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聖マリアンナ医科大学病院臨床研修Blog

聖マリアンナ医科大学病院に勤める研修医たちの日々の情報をリアルにお届けいたします。

病院見学お待ちしています!

聖マリアンナ医科大学病院群では、いつでも医学生や研修医の皆様の病院見学を受け付けています。 聖マリアンナ医科大学病院・横浜市西部病院・川崎市立多摩病院で病院見学できます。 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターHPもしくは 臨床研修blog内の記事をお読み下さい。 お待ちしています!

後期臨床研修医募集中!

聖マリアンナ医科大学では平成26年度後期臨床研修医を募集中! 詳しくは聖マリアンナ医科大学臨床研修センターまでお問い合わせ下さい!

さ~てこれからが大変なんですよ~

2009-03-29 15:47:28 | プログラム解説
ようそこ聖マリアンナ医科大学病院群の臨床研修へ
お待ちしていました

さ~て私たちのご用意した臨床研修プログラムは
とにかく全員ローテーションが異なりながらも
きっちり研修到達目標を達成できるようにお手伝いしながら
2年間充実した臨床研修が行えること
非常に厳しい研修修了判定であることは否定してません
個人のキャリアデザインを重視しながら
でもポートフォリオといったパフォーマンス評価できっちり研修をの振り返りは行ってもらいます

それでいて聖マリアンナ医科大学の臨床研修の特色である
自分で考えて実践できる診療能力を高めることができるように
個人で選べる様々な選択プログラムがあること

まさに研修医それぞれが自分で考えて自分で学ぶ姿勢を常に求められる2年間
場合によってはすっくり進むこともできるし
自分の体力知力に合わせてたくさん研修もできます

どうぞじっくり力を蓄えてください

昨日から研修ローテーションの原案を作成中
マッチングで説明しましたが
マッチングでの成績によって多少希望が叶わない場合もあると思います
でもご安心下さい

オリエンテーション中にじっくり考え直して
同じ仲間同士で話し合い希望をかなえていっていただきます
とにかくオリエンテーションまではもう一度プログラムを読み返して
自分の2年間を妄想・・・いえ想像してみてください



研修スケジュール調整に追われてます

2009-03-21 23:33:31 | プログラム解説

聖マリアンナ医科大学病院群で研修する前に
必ず行うのがこの研修スケジュール作成
研修する予定の診療科をピックアップして
どの時期にローテーションするかを考えて
その上でどの時期に研修到達目標を達成するか
ひとつひとつ考えてスケジュールを立てていく
だからこそ研修医全員がひとつとして同じローテーションが存在しないのが特徴

どもその前に僕らが残された最大の仕事がこれ


マッチングのときに希望を出してもらっているので
まずは第一希望のローテーションどおりに
研修希望診療科ごとに組み合わせてみる
それを基本にしてそれぞれの診療科ごとに
最適な研修医数があるので
まずは診療科優先するのかローテーションを優先するのか聞いてあるので
またもこれで調整をかける
第1希望から第3希望まであらかじめ聞いているので
これをもとに調整

この作業を一人ずつ全員分行います

ところが今年は本院と西部病院と多摩病院で分かれているので
これまた調整が大変
今まさに研修スケジュールの破砕帯にぶつかってます
あちらをいじるとこちらが崩れる
クソ~これを乗り越えないと研修が始まらない!
乗り切るんだ~と親方の声が後ろで響いてます



多摩病院臨床研修ニュース ~モーニングレクチャー編~

2009-03-18 20:20:30 | プログラム解説
うぎゃ~負けちゃいましたね
ま~前回も同じような流れがありました
ここは一つ気落ちしないように応援しましょう

さてさて
川崎市立多摩病院では着々と受入れ体制を整えています

これまでの研修はどうしても本院の研修協力型で独自の研修って雰囲気が乏しかった

でも今度の平成21年度からは研修プログラム川崎多摩として
1年間はしっかりここで研修するわけですから
独自の研修のカラーも打ち出せる

今日はいつものような診療科の指導医ばかりでなく
診療協力部門の方々にも集まってもらって
1年間を通して研修到達目標を意識したレクチャーやSGWを説明

例えば・・・・・
医療記録に関しては
医事課・医療情報部・医療相談などがいろんな視点で研修医に指導
もちろん事前のプレテストでそのレベルを把握してもらって
その上で講義や実際に記録してみたり互いに評価しあったりと
短時間で収まるように工夫しています
お~ポストテストでの評価も忘れませんヨ

