1918年5月15日(旧暦2日)
早朝、イルクーツク。特急列車から普通列車の一等席に乗り換えた。とはいえデンマーク使節団と相部屋のコンパートメントは、広いうえにかなり安い。すぐに絵のように美しいアンガラ川の岸辺すれすれに沿って進む。そこに沈んだ勇者たちの亡骸といえども、この川の冷たく澄みきった水を濁らせることはなかったのだ。しかし、思いがけなく現れた絶景は、アンガラ川河口近くで突然目の前に広がったバイカル湖だった。
陽を浴びて空色に輝き、どこまでも広く、残雪を頂く山々に抱かれたバイカルは魅惑的だった。
早朝、イルクーツク。特急列車から普通列車の一等席に乗り換えた。とはいえデンマーク使節団と相部屋のコンパートメントは、広いうえにかなり安い。すぐに絵のように美しいアンガラ川の岸辺すれすれに沿って進む。そこに沈んだ勇者たちの亡骸といえども、この川の冷たく澄みきった水を濁らせることはなかったのだ。しかし、思いがけなく現れた絶景は、アンガラ川河口近くで突然目の前に広がったバイカル湖だった。
陽を浴びて空色に輝き、どこまでも広く、残雪を頂く山々に抱かれたバイカルは魅惑的だった。
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