9月8日 フェリーは19時間ほどの航海を経て、苫小牧港へ向かっています。
フェリーのデッキから、樽前山を背にした苫小牧の街が見えてきました。
フェリーは定時に着岸しましたが、タラップの設置などに時間を要し、14時頃の下船となりました。
今日は以前から気になっていた、北海道大学苫小牧研究林を訪ねることにしました。
北海道大学の苫小牧研究林は明治37年に農学部の研究林として創設され、苫小牧市民のオアシスとして親しまれています。
私はここ数年、草花から樹木へと興味の対象を広げ、この場所も一度は訪ねてみたいと考えていました。
ホームページで研究林の場所は確認していましたが、地図を持たなかったので、高丘森林公園辺りに迷い込み、研究林に着く頃には、雲が空を広く覆い、上空から時折の水滴を感じるようになっていました。
研究管理棟へと続く道の周囲には緑豊かな森が広がり、
舗装道路に沿った木立の中に、幌内川が清透る流れをつないでいます。
流れを留める池の畔で、野菊が静かに目を誘っていました。
管理棟の横に山草園が設けられ、
「ご自由にお休み下さい」と表示されたログハウスに入って見ると、壁一面に小鳥達の写真などが掲げられていました。
管理棟裏の池で、清流に棲む魚の影を見た気がしました。
資料館横の樹木園の木々には名札が付けられていました。
今度来る時は潤沢な時間を準備して、再びまた訪ねてみたいと思わせる北大苫小牧研究林でした。
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