こんな課題が全部で42週にわたって開催される予定

おそらく
どの研修病院でも医療の社会性とか困ってると思うし
研修の現場では
診療協力部門の方々からみると
研修医の先生はそれぞれの診療科でなんで指導してくれないの?って歯痒い
実際に臨床の現場では研修医診療協力部門ってことになりかねない

でも本当に指導医ばかりでは無理だと思うんですよね

そこで
診療協力部門の方々も臨床研修においては善き指導者ということで
よろしくお願いいたします

これで
診療協力部門の専門的な立場から医師を養成できるし
研修医もそれぞれの立場で学べるし
お互いの顔もわかるし
そうなると自然に会話も増えてチーム医療も向上するし
わ~凄いことになりそうな感じ

今日なんか
『プレテストやポストテストもつくっていいんですね?』とか
『なら・・・・研修医の先生がより知識を整理しやすいように簡単な問題にする工夫も必要ですね~』
なんてほんと嬉しい質問と意見が出てました

選択研修プログラムコースといい
このモーニングレクチャーといい
自分が研修医時代こうして欲しかった内容が次々用意できて嬉しい

ぜひぜひご期待ください

多摩病院研修ニュース 選択研修プログラムとモーニングレクチャー

2009-03-16 20:52:17 | プログラム解説
皆さんは臨床研修到達目標はご存知ですよね
行動目標と経験目標に分かれていて
さらに経験目標は
経験すべき診察法・検査・手技
経験すべき症状・病態・疾患
そして特定の医療現場の経験
このようにわかれているのです

もちろん基本理念は
『臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、
将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき
社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関
わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を
身に付けることのできるものでなければならない。』
というもの

いくら見直しとなったところで
この臨床研修到達目標はかわらないのです

聖マリアンナ医科大学ではこれまでも研修医がどのような分野で
これらの研修到達目標が達成されたか
何年もかけて調査を重ねてきましたが・・・・・
どうも行動目標や経験目標のうち
達成しやすい分野とそうでない分野があることがわかってきたんですね

そこで3年前から研修医の成長レベルに合わせて
RIMEモデルを用いた研修目標達成度をつくって
評価してきたんですが・・・・・・・・

それでもなんか実践的に物足りないと言うか理論と実践が噛み合わないと言うか


そこで・・・・・
通常の研修では不十分な部分を自分のキャリアデザインに合わせて
選択してもらうっていうのはどうだろう?っていうことで

基本的臨床検査のうち
A項目である検査や下線の引かれた必修検査は
研修診療科にローテートしている間でも
継続して研修できるように考えてみたわけです
これが
選択研修プログラム

内視鏡は上部・下部の内視鏡シミュレーションを用いて実際に手技を修得したり
超音波検査では実際に互いに手技を行ってみたり
心電図も画像検査も同じく実践的なポイントを学んで行くというコース

これをそれぞれの研修診療科にローテート期間中であっても
その時間になったら『選択研修プログラム』の時間として
研修医はそれぞれのコースに合わせて学ぶことができるようにしました

これって実は凄い事なんですよ
だって多くの研修ではいろいろ講演やらレクチャーを計画しても
それぞれの研修診療科が優先されてしまい研修医は参加したくても実際は無理ってことはしばしば

だからまず最初に多摩病院でやったこと!



