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ものづくり・工場改善 5S (4) 人づくりによる儲ける新5S実践マニュアル 長谷川祐三 

2016年05月22日 | ものづくり・工場改善 5S

第165回記事(2013年10月14日(月)発行)(次回10月21日(月)発行予定)

 今回は5Sに関する4回目の記事になります。本としては3冊目です。
 企業の成果・利益に繋がる5Sの視点で本を選択していますが、この本を選択した理由は、タイトルの中に「儲け」という言葉が入っているからですが、何度か読み返しましたが、なぜ最終的な利益(儲け)に繋がるか、そのストーリーが最終的には私には理解出来ずにいます。そのため、本のお薦め度については記載いたしません。(ではなぜ理解できていない本を紹介するのかと聞かれれば、本に興味をもたれる方がおられるかもしれないし、理解できている方から教えていただけるかもしれませんので。)しかし、タイトルにマニュアルという言葉も入っているように、具体的なところまで記載されており、その点はお薦めです。

 一度、いかがですか。

<データ>
 著者:長谷川祐三(1920年代のお生まれと推定、1987年からコンサル活動実施)
 出版社:日本規格協会
 出版年:2002年
 ページ数:317p
 価格:2300円

<章構成>
 第1章 儲ける新5Sの考え方
 第2章 なぜ新5Sが「モノ」づくりの基本か
 第3章 儲ける新5S活動の要点
 第4章 儲ける新5S実践のポイントと手順
 第5章 儲ける新5S活動の進め方
 第6章 新5Sマニュアル

<理解できた範囲で書くと・・・>
 再度になりますが、何度も読み返しましたが、なぜ最終的な利益(儲け)に繋がるか、そのストーリーが私には(はっきりとは)理解出来ずにいます。
 各章のタイトルを見ていただくとわかるように、「新5S」という言葉が出てきますが、これは従来の「5S」の原則を5ゲン主義の考え方で、躾を中心にして再構築したもので、「モノ」をつくる人「サービス」をする人の心(心掛け)をつくることに主眼を置き、”人づくり”と”儲ける”(利益を上げる)という目的をもった、目的指向型の5Sです。(14p)
 そのため、整理・整頓・清掃・清潔・躾の中で最後に出てきた「躾」が中心となり、躾のためには「叱る」手法から「褒める」手法が中心的な手法になります。(17p)
 新5Sは、従業員が道徳心を身につけ(この辺になると理解できなくなってきます)、創造力を高め、総原価低減をして儲ける活動のことである。(18p)正直このページあたりまでくるとイメージが湧かなくなります。

<新5Sの4本柱>
 新5Sの考え方・4本柱が整理して書かれています。(60p)
  目的指向
  人間形成
  原価低減
  歯止め

<もう一度整理してみると>
 ポイントは58p60pくらいになります。
 ①社会環境や人の考え方が現在はドンドン変化しており、自己中心的な人が増えている。このため、躾が大切になっている。
 ②躾の目指すところは、感謝する心、他人を喜ばす心、思いやりの心(心掛け)の要請である。
 ③躾の先には教育もあり(個人的な理解です)、創造力を高める、道徳心を養う必要がある。
 ④創造力等が高まれば、改善が進みムダ取りが出来る。
  道徳心が養われれば、企業内の人間関係向上だけでなく、「モノ」づくりや、顧客に対するサービス、つまり大事な顧客満足に繋がる。
 ⑤ムダ取りが出来ればロスコストが減り、儲け(利益)が向上する。
 (躾の中で物事を成し遂げることの能力を向上すると、ムダ取りのための教育をしなくても、ムダ取りが出来るように思えて・・・)

今回はこんなところでしょうか。
よく理解されている方がおられましたら、ご指導いただけたらありがたいです。
ご指導に従い修正していきたいと思います。

Photo

                                                井上 三右衛門

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