log( )CFU たいすうきんすう

バイオ・微生物実験好きな管理人による、研究仕事、日常、実験技術や理科系ネタのブログ

次世代燃料が日本海に

2006-02-21 19:37:38 | 様々な微生物

先日次世代燃料を作る未知微生物 16srRNA系統図とは? で、
「メタンハイドレード」という次世代燃料を微生物が生成している可能性がある、という話をブログで記事にしましたが、
このメタンハイドレード、日本海に大量に眠っているらしいです。
メタンハイドレードは凍ってるのに燃える不思議な物質。
これを微生物が生成しているというのですから、なかなか未知の微生物はやりますな。
日本海には沢山の未知な微生物が眠って(生きて?)いるかも。
わくわくしますね。

“燃える氷”巨大なガス田、新潟沖に?…日本近海で初 (読売新聞) - goo ニュース

東京大学、海洋研究開発機構などの研究チームは20日、高密度のメタンガスが氷に閉じ込められ、“燃える氷”と呼ばれる「メタンハイドレート」が、新潟県上越市沖の日本海海底深部に、深さ100メートルの柱状に存在していると発表した。
 メタンハイドレートの一部は海底に露出しており、研究チームは、その規模から、海底下深部に巨大な天然ガス田があるとみている。

 メタンハイドレートが海底まで露出した例は、メキシコ湾、カナダ・バンクーバー沖などであるが、日本近海で見つかったのは初めて。

 研究チームは、魚群探査機によって、気泡として浮上するメタンガスの濃度が濃い位置を特定。上越市の直江津港北西約30キロの海域(深さ900メートル)を中心に、無人潜水艇で調査した結果、メタンハイドレートが海底面に幅100~200メートルにわたって点在していることを2か所で確認した。

 さらに、メタンハイドレートの露出した海底を、同機構の海洋調査船「かいよう」の短い鉄パイプで掘削したところ、最長で2・6メートルのメタンハイドレートが採取できた。

 メタンハイドレートが存在する海底は、他の海底に比べ電気抵抗が著しく高いことが知られる。メタンハイドレートを採取した下部にも、メタンハイドレートと同じ電気抵抗を示す物質が深さ100メートルまで続いていることもわかった。