選択プログラムを選んだ研修医は何よりも選択コースが優先されるってこと
つまり
この日のこの時間は彼らの学ぶ時間ですよ!って院内全部で共通事項にしたんです

だから
安心して学ぶことができる

どの選択プログラムも全部で10回のコースに分かれていて
毎回プレテスト・ポストテストが用意されています
もちろん最後はシミュレーションなどで手技の修了判定も行います

今修了者にはなんかのシールを考えています

そしてもう一つの目玉がモーニングレクチャー

これも研修到達目標ではなかなか修得がしにくい
医療の社会性とか医療安全とか・・・・・
少しは講義やディスカッションも必要な部分
そういうところを研修医同士で調べてきたり
レクチャーを受けたり
実際に書類作成をしてみたりって短時間で学べるように配慮してみた

事前学習を促し
その時間で作成したものは
実際に作品・研修のエビデンスとしてポートフォリオに挟み込んで頂きます


もちろん研修2年目でも一部でも研修できますから
どうぞご活用下さいませ

研修ローテートだけが興味の対象になりがちですが
実際にはその内容・中身なんだってことを
実践していきたいと思っとります

だから
ぜひぜひ多摩病院もよろしくね

            

病院見学のお知らせ

川崎市立多摩病院では
いつでも病院見学・実習を受け付けています
まだまだ間に合う春休みの見学・実習

どうぞいつでもご相談下さいね

お申し込みは
多摩病院臨床研修担当tama-rinsho-kenshu@marianna-u.ac.jpまでメールを
もしくは
多摩病院 総務課 臨床研修担当者までお問い合わせ下さいね

            


画像で送る研修生活~ベストレジデント選考会~

2009-03-09 23:58:52 | プログラム解説
新しい教育棟の一室で始まりました
この日はBSLのadvancedOSCEでもあったので非常に学生さんも疲れていた様子
さいごまで寝ないでね~


ま~キョトンとした顔が気になりますが・・・・・

まずは無事始めることができました

まずはなかやクリニックの院長先生から
僻地医療の現状と本学との関わりをお話いただきました


多くの研修医がここで研修することで大きく成長したことが伝わってきました

教育は共育(ともに成長すること)なんですね~

あとは研修医の先生がたのプレゼン




学会発表のような素晴らしいスライド


なんでも今論文を投稿中とか
すげ~

この後学生による投票が行われましたが
結果は・・・・・・
じつはボクも知りません

きっと水曜日の研修管理委員会で話されるのでしょう
楽しみです

研修スケジュールとプログラム

2009-03-04 23:29:35 | プログラム解説
正直研修スケジュールと研修プログラムの使い分けがよくわからん
って話

よく指導医の先生たちも同じように使って会話しているけど
混同して使ってるケースが多いようです
医学生も研修医もスケジュール=プログラムって感じで
そこばかり興味対象だったりしてる
う~悲しい状況
まずは
研修スケジュールは研修プログラムの一部だってこと知ってほしい
研修プログラムは臨床研修全体のこと
だから研修プログラムの中には
研修における指導体制や評価システム
研修教育環境や学習環境
もちろん処遇や宿舎などのこと
最近ではメンタルサポートや医療安全体制それにハラスメントにも
しっかりとした対応準備が整っていることが求められています
それに加えて研修スケジュールなんです

この研修スケジュールも最近では学習者である研修医に
主導権があるつまり高い選択性が求められています


これらを総合して臨床研修プログラムになるわけです

厚生労働省に研修プログラムを提出する際には
このすべてを網羅して記載して提出されなければなりません

でも聞くところによると
それでも実際の研修状況とは異なるところが多いとか

その結果この春からは新規の研修病院の申請や
新たな研修医募集数の増加はしばらく見合わせるようになったんです


ですから
研修プログラムを見てほしい知ってほしいということ
研修スケジュールだけを見て決めることは
ちょっと早まってると思います
きちんと改善しているのか
毎年とは言いませんが定期的に見直されていることが
ちゃんとそのHPからわかりますか?
なんてことを参考にするのがいいと思います

きっと国家試験の勉強とマッチング対策で大変でしょうが
その辺のところ押さえときましょうね
では

                
平成21年度臨床研修プログラムのダウンロード
聖マリアンナ医科大学平成21年度臨床研修プログラムが
PDFファイルとして手にすることができます
すでにマッチングされた皆さんには送付されていますが
指導医の先生方や
研修指導の関係者の皆さん
もしかしてなくしてしまったなんて方は
ダウンロードにアクセスしてください
なおダウンロードには登録が必要です

