*sprout* 毎日の暮らしの中で・・・。

好きなモノ・コトや感じたことをつれづれに。

片付け3

2010-08-02 16:51:58 | 日々のノート

先日山梨県立博物館へ『昭和の暮らし』の企画展を見にいった。『三丁目の夕日』や『ゲゲゲの女房』を見ているので娘もその時代の背景をすんなり受け止められたようだった。

しばらくかかっていた片付け。燃えるごみの収集にあわせて少しずつ捨てていった。ハッピーセットのおもちゃ、古い布、ためておいた箱・・・どうしてそんなものまでというものから、悩んだ挙句いらないと判断したものまで。

私がちょうど昭和の時代を生きた(大げさ!)学生の頃、17歳までは信じられないくらいほどの狭い団地に住んでいた。6畳間が3つ、4畳半が1つのところ、その後は6畳2つ、4・5、3畳間がひとつずつにトイレと風呂が一緒なんていうところにも住んでいた。

でも家族が寝る場所は確保されていたし、押入れが1間しかなくてもそれなりにたいして不便もなく過ごしていたように思う。おそらく狭いがゆえに工夫をして(そうせざるを得なかったのだろうが)暮らし、代用できるものはそれで済ませ、ことあるごとにものを整理し、家族みんなで一緒に使うことでものを増やさなかったのだと思う。

引っ越すたびに広い家に住むようになった実家。あのときの何倍もの広さになったら自然と物が増えた。今の私もそうだ。結婚してしばらく団地に住んでいたころは『収納がない』『置き場所がない』ことで大きな買い物はあまりしなかった。なのに家を建て収納場所をたくさん作り広い家に住んだらたちまち物が増えた。収納があり、置き場所があるからだ。

嫌いな作業ではないけれど年中片付けに時間を費やすのは実にもったいないことではある。すっきりしていればちょっとの時間で済むんだろうに。必要かそうでないか買うべし。
そういって今日私はトーカイのセールが終わりそうなのを理由に布やファスナーや糸を買い込んだ。

すっきり暮らせるのはまだ少し時間がかかりそうである。