逆転一本

　何だか一つ前のエントリーが柔道批判みたいになってしまいましが、決してそんなことはなく、柔道自体の魅力は素晴らしいわけで…。

　ということで、女子52kg級の横澤由貴が魅せてくれました。優勢に進めていた試合、残り１分を切ったところで有効を先に取られ、時間はどんどんと経過。残り10数秒にしかけた背負いも、サボンのしなやかな体に阻まれ、あきらめかけた次の攻防。残り１秒、見事な袖つり込み腰で逆転一本！

　柔道の魅力は、最後まであきらめなければ逆転のチャンスがつねにそこにあるところ。横澤のあきらめない姿勢は、まさにその具現化だったと言えるでしょう。
　決勝も続けて、良い柔道を。

オリンピックのテレビ中継

　合わせるチャンネルが悪いのか、今日はソフトボールと野球と柔道しか見ていないような気が…。

　番組表では今日の15時半から自転車の男子ロードの録画放送とあったのですが、これって放送されたのかしらん？　途中からハイライトにチャンネルを合わせたので、結局見られませんでした。残念。

　テニスも卓球も始まってるんですよね。ヨットも。日本とは関係のないところで、ハンドボールだってやってるはずなんだけどなぁ。

　日本選手が活躍することは魅力の一つですけれど、それ以上にオリンピックの魅力は最高峰レベルのいろいろなスポーツが一同に会することだと思っているので、ぜひとも（特にBSでは）多様な中継をお願いしたいものです。

　だって、柔道なんて、再放送でもう４回ぐらい見たし…。

佐藤琢磨のチャンス

　オリンピックの話題ばかりですが、こっそりと（？）佐藤琢磨がハンガリーグランプリで予選３位に入っています。

佐藤が３位で決勝へ　Ｆ１ハンガリーＧＰ予選 (共同通信) - goo ニュース

　バトンの移籍騒動でチームがもめている中で、明日の決勝、佐藤が表彰台以上の結果を残すようであれば、彼の存在価値、意義がさらに高まることが考えられます。
　力があることは分かってる。でも思うように結果が伴わない。会社や学校、スポーツのチームなど、どんな組織にもそんな人はいますけれど、今年の佐藤琢磨もそんな感じの存在でした。
　しかし組織がトラブルにみまわれている際に力を発揮できれば、これまでの周囲の目、結果が伴わないことへの諦観も大きく変わってくるものです。

　明日の決勝は、これまでのレース以上に佐藤にはチャンスです。欧州人至上主義のF1界において、確固たる地位を築くことが期待されます。

　【オリンピック】
　女子サッカーは、決勝トーナメント進出は決定したようですね。ここで中５日の休養が取れるので、しっかりと英気を養い次につながるように願っています。

女子サッカー、自転車、水泳、ほか

　う～ん、女子サッカー残念。押し気味にゲームを戦っていたようには見えたのですが…。ナイジェリアのGKジジが素晴らしかったですね。
　おそらく決勝トーナメントには進めることと思いますので、次の試合は（ドイツ相手の可能性が高くなりましたが）、悔いの残らない試合で勝利を目指してもらいたいものです。

　しかし、今日の女子団体球技はソフトボール、ホッケー、バレー、バスケ、サッカーのすべてが敗戦と厄日ともいうべき結果となってしまいました。残念。バスケ、バレー、ホッケーは強豪国が相手でしたから、次は頭を切り替えていきましょう。

　海外勢では、自転車のロードでイタリアのパオロ・ベッティ－二が優勝。ゴール前スプリントのイメージはそれほどないのですが、終盤を二人で逃げて、最後スプリントを制したようですね。ツールの雪辱が期待されたウルリッヒは集団ゴール（多分）で19位。日本勢では田代が75人完走のうち、後方集団で57位、鈴木真理はリタイアしたようです。

　水泳では、メダルラッシュが注目される二人、マイクル・フェルプス（400メドレー）、イアン・ソープ（400フリー）が実力を見せつけるように優勝。とくにソープはこの種目、国内予選２位の選手に代表を譲られての出場だっただけにホッと一息でしょう。

野村＆谷

　谷亮子、野村忠宏、やりましたね。

　二人ともライバルには徹底的に研究されていたでしょうけれど、相手の体勢を見ながら冷静に対応しての見事な王座防衛。応援しているこちらもうれしくなります。

　谷亮子は、「田村亮子で金、谷亮子で金」のキャッチコピー通りの優勝。気は早いですけれど、北京では
　「独身で金、良き妻で金、そして母として金」となれば、もっと素晴らしいのですが…。

　何はともあれ、おめでとうございます。