実物です

さあて
これが実物です
実際には形成的評価にも用いることができますが
今は各診療科での総括的まとめの評価の際に
よし次のステージに進んで良し！！
て具合にフィードバックを兼ねてお願いしてます

う～ん
プレステなんかのゲームのステージクリア状態
うちの研修医はまだＲだから見守りが大切な時期なんだ
とか
うちはもうＩレベルだからそろそろ一人立ちだよ
なんて会話が聞こえてきます

成長に合わせた評価

今年度から研修目標の評価にある工夫をしました
医師の成長度に合わせた評価をすることができれば
研修医もまだそんなこと知らないよってことで怒られないし
指導医はあれもこれも言わなきゃ、教えなきゃってことにならない
おーなんて効率的な研修評価だ

まず
医師の成長度ってなんだ？
これは
Ｆ先生ってすごい先生に教えて頂いた
Pangaroらが唱えたRIMEモデルって考え方
まず
第１段階は、病棟で患者さんからあらゆる情報を得られるようになること
必要かどうかは関係なくしっかり所見を捉えることができる段階
第２段階は、その所見を解釈することができるようになること
緊急度や重要度から優先順位をつけられる段階
第３段階は、これらの優先順位に合わせて自分でマネージできること
状況を把握して臨機応変に対応できる独り立ちの段階かな？
第４段階は、研修医として屋根瓦の教育に携わるようになりましょう
つまり、医学生や後輩にしっかり教えられる段階
もちろん教えることは学ぶこと

どうですか？
これを理解していると
まだまだ情報をしっかり把握できない研修医に
お前なんで検査予約してないんだ！って怒るより
よしよしここまでしっかり所見取れたんだな、偉いぞって感じになる

なにも研修医だけではありません
各専門医になる道筋もこれにそって考えれば
みんな心当たりがあることばかり

というわけで
研修目標のうち一般目標や行動目標も一部を
RIMEモデルに合わせた評価表にしてみました？
これなら継続した２年間の評価が
納得してできるのではないかと思ってる次第です
はい

素朴な疑問

本学の研修プログラムを見て素朴な疑問があると言われたので解説

研修医一人ひとり違う研修プログラムって
１年目は６通り、２年目も６通り
この中から選ぶのになぜ皆んな違うことに・・・・・・



すばらしい
よくぞ聞いてくれました

そうです
もちろん１年目は６通りの研修スケジュールですが
この中で必修内科３ヶ月は９診療内科から選択し
外科２ヶ月は５診療科から選択
この組み合わせだけでも６×９×５＝２７０通り（合ってますか？）
２年目は選択診療科が３ヶ月×２回に
精神・地域でも３コースの選択と盛りだくさん

これを
オリエンテーション中に皆さんの担当テューターと
一生懸命検討して自分なりの２年間の研修スケジュールを
立てていく訳です

だ・か・ら
研修において自分で考えていたよりも研修目標到達度が
満たされなければ
研修先を変更することもその都度可能となる
もちろん臨床指導医もあなた自身も納得しての変更です

どうですか？
テューター制度でしっかりとサポートしているからこそできると自負してます

自分の研修スケジュールを実際に作って疑似体験できます
ぜひご相談下さいませ

指導医向け研修プログラム携帯版

ようやく平成18年度版臨床指導医向けの
携帯版初期臨床研修プログラムができました

マリアンナブルーの鮮やかな表紙
平成18年度版の特色は
研修診療科における研修目標一覧
ポートフォリオの記入上の注意事項や研修医への具体的な指導内容
初期臨床研修における事務的な手続き
例えば中断や再開について
修了基準について
さらにはメンタルヘルスケアやセクハラの対応まで解説

もちろんこれまで通り研修における様々な教育的ツールが満載

さらにさらに
今年からポートフォリオ実例集が附属しているので
忙しい臨床でちょっと観るには最高のアイテム

研修医版は？

ごめんなさい


でもぜひ見たい方は臨床研修センターまで