登録方法は臨床研修センターHPでの登録方法を解説している
臨床研修センターHPの活用
ご確認くださいね

臨床研修制度の見直しに当たっての基本的な考え方

2009-03-03 22:22:33 | プログラム解説
制度の見直しに当たっての基本的な考え方
これまでの臨床研修の状況を踏まえて、より良い医師の育成のための「医師としての人格のかん養とプライマリ・ケアの基本的な診療能力の修得」という制度の基本理念、および基本理念を具体化した到達目標を前提として、当面、次のような基本的な考え方に立って臨床研修制度等を見直すべき

ということで

まず
研修プログラムを弾力化
これについては
必修の診療科は内科(6か月以上)・救急(3か月以上)にとどめる
これらの診療科における研修は原則として1年目に実施
そして
内科・救急以外で従来必修とされた科目(外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科)は
新たに選択必修診療科として位置づけてこの中から各研修医が2診療科を選択
研修2年目には十分な指導体制の下で地域の第一線の病院・診療所において
研修を行う地域医療研修(1か月以上)を必修とする
ま~これが大筋
さ~そこでここからがプログラム責任者たる腕の見せ所ってこと
いろいろ秘策をすでに練り上げていますので
今しばらくお待ちくださいね


続いて
医学部教育改革の動向や専門医制度の検討の動向等を踏まえて
 卒前・卒後の一貫した医師養成を目指した臨床研修の質の向上及び学部教育の更なる充実
これは卒業前教育との関連性をもっと高めていこうってことなので
今後期待していけばいい

さてちょっと気になったのは
研修医の募集定員及び受入病院のあり方の見直し
神奈川県ではどうか?

なんと46名の募集枠のマイナス値
これがどの病院がターゲットとなるのか・・・・・
今はしっかりとした研修を提供するのみ
そうしていくことが今は大事と考えます

というわけで
何かと騒がしかった1日でした



研修修了基準からみた新しい研修制度見直し 

2009-03-02 23:12:26 | プログラム解説
さ~ていよいよ新しい研修制度の見直しが本格的になりそうな雰囲気です
そうなるといろいろ考えておかなければいけませんよね

だって研修到達目標も変わらないわけですし
そこで研修スケジュールが変わって自分で選択期間がいきなり増えたよって言われても
ちょっと混乱するのかも
もし本学のようにオリエンテーション中にじっくりと考えていいよっていうパタ~ンでも
医学生からようやく医師免許をもらった瞬間にって正直大変な作業なんです

もっとも聖マリアンナ医科大学では
とにかく研修到達目標をじっくりとみて
自分たちで研修スケジュールを立てるときに
どこで何を達成するのかという作業も同時に行うので
研修医一人一人が考えざるをえない仕組みになっています

そうでないと
ただ闇雲に自分のキャリアデザインばかりが重要視されてしまい
うっかりすると偏った研修になりかねないですからね

そこであえて研修修了基準について厚労省が公開している意見に対する回答をみながら
ちょっと見直しにおける課題をピックアップ

課題その1
今度の見直しでは1年次内科6ヶ月・救命3ヶ月だし
2年次地域医療1ヶ月となるわけ
また外科・小児科・産婦人科・精神科・麻酔科から2診療科を選択必修で期間はとくに定めていないとなると
研修中の休止期間上限の上限90日について
それぞれの病院がしっかり定義しておく必要があると思うんです
1ヶ月の細切れ研修でいったい何日を上限とするのかって問題です

課題その2
「必修」とは文字通り「必ず履修する」という意味であり
修了基準において特段の方針変更があるわけではありません
これは厚労省のず~と言い続けていること
臨床研修の到達目標における必修項目は
研修病院の指定申請以前から示されており
これに基づいて各病院のプログラムは偶発的な事故をもある程度は想定して
目標が達成できるよう作成されているものと想定されているはず
だから・・・・・
今度の見直しでも同じ考えで捉える事になるわけで
選択研修期間が増えても研修到達目標を達成できないと大変なことになる
もしかすると
達成できたことにしちゃう?なんて悪い事考えたりしてない?

