聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

病院見学お待ちしています!

聖マリアンナ医科大学病院群では、いつでも医学生や研修医の皆様の病院見学を受け付けています。 聖マリアンナ医科大学病院・横浜市西部病院・川崎市立多摩病院で病院見学できます。 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターHPもしくは 臨床研修blog内の記事をお読み下さい。 お待ちしています!

後期臨床研修医募集中!

聖マリアンナ医科大学では平成26年度後期臨床研修医を募集中! 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターまでお問い合わせ下さい!

魁 永納塾

2006-07-08 22:14:46 | Weblog
むかしむかし、横浜瀬谷の山奥に、『永納塾』なる伝説の寺子屋があった。

そこで学べるもの・・・、それは『忍耐』。
とにかく耐えて、耐えて、耐えまくる強靭な忍耐力である。
そして、前腕の屈筋群・拇指球筋の”驚異的な筋力アップ”である。
ここで、『永納塾』の筋トレメニューを紹介しよう。

1分間に12回の用手バッグ換気。
すなわち3時間オペであれば、12回×60分×3時間=2160回
1日平均2件のオペの麻酔を担当するとすると、2160回×2=4320回の
用手バッグ換気を毎日行っている。
永納塾での2ヶ月で平日は、5日×8週=40日あるので、
4320×40=172,800回の用手バッグ換気をすることになる。
さらに5分1回のペースで手動血圧測定。
おそらく、1日の用手バッグ換気と血圧測定の回数では永納塾塾生が世界一だろう。

この先の人生でも、これほどバッグ換気と血圧測定を延々繰り返す日々はもうないだろう。
17万回のバッグ換気から得られるものは忍耐と筋力だけでないかは、
自分次第だと思うが・・・。



指導医徒然日記 夜間急患センター編

2006-07-08 15:48:59 | プログラム解説
研修医が初期臨床研修中に
経験すべき症状・疾患・病態にどんなものがあるかご存知ですか?
全身倦怠感、不眠、食欲不振などなど
また緊急を要する症状や病態はどんなものがあるかというと
心肺停止、ショック、意識障害などなど
実際に目の前にしたら

いくら教科書読んでいて国家試験受かっていても
最初から処置できることはまず無理でしょう

経験することが一番ですが
いきなりやってみろではこれもまた無理な話

そこで
本学では夜間急患センターつまり救急患者さんでもとくに
1次2次救急の患者さんをいかに適切に診療できるか
初期臨床研修では外来で適切に判断し処置できる診療能力を
しっかりと学んでもらおうと考えました

研修医2年目になったら
毎月3回夕方から深夜までと
毎月1回深夜から朝まで
それぞれ夜間急患センターで研修します
1年間でおよそ180症例を経験します

診療内容は、研修しなければいけない疾患・症状・病態の
腹痛、発疹、頭痛、関節痛など頻度の多いものだけで
58.6%を占めていました
さらに特徴的なことは
打撲や小外科が26.6%もあり、実際の臨床では
これらをきちんと診て処置することができなければいけない
それが研修医に求められていることがわかってきました
その指導体制も整えられていますから
総合診療内科や整形外科、皮膚科の専門医への
診療上の相談件数も多く
夜間でも患者さんにけっして負担をかけず
かつ
きちんと研修医に指導できるしくみになっています

実際に夕方から深夜までは平均4.8人を診察し
深夜から朝方までには平均7.2人を診ていることもわかっています

もちろん
実際には臨床指導医の先生方の負担は大きく
指導の仕方もまだまだムラがあるようですが
一方では
危惧された患者さんの待ち時間も減少しているようですし
医療スタッフの評価も上々

でも
やっぱり研修医本人のモチベーションが一番であることは
間違いありません

では
今日は夜間急患センターでの研修をお伝えしました
次は・・・・お楽しみに

マッチング準備中?

2006-07-08 15:27:38 | お知らせ
全国の6年生は今ごろ勉強とマッチングの準備で
大変なことになっているんでしょうね
もうすでにマッチングのための面接試験や説明会が
全国で開催されていますが
本学は2回試験を行なう予定です
7月は30日、8月は27日ですのでお忘れなく
申込の締切りは7月22日と8月19日ですから
1回目試験まであと2週間

ホームページにも詳しく書いてますからおわかりかと思いますが
本学の特色は

研修診療科の選択の自由度が高いこと
さらにそのローテーションもいくつかの組合せから選べること

何よりも
内科の総合的な診療能力を養うために3ヶ月は総合診療部で研修
初期診療能力をさらに高めるために夜間の救急患者を定期的に
1年間継続して診療する夜間急患センターでの研修があること

ひとりの患者を診断から治療まで研修医自身が責任をもって行なう
一番確かな診療能力をつけることができるはず
しかもきちんとした指導体制のもとで行われるというもの

地域医療や僻地医療、さらに老人保険医療は
それぞれの将来すすみたい進路に合わせて選ぶことができます

そしてそして
何よりもこの研修を通じて自分がどのように経験して
その経験したものをどのように考えて次に活かそうとしているか
しっかりと記録しておくこと
またそれらを評価して指導に役立たせることができる
研修評価システムとしてポートフォリオを採用していること

さらに
後期臨床研修にこれらが継続されているわけです

ホームページでもここでもそのすべてをお見せできませんけど
ぜひぜひ一度見に来て下さいね
いつでもどうぞ



7月16日の臨床研修病院合同説明セミナー(東京)にも
参加してますから
ぜひブースにもお出で下さいね

七夕ですね

2006-07-08 00:10:35 | Weblog
今夜は七夕です
今帰ってきましたがあいにくの天気ですね
田舎の夜空はとても綺麗で天の川もばっちり

そうそうカップラーメンの自販機直ってましたね
さすが
愛されてロングセラー
でも
もうカレー味なくなってた さすがです

指導医いろんな先生がいるから
いろんな指導法があるかも知れませんが
個人的な自己流で指導をされてはやはりどうもね

だから今年も臨床指導医ワークショップを9月に予定してます
今回は教授や助教授が対象
どんな一泊二日になるのでしょうかね~
今から楽しみです
ほかの研修病院でも指導医の養成が一番の課題ではないかなって
思ってますがどうなんでしょう
では

せっかく続いているから
では