お墓参り

　せめてお盆位はお墓参りをしなくちゃあと腰を上げる。
　毎年悩む事だが、お盆の数日間はお墓の中の仏様は空っぽ？
　

　「仏様は家に戻ってるんだ」と夫は言うが、落ち着かない。
　盆前に掃除に行くのが筋らしいが、やはりこの時期参拝したい。

　我家は分家だから仏様はまだいない。私の実家と甥の墓に参る。
　既に参拝者が来ている様子で、綺麗なお花も供えられていた。

　手を合わせ「不在でしょうか？」なんて間抜けな質問をする。
　無沙汰を詫び「よろしくお導き下さい」と頭を下げてくる。

　たったこれだけの事だが、心が清められたような気分になる。
　

つまらない！

　昨日辺りから外に出ればお盆の帰省者が多いためかか県外車が目立つ。
　今日は年金支給日前日で財布は軽い、買い出しはあと１日控えよう。

　夫を墓参りに誘うが、勝手者で己の実家以外のは興味を示さない。
　それで明日、彼の居ない時間に一人でゆっくり手を合わせる事にした。

　暇つぶしに俵万智「九十八の旅物語」写真も入ったエッセイ集を読む。
　小さい旅と称して新聞に連載した物、全国各地を巡っていて面白そう。

　しかし「どこそこの店の何とかが美味しい」とかの連続で嫉妬する。
　有名人でしか経験できない特別扱いもあって心の狭い私は面白くない！

　高校野球で愛媛県代表の済美が一回戦を勝ち進んだだけが救い？

家庭訪問

　「介護認定の件で家庭訪問に伺います」と市役所から電話がきた。
　約束の時間ピッタリに来られた職員は温和そうな中年の女性。

　ありのままを見て貰えば良い。夫は畳座りは無理なので椅子で対応。
　10分程質問に応えていた夫は白いタオルでやたら汗を拭いていた。

　「白タオルは食堂用、何故そこにあるの」と私は不思議に思っていた。
　「疲れたからもういいだろう」と夫は途中で寝室に引き上げて行く。

　その後、職員と私とで日常の事などあれこれ話して訪問は終った。
　後片づけをして先程のタオルを調べると、何と畳んだステテコだった！

　この頓珍漢な現実を知ってもらいたい気と、隠したい気が雑じる？

高級洋菓子

　先週、音沙汰のない次男へご機嫌伺いの荷物を送った。
　「受け取りました」の連絡位は来るだろうと期待しての事。

　「変わり無し」との連絡で一安心。親はいつまでも子が心配。
　「こちらも中元を送ったから」との事、楽しみに待っていた。

　菓子の包みが２箱送られて来た。１箱は長男宅の分と推察する。
　次男の暮らしは豊かな筈かないのに律儀に気を遣ったようだ。

　こちらでは売ってない高級洋菓子店の品、有難く頂いた。
　美味しい物には毒がある？　100g480calの表示、これが曲者！

　食事量を減らして菓子を優先させる。幸せな甘さが広がった。

花火大会②

　花火大会は先着１２００名にうちわと粗品が配られるとあった。
　小さな村にそれほど多数の人が来るのと思いながら列に並んだ。

　入口近くの席に陣取り、私は次々とやってくる人を眺めていた。
　男の子は素朴と言うか中学生位までは自然体で可愛い子が多い。
　

　サッカー選手のような感じの子が多くお洒落しても嫌味がない。
　それに引き替え女子、中高生などは不潔っぽくて嫌な子が多い。
　

　ショートパンツに厚底の高いヒール、化粧も濃く髪もだらしない。
　粋がっているようだが返って田舎臭く「鏡を見たら」と言いたい。

　３０代の男女に「あれっ！」と羨ましくなる様な素敵な人が居た。
　

花火大会①

　隣村朝倉の花火大会は夕方６時の受け付け、花火は９時から。
　花火までに盆踊り、獅子舞、フラダンス、ホップダンス等がある。

　ゆっくり出かければ良いのに気の早い夫は早々と出発したがった。
　まだ人がまばらな中、退屈気味に会場で陽が沈むのを待っていた。

　市長の挨拶から始まったが、通り一遍で役員以外は興味なさそう？
　椅子を借りて見物していたが人が増えるにつれて見にくくなる。

　盛り上がりを見せる前に「疲れたからもう帰る」と夫が言い出す。
　何の為に来たのかと思ったが、逆らわずに帰ってきた。

　夫はすぐ寝た。私は２階から花火見物、遠方で迫力など感じず！

道案内

　夫が通う施設職員から花火大会の案内状を先日貰っていた。
　「昨年は家から見た」と夫が言ったら「今年は会場へどうぞ！」

　朝倉はあまり馴染がないので案内状を見ても場所が分からない。
　当日、夜間に知らない所を走るのも不安だから下見に行った。

　小学校が目標、初めての地はウロウロするだけで終わった。
　翌日、職員に聞いたが今一つ要領を得なかったが見当はついた。

　再度の挑戦を試みた、今度こそ辿りつかなくちゃあ。
　農協があったので下車して聞くと「隣だよ」と笑われた。

　帰路は１本道を直進すれば済んだ、馬鹿みたい！ナビが欲しい。
　

ガソリン高騰

　 円安の影響でガソリンが値上がりしていると聞いていた。
　例え高騰していると分かっていても背に腹は替えられない。

　スタンドまで出向いたらそこは車の列、最後尾に並んだ。
　たまたま今日は２円引きの日らしくて会員は１L￥156とか。

