンスコース修了者:赤バッチ:3名)が参加しました。
Mini-CEXは、研修医のパフォーマンスを幅広くサンプリングするツールの一つです。これを用いることで、指導医は研修医の基本的診療能力に焦点を当てて直接的観察評価を効率的に行うことができます。
講習会でもMini-CEXについてとりあげていますが、実地の指導の場においてはまだまだなじみがうすく、「研修医の臨床能力評価」については戸惑いが大きいようです。
評価が十分でなければ、指導の質や効率を高めることは難しくなります。適切な評価は、研修医の皆さんがモチベーションを高めて臨床研修に邁進できる環境をつくるための大切な要素です。
参加された先生方には今回の講習をきっかけとし、Mini-CEXを活用した研修医の臨床能力評価の更なる習熟を目指していただきたいと思います。
私たちは、「研修医のモチベーションを上げるには、まず指導医から」をモットーに、指導医の資格を持っている方に対してのフォロー研修や講習会を、今後も定期的に開催していきます。
今回の講習会は、協力型病院の横浜市西部病院、川崎市立多摩病院からプログラム責任者にもご参加いただきました。各病院でも同様の講習会を指導者向けに行っていただき、病院群としての指導医の力を高めていきたいと思っています。
臨床研修センター 阿部