厚労省のコメントでは
どうしても目標が達成できない場合には選択科目の期間などを利用して
目標を達成させる努力せよ!って言ってます
はい

本学ではかなり重要視している経験すべき研修目標については
経験項目の必須条件について
「~が望ましい」等の表現がある目標
例えば経験すべき症例に関しては88項目のうち70%以上となっているけど
組合せ等は無条件で62項目以上を経験すればよいのかってことについても
このように解説されています

経験が求められる疾患・病態88項目のうち、
(1) A疾患とされている10項目については必ず入院患者を受け持ち
症例レポートを提出する必要があり
(2) B疾患とされている38項目は必ず外来診療
又は受け持ち入院患者で自ら経験する必要があり
(3) (1)(2)以外で14項目以上を経験する必要があります

このようにしっかり説明されています

ほらほら
どこかで研修医や指導医の先生方が
ポートフォリオにこんなに挟み込まなくてもいいんじゃないですか?って意見がありましたが
どうします?
これが求められている研修修了基準なんですよ

しかも
特定の症状・疾患に関して30件・外科で1件・CPCで1件の計32件のレポートが求められている
これはすべて必須なのですか?
って質問にも
その通りってしっかり答えられている

さ~て
ここまでを振り返るとね
研修診療科をどのように選ぶっていうときに
早く専門診療科での研修を始める云々ということよりも
まずこの医師法に定められた重要なポイントを意識しとかなきゃいけないってことだと思うんです

1年次にいかにしっかりこのような経験目標を達成させるかって
それぞれの研修病院が検討しなきゃいけないってことなんです

そうすれば自然に2年次の選択の幅が増えるってことになります
個人的には1年次の夜間急患センターとか魅力的デスヨね

なんて勝手に書いてみましたが
この内容
はたして医学生には通じるのかな?
ちょいと不安


ベストレジデントを決める!?

2009-02-28 21:33:59 | プログラム解説
毎年この時期はアクセス数も少し停滞気味
となるはずが
うぉ~今年は順調にアクセス数が増えています
感謝感謝

もうすぐ春休み
こうなればより一層
病院見学者数upを目指してもっとがんばらねば

さて
今年も研修修了判定のポートフォリオの読込みも無事終了しました


まずは
チェックすべき箇所
ちゃんと提出すべき評価表類がすべて挟み込まれているのか
研修到達目標を意識した研修がなされるように自分で立てた研修スケジュール
それをもとに研修診療科ごとの目標とその成果
それに研修診療科ごとの評価表が一式
そして症例レポートが必要症例数分
教育プログラムの参加記録や
研修中の態度なんかを評価した一般評価
自分の研修を振り返って自己分析した自己評価
さらには印象的だった症例ごとのSignificantEventAnalysis
そして何よりも
この2年間の振り返りをまとめた凝縮ポートフォリオ
これがしっかりと挟み込まれていること

今年は非常によくできたものが多かった
う・う・うれしい~

これを1冊ずつ2人の臨床指導医が何日もかけて読込んでの修了判定

さてさて今年は何人の研修医がノミネートされるのでしょう

ノミネートされた研修医には
昨年同様
一緒に臨床現場で実習していたBSLの前で
自分の2年間の研修成果を発表してもらいます
そして
栄えあるベスト・レジデントが選ばれるわけ



これは去年の風景
こんな風に見つめる中での発表
いや~緊張が伝わってきますね





去年はスライド使って
自分の研修での振り返りを一生懸命に後輩たちに伝えようとしてました

いいでしょ~

いつもは辛口トークの西部病院の病院長も最後には
感動した!すげ~な~これは!
おろ?素直にお褒めの言葉

何よりもある研修医は
何よりも自分の成長を感じたのは
このポートフォリオをまとめていたらその膨大な成果に自分で感動してしまったこと
これはやってよかった~って言えるもの
自分の財産
ほかの研修施設は知らないから比較はできません
でもこのポートフォリオはボクにとっては本当の宝です
有り難うございました

って一言

その一言に感激しました

実は今年の凝縮ポートフォリオにも
非常に感激的な内容もものがありましたから
今年はもめるんじゃないかな~?

