音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

小林幸子~雪椿  母の優しさと強さ

2010年12月30日 | 音楽徒然

先日、台所でラジオを聞いていると、小林幸子の「雪椿」が流れてきた。

歌詞をじっくり聞きながら聴いていると、涙が止まらなくなった。

自分の母も年老いてきて、自分自身も子育てをして、そうして年齢を重ねた今、聴いたものだから。

 
  やさしさと かいしょの無さが 裏と表についている

  そんな男に 惚れたのだから  私がそのぶん頑張りますと・・・


いまどき、こんな女房がいるのかなあ、と思いつつ。


  まるで苦労を楽しむように 寝顔を誰にも見せないあなた・・


  つらくても我慢をすれば きっときますよ春の日が

  いのち投げ捨て育ててくれた あなたの口癖 あなたの涙

  子供心に香りを残す 花は越後の 花は越後の 雪椿



母親というものは、ほんとに慈愛に溢れて大きな存在なのだと思う。

小林幸子の「雪椿」をきいて、さめざめと泣いて、なんか、心が洗われたような気がした。

若い母親の荒んだ報道に、気分が悪くなっていた昨今だったが、「雪椿」のような毅然と優しい母もいたんだ、と思うと、心が和む気がした。

自分の中での演歌ベストテンというのが有る。これまで長年一位だったのは、石川さゆり の「津軽海峡冬景色」だった。

しかし自分も年齢を重ね、子育てもやってくると、「雪椿」が一位の座に取って代わった。

昨日は鼻歌で「雪椿」をずっと歌っていた。

この曲は高齢者施設でもよく、しの笛で演奏する。高齢者の皆さんのほうが、よく知っておられるくらいだ。


 小林幸子 「雪椿」
 http://www.youtube.com/watch?v=TrOGJ5dFgI8

 

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