log( )CFU たいすうきんすう

バイオ・微生物実験好きな管理人による、研究仕事、日常、実験技術や理科系ネタのブログ

水虫になった

2006-06-06 19:59:13 | 様々な微生物
手指に切り傷が耐えないspirillumです。お疲れ様です。


サイキンのオハナシのmoakoさんのところで、「もやしもん」(かわいいキャラの菌が見えるという農大学生の、すごくためになるコミック。使用している紙は再生紙。印刷しているインクは大豆インクなんてちょっとエコロジー。)の占いを紹介していたので試してみた。

あなたは
トリコフィートン・メンダグルフィテス[Trichophyton mentagrophytes]
です




・・・・・・・・・・・・・・水虫かよっ(T_T)


くそう。よりによって白癬菌とは・・・・やるな、私(笑

なになに・・・・

「あなたは、自分だけの王道楽土を築くのが夢です。それは茨の道ですが、あなたは決してくじけません。粘り強く積み上げていけば、いつか野望は果たされるでしょう。」


なるほど、粘り強くわがままを通す奴なんだね。

なるほど。



・・・・・・否定できません。orz

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


せっかくなので、トリコフィートン・メンダグルフィテス[Trichophyton mentagrophytes] について少し学術的情報を調べてみた。
(by「標準微生物学第9版」医学書院、p352-p353)

メンタグルさんは表在性真菌症(表皮・表層にとどまる真菌症)の原因菌。
症例全体の10~30%はメンタグルさん。ちなみに1位(60~80%)はT.rubrumさん。
本来は動物寄生真菌で、人畜共通感染症。

確か前にも水虫について記事にしたことがあるような気がします。
そのとき確か、24時間以内に皮膚を洗えば殆どが感染しないで落ちるとかなんとかデータを発見したんです。
なので、放置の時間が24時間以上、長ければ長いほどすれば、皮膚の角質層を分解して中に入り込める隙を与えるのだと思われます。
24時間かかっても角質は分解できないんだろうなぁ。
確かに粘り強くないと感染は出来ないでしょうね。


ガンバロ~っと。(?)