これはうれしい悲鳴です

BSLとはこのあとノン・アルコールで懇親会です


それぞれの思い思いの研修をした研修医たちが
後輩たちに自慢気に話すその姿が印象的でした

やはり今年も平成22年度の研修スケジュールを公開予定です

では

平成22年度臨床研修プログラムの目玉

2009-02-25 20:19:28 | プログラム解説
そうは言ってもそれぞれの大学においてモデル事業を行っているのは事実
これ何の話?て医学生もいるでしょう

臨床研修プログラムに関するモデル事業実施要綱とは何か?
詳しくは
厚労省医政局長の通達を参考にしてください
その目 的は
というと
「本事業は、大学病院が豊富な教育資源を持っていること、医師不足地
域の地域医療を担っていること等を踏まえ、臨床研修の質の向上を図り
ながら、現行の研修プログラムを弾力化し、臨床研修を行う分野や研修
期間を見直すことが可能かどうかについての基礎資料を得ることを目
的とする。」
というもの

その内容はというと
「著しい医師不足を生じ地域医療に影響している診療科を中心にした研修を重点的に行うことにより、
臨床研修の質の向上を図りながら、臨床研修を行う分野や研修期間を見直すことが可能かどうかについての
基礎資料を得ることを目的に、モデル的に実施するもの。」
「このため、本事業は、豊富な教育資源を持つ大学病院の本院において実施することを想定、
分院で実施することは想定していません。」
とあります
つまりですね~こういうこと
神奈川でとくに聖マリアンナ医大近郊で不足している診療科を中心に
研修プログラムを作成するものってことで
現状ではやはり産婦人科/小児科ってことになります

そこで
本学でも数回検討会を行ったわけですし
さらにはBSLを対象にアンケートにもご協力をいただいた訳です
そして外科医も不足しているという考えから外科も含めて
3つの診療科における研修プログラムを作成する方向性となっています

もちろんいろいろ考え方はあります
さらには個人的にも思うところはあります
    ここは一つ

一人でも多くの学生の意見を聞き
また一人でも多くのキャリアデザインを達成できる環境作りを考えると思い直し
準備中です

この事業において行う研修プログラムを
特別コースと呼ぶようになります

これが妙な印象を与えかねないと思ってるんです
だって同じ小児科希望でも
「多くの診療科で研修してから小児科に進みたい」って気持ちの研修医と
「重点的に小児科を研修したいのでこのモデル事業のプログラムを選んだ」って研修医がいても
なんの不思議もないでしょ?
それなのに場合によってはさ
印象的に「おれは特別コースを修了してるんだぞ!なんて気持ちになったり
指導医が「特別コースだけ優遇しちゃおう!」なんてことになっては非常に困るわけ
そこは十分に注意して作成中です

ところで
本事業において行う研修プログラムは次に掲げる要件を満たすものってなってます

ア) 研修期間は、原則として合計2年以上とする。
イ) 特別コースの研修プログラムは、内科、外科、救急、小児科、
産婦人科など、著しい医師不足を生じ地域医療に影響している診
療科を中心にしたものとする。
ウ) 特別コースの研修プログラムは、省令第2条及び施行通知第2
の2に定める臨床研修の基本理念に基づき、臨床研修の到達目標
を達成できるものとする。
エ) 臨床研修を行う分野ごとの研修期間については、任意の期間と
し、施行通知第2の5(1)ア(ア)④に定める「基本研修科目」
(内科、外科及び救急部門(麻酔科を含む。))、「必修科目」(小
児科、産婦人科、精神科及び地域保健・医療)及びその他の研修
分野の研修期間について、臨床研修の基本理念及び本事業の主旨
を踏まえ設定する。

ここで注意して

研修期間は2年間
しかも研修到達目標はかわらないってこと


小児科・産婦人科・外科もこのあたりを十分に検討して
ただいま研修スケジュールを作ってます

他大学の特別コースもすべてが人気あるわけではありません
その中身を検討してマッチしたのか?していないのか?もわからないし
もしかして
「特別?」って響きに引かれたのかも・・・・・

ちなみに
僕らの聖マリの臨床研修プログラムでは最大の選択診療科は
内科・外科はすべて選べるし
さらには小児科・外科とも1年次から選択できるコースはあるし
このほかに2年次には選択診療期間があるわけで
これ以上ないってくらいに自由度が高いのでこれは十分に「特別」って思ってる

3月7日にはBSL対象の研修プログラム説明会第一弾がありますから
ぜひぜひお楽しみに