　先月よりも１１円高になる。５千円余りを支払ってきた。
　私は馴染み店に行っただけだが帰路、同額の店もあった。

　そこなら待たされる事もなく済んだのにと悔しい気もした。
　ガソリンを入れている間はエンジンも切らなくてはならない。

　熱風のこもる車内は例え五分程度でも熱中症に罹りそう！

有難迷惑

　今朝、トイレに入ると一目見て中の様子がおかしかった。
　手を拭くタオルがなくなり、便器などが汚れている。

　明らかに夫の粗相、ピンときたので洗濯機を覘いた。
　案の定、悪臭を放つタオルが突っ込まれていた。

　本人は汚した後始末を自分なりにしたつもりだろう。
　目前のタオルで汚れをぬぐい、そのまま洗濯機へポイ！

　こんな事なら明け方だろうが私を呼んでくれれば良かったのに。
　遠慮したのかも知れないが中途半端で非常識な処理は有難迷惑！

　朝早々からトイレ掃除、怒るわけにもいかないが食欲が落ちた。

介護認定の更新

　夫の介護認定が今月末で切れるので更新しなければならない。
　早目にしておくと安心、それで病院に診察を受けに行った。

　長時間待たされるのを覚悟して新聞や本などを用意周到で行った。
　ところが思いの外に空いていて眼鏡をかける間もなく呼ばれた。

　痴呆度を測るらしいテストなどは本人一人が別室で受けてきた。
　後はいつも通りの血圧とか、血液検査、医師との面談で終わった。

　後は市役所の職員による家庭訪問が待っている。後日の連絡待ち。
　去年から大きな変化はないから多分今と同じ要介護Ⅲだろう。

　寝たきりとかの要介護Ⅴとなれば大変だけど、今を良しとしよう。

夢の話

　毎夜夢を見ない日はない。でも靄が消えて行くようにほぼ忘れる。
　しかし時々、強烈な印象で何故とか、誰かに話したくなる時もある。

　昨日長姉から「貴女の夢を見たの、変な夢よ」とメールがあった。
　その内容を書いていたが夢の話だから辻褄が合わないのは当然？

　登場人物にヘェと思う位。まあ聞いてもらいたいだけなのだろう。
　夢は無意識に思っている事が絡まって浮かぶとも言われている。

　最近、次男から音沙汰ないから心配していたら今朝は夢に現れた。
　喧嘩で重傷を負っている息子に私が説教している夢、縁起でもない！

　横綱白鳳と私が良い仲になっている夢も見た。これは笑える？
　

カナダ旅行

　義妹が８日間だかのカナダ旅行を友達６人とで楽しんできたそうだ。
　ツァなら珍しくもないが、全部自分たちで計画を練り実行したとか。

　PCで日本語ガイドを選びその他はメールのやりとりで済ませたとか。
　妹は少々の海外旅行の経験はあるにしても、その度胸に驚かされた。
　

　カナダは広いしPCで検索しても情報が多すぎて絞り込むのが難しい。
　一人なら自己責任で済むが連れが居るとなれば失敗は許されない。

　国内なら下見も出来ようが、外国となると確かめようがない？
　旅は大成功で楽しかったそうだ。費用も上手に賄えて満足の様子。

　妹のPC歴はまだ１年位なのに上手に使いこなしていると感心した。　
　

胡瓜の佃煮

　友達が胡瓜の佃煮を作ったからと持って来てくれた。
　漬物は知っているが、佃煮は初めてだったので興味深い。

　早速、小瓶に詰められていたそれをつまみ食いした。
　予想していたよりも美味しかったので１，２日で無くなった。

　甘すぎず辛すぎず丁度良い味、ご飯にとてもよく合う。
　材料は胡瓜、生姜、昆布、ジャコ、赤唐辛子、ゴマ、調味料。

　次に会った時にレシピを頂いた。Qちゃん漬けも勧められた。
　今時、胡瓜は安いのですぐ取り掛かった。日持ちもするとか。

　面倒なのは敬遠だが私でも作れるのが良い。常備食が増えた。

カサブランカ

　家中にカサブランカの強烈でいて豪華な香りが漂っている。
　一昨日、ある会で友人がそれを１０本抱えてやってきた。

　信州から送ってきたのを惜しげもなく下さるとは太っ腹！
　彼女を除く４人で分けると３、３、２、２の割合になる。

　皆さん遠慮して「私少ないので良いわ」なんて言っていた。
　じゃんけんの案も出したが、それも乗って来なかった。

　それで遠慮は損慮と、欲張りな私が３本のを貰う事にした。
　１本に3輪咲いているのもあって、活けてみると非常に豪勢！　

　豊潤で何だか金持ちになった気分。数日間だろうが嬉しい。

不可解なメール

　朝、PCのメールチェックをしていると未登録者からのがあった。
　無視すべきかと悩んだ。早朝６時の送信では知り合いの急用かも？

　思い切って開封すると「先日は…９月もお世話に…」ご丁寧な挨拶。
　見当がつかないので「失礼ですがどちら様？」と問い合わせた。

　折り返し「○○でーす」と親しげな文、下の名だけが書かれていた。
　「名だけでは分からないから、苗字も頼みます」と再送信した。

　「姉さん大丈夫？」ボケを心配するようなメールが届いた。
　「私には○○という名の妹は居ないから間違いでは？」と返信する。

　「失礼、間違えていました」のメールが来て、騒ぎは幕を閉じた。